食品のカラクリシリーズ 焼肉・ステーキチェーン店2/食肉
焼肉・ステーキチェーン店と回転寿司店の怖い共通体質2
店のメニューは加工食品・冷凍食品化、食品添加物に頼る体質
写真は本物肉
■共通3/店のメニューは加工食品化・冷凍食品化の延長上にある体質
怖い共通体質の3つ目は、自社工場や中国で調理や加工を全て済ませた~言わば加工食品・冷凍食品化されたものを店で出すことです。回転寿司店・ステーキ店・焼肉店に限らず、ファミレス・居酒屋、数々の飲食チェーン店では、店で解凍するだけ・焼くだけ・“チンするだけのメニュー”が蔓延っています。
前号のように、回転寿司店では店で魚を捌くことはしません。冷凍ネタ・シャリも業者から仕入れ、解凍してシャリに乗せるだけです。チェーン店の多くが飲食店とは名ばかりで、加工品や冷凍品をその場で温めて、皿に盛るだけの“チン食”に過ぎません。あるチェーン店の社長は、店のスタッフを最小にして安さでお客に還元しているというコメントがありました。でもチョット、感覚がずれていないでしょうか。これではせっかくお店に行っても、自宅の冷蔵庫の加工食品を食わされているのと同じです。だから少人数にできるのです。
お客様は、その店で、鮮度がよい食材を使い、しっかりその場で調理された料理が食べたいのです。安さだけを求めて安易な加工食品のような食事や質の悪い食材を食べていると、味覚や栄養バランスに欠け身体を悪くします。画一的な加工食品を出すチェーン店から、少しずつ遠ざかりませんか?
■共通4/有名店や人気シェフの味も宮殿工場?の食品添加物体質
怖い共通体質の最後は、回転寿司のネタとシャリ・焼肉店・ステーキ店に限らず、様々な外食チェーン店のメニューは、“化学物質”で味付けされたものです。“ウマ!”と思っても、所詮、食品添加物の味です。本来なら板前・シェフの腕前や食材管理が味(旨さ)を決めるものですが、店の利益のために食品添加物に任せたままなのです。何度も申し上げるように回転寿司の生ネタでさえ、味の素(グルタミン酸ナトリウム)・着色料、中には保存料さえ塗られています。
ところでTV/CMの“宮殿”が有名な焼肉ダレのメーカーは、本社工場が宮殿の形になっており、工場の前で撮影したそうです。焼肉ダレは“仮の姿”で、売上の大半が、契約社数10万店以上、全国の有名チェーン店・ファミレス・一般飲食店への食品添加物の売上なのです。社長は、各店からどんな味の依頼があっても希望の味を作れないものはなく、すぐに添加物の“ブレンド液”を納入すると豪語します。有名店・人気店や人気シェフの味も、本当は我社の味と悪びれることもなく鼻高々でした。
今や多くのシェフや板前の腕ではなく、食品添加物の味~頼みの綱なのです。将来を担う若い方の身体に、悪い食材を使い、それを補うために過剰な食品添加物をぶち込むのはやめて欲しいものです。
前号/焼肉・ステーキチェーン店と回転寿司店の怖い共通体質1