食品のカラクリと暮らしの裏側

食品の安全・安心が総崩れ、また政治・社会の矛盾や理不尽さも増大
暮らしの裏側の酷さやまやかし、危険性・不健全さに迫る!

江戸しぐさ第14話・大人しぐさ(教育1)/大人を真似て態度を身に付けさせる

2023年09月15日 | 江戸しぐさ
Edotp 江戸しぐさシリーズ第14話
大人しぐさ4(教育1)/大人を真似て態度を身に付けさせる

Le148943509 木造校舎

■大人しぐさ4・教育(1)大人を真似て態度を身に付けさせる
江戸では、知識を頭で理解させるのではなく、大人や先輩のすることを見様見真似で学び取り、身体で覚えさせるようにしました。手取り、足取り、口移しで学んでいきます。中でも重要なことは、寺子屋の「養育方針」です。寺子屋というと“読み・書き・そろばん”と思われがちですが、「見る・聞く・話す」ことに重点が置かれました。左脳よりも右脳、IQよりEQです。

*注 【EQ】 educational quotient
仕事への取り組み姿勢や人間関係への関心の度合いなどを、感情という視点から測定する指数。「心の知能指数」と言い、自分の感情を認識し、自制する能力、他者を共感的に理解する能力などをあげています。

入学(塾)式は6歳の旧暦の6月6日、真夏の土用、親の商売が比較的暇な時期に、父母同伴で行なわれました。面白いことに式は入塾の試験を兼ねており、試験の基準が一刻(2時間)師匠の話を居眠りしていても、じっと聞いていられるかどうかでした。寺子屋が現在の学校と大きく違うことは、「受容」と「自発」を大事にしたことです。

▽不粋オヤジの独りゴト
純真無垢な子供ゆえに躾が大事で、それを教えずに知識ばかりを教えことが人格形成の原点と思っている親こそが間違いの元でしょう。今時の親は、可能性が無限大にある我が子には、親の考えを押し付けないことが教育と考えています。しかし基本的な躾と、親の無理強いとを混同しています。言い古された言葉で、何事も「鉄は熱いうちに打て」が重要です。優しさだけが、子に対する愛情ではありません。かつて厳しかったこのオヤジも、今は子供になめられています。トホホ・・・

江戸しぐさは偽史であり昭和の時代に創作されたことが、多くの専門家や研究者に
よって明らかにされています。

Odayakatoptp

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