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三原じゅん子議員の「恥を知れ!」国会発言・ここまで落ちた自民党の質/少数派

2019年06月30日 | 政治情勢1
Ns170minoritytp 少数派シリーズ/政治情勢
三原じゅん子議員の「恥を知れ!」国会発言・ここまで落ちた自民党の質

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■国会は相手を罵らず理路整然と自己の主張を述べる場です
2019年6月、参議院本会議、野党4会派が提出した安倍首相問責決議案の討論で、自民党・三原じゅん子議員の反対発言に強く憤りを感じた次第です。発言の一部を紹介すると、「~安倍総理に感謝こそすれ、問責決議案を提出するなどまったくの常識はずれ、愚か者の所業とのそしりは免れません! 野党の皆さん、もう一度、あらためて申し上げます。恥を知りなさい!」。文章ではニュアンスが伝わりにくいが、実際の口調はまさしくヒトラーのような独裁者、北朝鮮トップ、あるいは戦前の軍部を思い出させる発言トーンでした。投稿者の政治的相違から物を言っているのではなく、あまりにも国会議員の劣化に驚いたからです。

このような調子だったので、やはりネトウヨ思想者が多いネット上では賛同の声が寄せられていました。しかし街の声・新聞論評では批判・不快を表す意見が多数だったと思えます。国会は、酷い言葉で個人攻撃をする場ではないのです。与党の立場で、正々堂々・理路整然と問責決議反対の理由を述べる場です。与党、野党の立場の違いさえあれ、節度ある論議に努めるべきです。三原議員は、何を勘違いしているのでしょうか。未だに、3年B組の“リンチ癖”が直らないのですね(笑)。安倍首相が、事あるごとに「民主党時代は悪夢」と罵り、普段から乱暴な言葉や態度を示すことから、自民党議員もやたら下品・低劣な発言が急増したと判断します。

■三原議員は今でも戦前の戦争推進の言葉を国会で述べるバリバリ右翼思想者
過去にも三原議員が発した「八紘一宇」(はっこういちう)の言葉が気になり、詳しく調べたところ2015年・予算委員会の発言でした。第二次世界大戦中、日本の中国・東南アジアへの侵略を正当化するスローガンとして用いられた言葉です。元々は違う意味(日本書紀)だという方もいますが、戦前、軍部が戦争を推し進めるために使われたフレーズなのは否めません。それを持ち出し、今時使うなど、時代感覚・言語感覚のなさに呆れます。考えてみれば、日本会議国会議員懇談会・神道政治連盟国会議員懇談会・みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会に所属している、いわばバリバリの「右翼思想者」です。だからこそ同胞の安倍首相を過剰までに持ち上げ、あるいは憚りもなく右翼思想発言を国会でばら撒いているんです。この思想も、“昔の授業”で知ったのでしょうか(苦)。

改憲、戦争をする自衛隊を目指す、沖縄を踏みにじるこの政党の主張には、日本の未来はないでしょう。ところで6/23の沖縄慰霊の日、挨拶に立った安倍首相に、会場の各所から「帰れ!」 「嘘つき」などの激しいヤジ・怒号が浴びせられました。前年とほとんど変わらない空疎な文内容に加え、民意に背を向ける安倍首相に怒りが増したのでしょう。そのヤジが何とNHKの生放送でバッチリと捉えられ、全国に流されたのです(注:音声担当のミス?)。さて結論として、右傾化、戦争をしたがる、低俗化する国会議員が蔓延るのは、それらを選ぶ選挙民の劣化、無関心が元凶であることは言うまでもありません。低俗劣化議員を嘆く前に、そんな議員を選んだ選挙民に責任があると言いたい。

:普通、TV中継する場合、メインのマイク音声を強調しサブマイクで取る会場聴衆の音声はかなり抑えられます。従ってTVで聴く音声と、現場で聞こえる音声とは相当違うのです。ヤジ・怒号がTV受像機でもしっかり聞こえたのは、音声担当の単純ミスか? アベチャンネルと批判・揶揄されるNHKに対し、職員のささやかな抵抗か? アベソンタクTV・NHKの幹部は、どちらの理由にせよ厳しく叱責するでしょう。しかし現場の真実を伝えるのが、メディアの役目です。NHK労組・関係メディア労連で、職員のフォローを願います。

Ntopkeiji

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