食品のカラクリと暮らしの裏側

食品の安全・安心が総崩れ、また政治・社会の矛盾や理不尽さも増大
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獲れ立ての秋刀魚よりコストのために去年の冷凍パックを解凍/回転寿司・偽装魚の実態

2019年05月14日 | ヒカリ・魚卵・海老蟹
Ngisougyojittaitp

偽装魚の実態シリーズ ヒカリ物の偽装 秋刀魚(さんま)の憂慮すべき実態
偽装漁獲年 1年前の冷凍物
獲れ立ての秋刀魚よりコストのために去年の冷凍パックを解凍
一部スーパーの秋刀魚は猛毒の二酸化塩素の鮮度保持剤が

Sanma

■獲れ立てより去年の冷凍パックを出す非常識さとご都合主義
Bk_blackminip 秋刀魚には、偽装魚はありません。しかし競合が厳しい地域の回転寿司店は、安い秋刀魚といえども、昨年獲れた冷凍の秋刀魚を使っている恐れがあります。回転寿司店の多くが人件費や板前を少なくしてコストダウンを計っているため、できるだけ店で魚をさばかずに切身の冷凍パックを使うのです。

Bk_blackminip 豊漁の秋刀魚を、一旦、水産専門業者が寿司ネタサイズに調理、冷凍真空パックにして回転寿司店に納めるのです。お店では、それを解凍するだけです。新鮮・獲れ立ての秋刀魚がそこら中にあっても、店の経営のためには目もくれず、業者が前年に売り残した安い冷凍秋刀魚を敢えて使うのです。実に、お客をバカにしていると思います。

Bk_blackminip 秋刀魚は原価が低いものと見透かされるので、“蒲焼”にして付加価値を付けて高く売る店が多くなっています。しかしこれが曲者で、醤油・砂糖の他に、ブドウ糖果糖・水飴・増粘多糖類・着色料・化学調味料などを加えたものを中国で調理し、冷凍輸入されます。身肉が厚くボリュームがありそうに見えても、いくつもの糖類や膨張剤を使って“着膨れ”させているに過ぎません。焼いたりそのまま刺身で食べるから“優秀な青魚”の秋刀魚も、これではあまり健康的ではありません。

■一部のスーパーの秋刀魚は危険な漂白剤で日持ちさせる
Bk_greyminip 次に一部のスーパーでは、新鮮な秋刀魚にもかかわらず、鮮度保持剤が使われている恐れがあります。鮮度保持剤として使われるのは危険な猛毒の二酸化塩素で、いわゆる漂白剤のことです。最近では、新型鳥インフルエンザ対策で使われる消毒液や消臭・除菌、野菜の洗浄などにも及びます。

Bk_greyminip 秋刀魚は足が早いので、スーパーなどは短時間に売り切らなければ廃棄しなくてはならず、こうした薬に手を出す輩が現われるのです。また一部の飲食店では、殺菌海水・無菌海水と呼ばれるものを使った、10倍もの価格の“ブランド秋刀魚”が人気があります。そもそも新鮮な秋刀魚に対して、儲け主義のために不必要に手を加えた秋刀魚はご遠慮したいものです。

Bk_greyminip ご存じのように秋刀魚などの青魚は、貴重なタンパク源だけでなく、脳の働きを活性化するDHA(ドコサヘキサエン酸)、血管の病気予防をするEPA(エイコサペンタエン酸)がたっぷり含まれています。何も回転寿司店で古い秋刀魚を食べなくても、スーパーなどで新鮮・獲れ立て・旬の秋刀魚が、安く・いくらでも食べられます。健康的な庶民の魚・秋刀魚などの青魚を食べましょう。

■本物・秋刀魚のミニ情報/大半が獲られずに海で死ぬ
Mgtotomonip 本物の秋刀魚は、明かりに集まる習性から夏から冬の初めに漁船の集魚灯を照らし漁獲します。今の漁業の実態が、資源が豊かな秋刀魚を獲らずに、枯渇が目前でも高くて儲かる真鰯や高級魚ばかりを獲る矛盾した実態なのです。

Mgtotomonip 秋刀魚の存在資源は、日本近海で80万トン、太平洋を含めば400~800万トンもあると言われています。でも秋刀魚の漁獲量は、年間たった20~30万トン程度です。豊富な秋刀魚も、残りは獲られずに命尽きて死ぬだけなのです。何とも、もったいない話です。昨今は日本人があまり秋刀魚を食べない、燃料費が高く獲りに行かない(行けない)ことから、中国・台湾船が日本近くの公海に大挙しています。

Linehikari Pointmining
回転寿司店を始め激安居酒屋・弁当チェーン・ファストフード店・惣菜店など
の安さの秘密は、こういう魚やネタを使っているからです。
偽装魚とは、本物魚の味や食感に似た外国の別種魚や深海魚のことです。


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