食品のカラクリと暮らしの裏側

食品の安全・安心が総崩れ、また政治・社会の矛盾や理不尽さも増大
暮らしの裏側の酷さやまやかし、危険性・不健全さに迫る!

鯵ぐらい日本近海のものを食べたくても亜熱帯やヨーロッパ産の冷凍鯵/回転寿司・偽装魚の実態

2019年05月16日 | ヒカリ・魚卵・海老蟹
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偽装魚の実態シリーズ ヒカリ物の偽装 真鯵(まあじ)
偽装魚名 アカアジ・チリマアジ・ヨーロッパの鯵
鯵ぐらい日本近海のものを食べたくても亜熱帯やヨーロッパ産の冷凍鯵
観光名物・沼津の鯵の干物もほとんどが外国産なので騙されないように

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■回転寿司店で大分・関あじが売られていたら絶対ニセモノ
Bk_blackminip お品書きに日本近海の真鯵と書いてあっても、回転寿司店では良くてアカアジです。あるいは南太平洋からニュージーランドまでの赤道以南の広い水域に分布する亜熱帯のチリマアジ、東シナ海やヨーロッパ産の低コストの冷凍鯵を使っています。

Bk_blackminip アカアジは、東シナ海のものです。真鯵に似ていますが鰭(ひれ)が赤く、肉質が軟らかいので味は真鯵に比べて歴然としています。庶民的な鯵ぐらい日本近海のものを食べたいと思うのですが、回転寿司店では低コストを求めるため、味が劣る鯵をわざわざ海外から輸入するのです。

Bk_blackminip 「関あじ」は、関さばと同様に豊後水道・大分市佐賀関で釣り上げる高級品です。こんな調子なので、回転寿司店のお品書きに関あじがあったら、絶対、ニセモノです。これらも先程の鯵も中国で食品添加物を塗して、調理・加工された鯵を輸入します。

■沼津に限らず全国的に鯵の干物の7割が外国魚
Bk_greyminip 鯵の干物は、4割が沼津で生産されています。沼津の鯵の干物は真鯵のイメージを感じさせますが、これらも海外魚や全くの別種魚が多いのです。全国的にみても、鯵の干物の7割が外国魚です。従って沼津産の鯵の干物と表示されても、騙されてはいけません。

Bk_greyminip ところで国内産の魚の原産地表示は、漁獲された水域(例えば銚子沖など)を表示します。しかし“どこで獲れたか判断できない”場合は、原産地は水揚げされた港名でもよいのです。従ってどこの海で獲れたか都合よく?忘れてしまい、高く売れる沼津港で水揚げする漁船が少なくないのです。その鯵を加工して、「沼津産」と表示してしまいます。

Bk_greyminip 沼津で売られている鯵のうち、本当に沼津・駿河湾で獲れた鯵は少ないでしょう。もう1つ、干物といっても天日干しされておらず、ほとんどが食品添加物で加工されます。鯵のカラクリを知れば、現地で鯵を食べる時もお土産の鯵の干物も有りがたみを感じないでしょう。

■本物・真鯵のミニ情報/あなたは酢締め、それとも生が好きですか?
Mgtotomonip 本物の真鯵は、数百から数千の群れをつくる魚で、日本近海・北海道から南シナ海までに分布します。体長は20~40cm程度、巻き網や定置網で漁獲されます。

Mgtotomonip 古くから、江戸前の代表的なヒカリ物です。昔の寿司ネタは保存を考え必ず酢締めにしていましたが、最近は生で握る店が多くなりました。一般的には酢絞めは山葵(わさび)、生は生姜を用います。また、タタキで食すことも多くなりました。有名店の鯵の押し寿司、客の8割が注文するある店のアジフライ定食もいけますね。

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回転寿司店を始め激安居酒屋・弁当チェーン・ファストフード店・惣菜店など
の安さの秘密は、こういう魚やネタを使っているからです。
偽装魚とは、本物魚の味や食感に似た外国の別種魚や深海魚のことです。


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