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松尾貴史コラム・老後2000万円不足報告書の受け取り拒否は「選挙に怯えて」/少数派

2019年07月01日 | 改悪進む社会保障
Ns170minoritytp 少数派シリーズ/改悪進む社会保障
松尾貴史コラム・老後2000万円不足報告書の受け取り拒否は「選挙に怯えて」

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■国民全体が老後を考え直す良い機会なのにそれさえも安倍政権は隠蔽した
投稿者の前説/金融庁・審議会の報告書は、「公的年金では老後2000万円が足りない、投資で資産作りを」としている。当該の麻生金融担当大臣は報告書の受け取りを拒否し、安倍首相や自民党幹部も「報告書はなかったことにする」と躍起になっている。要は“貧しい年金”が明らかになったことで、「不都合な真実」を隠蔽しようとしているのだ。審議会の報告書は、そもそも過去に打ち出された公的年金の削減と投資の活用という政府・自民党の方針を、正直になぞったもの。にも関わらず都合が悪くなると金融庁に責任転嫁、慌てて否定して国民を欺く。元を言えば、年金などの社会保障費を大幅に削り、米国の言いなりに防衛費を急拡大してきたツケが表れている。安倍政権が「選挙に怯えている」なら、国民は余計に、老後や年金の足りなさの真実を糾す投票選択をすべきだ。

注意しなくてはならないことは、厚生年金を受給している“恵まれた人”でも2000万円が足りないことだ。国民年金だけの人、年金制度が崩壊するとの妄想を真に受けて国民年金すら払ってない若者、退職金がない非正規労働者は、定年・リタイヤ後は、丸々、老後資金が不足する。国民全体が老後を考え家計を見直す良い機会なのに、それさえも安倍政権は封印した。この局面に本当の政治家は国民の将来を考えることであって、安倍政権は目の前の参院選のことばかりを考えている。こうした安倍政権の隠蔽・封印に惑わされず、私達は自分の将来を考える正念場に来ている。選挙後には、トランプ大統領が日本に“お願い事”(無理難題→多額の予算を使う)をすることが明確になっている。10月には消費税アップ、年内にはオリンピック施設が完成(工事がなくなり)、米中貿易戦争などの要因で不況が待っている。ますます、社会保障が削られていくことを認識すべき。

「松尾貴史のちょっと違和感」コラムから抜粋
毎日新聞の日曜版、「松尾貴史のちょっと違和感」というコラムから抜粋した記事をご紹介します。最近のコラムニストも忖度記事が多い中、松尾氏は臆することなく痛快な文章に共感します。
*タイトル付け、文章の省略化は投稿者によるものです。

 ↓ ↓ ▽松尾貴史氏のコラム

■政府に都合の良い数字や調査結果しか受け取らないことが助長される
そもそも「年金100年安心」とは、うさん臭いスローガンだとは思っていたが、馬脚を現してしまったようだ。麻生太郎副総理兼金融担当大臣が、夫婦の老後資金として公的年金以外に、「30年間で2000万円が必要」という試算を盛り込んだ、金融庁の審議会に設置されたワーキンググループの報告書について、「政府のスタンスと異なる。正式な報告書として受け取れない。」などと言い出した。この調査報告が、「世間に著しい不安や誤解を与える」とも言っている。

専門家が集まって結論としてまとめたものを、政府のスタンスと違うからと拒否するのは不可解、というよりも「政府に都合の良い数字や調査結果しか受け取らない」というご都合主義的な判断の仕方は、それ自体が世間に著しい不安と不信を与えるばかりではないか。この政権は、自分たちの立場とずれたものを認めないという姿勢をいろいろなところを露呈させているけれど、労働統計の捏造(ねつぞう)や改ざんのような忖度がないと撤回させるというのだろうか。

(麻生大臣は報告書が出される直前には) 「100歳まで生きることを前提で退職金を計算したことあるか?」 「そういったものをきちんと考えておかんといかんのです」と得意げに語っていたが、騒がれて始めて急に(受け取らない)態度になったこと自体が、笑えないが滑稽である。報告書の受け取り拒否は異例だが、これは選挙目当てでしかないことは明白だろう。選挙が済んだらホイホイと受け取るかもしれない。「スタンスと異なる」と言っても事実が変わるわけではない。

■安倍首相は逃げずに正々堂々と野党その他と議論をするべきだ
そして、この「年金以外に2000万円用意しておけ」という言い草は、庶民の頭に牢記(*投稿者補足/ろうき=しっかりと記憶されること)された。選挙までの1、2カ月では払拭できないだろうし、十二分に批判を甘んじて受けるべきことには違いない。逆に、少しでも事実が知らされることになって、国民にとっては怪我の功名となるかもしれない。この報告書には、年金の給付額が調整(減額)されていくことや、賃金や退職金の減額、景気の停滞など、政権にとって都合の悪いことが書かれている。「参議院選挙が近いというのに、何を出してくるのだ」と言わんばかりの対応だ。

そんな国民に対して、やっているフリ、できているフリをしてまっとうな議論を避けて八百長的な選挙をしたいのだろうか。あらゆる判断材料を提示して、正々堂々と野党その他と議論をするべきではないのか。さて、その麻生氏の資金管理団体の政治資金収支報告書では、高級すし店や銀座の高級クラブなどへの支出が、2017年は2019万円となっている。国民の多くが「(2000万円もの)そんな金、ためられるかよ」と憤る額を、1年間に「会合」として大盤振る舞いしているという、時代劇も真っ青な現象だ」。
*以下、省略・・・

Sankoub
政治資金使って閣僚ら飲食三昧、麻生大臣は高級クラブ1回108万円の店も
年金を納めず貯蓄をしない若者は「60/40の法則」によって老後が破滅
 ◇人生は20歳から40年間分の収入で60年間を生きなければならない

Ntopkeiji

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