食品のカラクリと暮らしの裏側

食品の安全・安心が総崩れ、また政治・社会の矛盾や理不尽さも増大
暮らしの裏側の酷さやまやかし、危険性・不健全さに迫る!

江戸しぐさ第10話・片目出し/事故を避ける江戸の道路交通マナー

2023年02月20日 | 江戸しぐさ
Edotp 江戸しぐさシリーズ第10話
片目出し/事故を避ける江戸の道路交通マナー

Le105986002

■片目出し
江戸の町屋は、玄関を開けたらすぐそこは道です。だから家から外へ出る時は、勢いよく出ることは憚られました。江戸は左側通行でしたので、戸を横に開けたらまず顔を出して、右を見て左を見ます。こうして通行がないことを確かめてから、一歩踏み出すことを「片目だし」と言います。

このしぐさは子供の頃から厳しく叩き込まれていたので、左右を見ずに飛び出す子はいなかったと言われています。本人や家族のためだけでなく、人様には迷惑を掛けない配慮、思いやりからでもあります。

▽不粋オヤジの独りゴト
「片目だし」と聞き、このオヤジはてっきり女性への“ウインク”のマナーかと思いました。さて我が家は下町なので、結構、細い道があります。片目だしなどとあらためていうまでもなく、幼い頃からいきなり飛び出すと危ないことを親から躾られていました。

昔は家の前の道が、最高の子供の遊び場でしたね。でも最近は、車やバイクに絶好の抜け道として使われたり、公園も犯罪や変質者が出没し、外で遊ぶ子供はほとんどいません。大人の無責任・身勝手さから、今の子供が気の毒でなりません。

●真面目なミニ情報
「片」が付く言葉の中で、現在ではハンドを示し日常よく使う“片O落ち”は、差別用語に入るので使ってはいけません。「片落ち」と言わなければならないそうです。その他にも、職場で部下を信用してハンコを押す「メ○ラ判」、あるいは「ツ○ボ桟敷」も厳禁です。TV局側も、「ただ今、不適切な表現がありました」とお詫びアナウンスしても、どこが不適切か言えない矛盾があるようです。

江戸しぐさは偽史であり昭和の時代に創作されたことが、多くの専門家や研究者に
よって明らかにされています。

Odayakatoptp

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 知床観光船沈没事故9・検証◇... | トップ | 毎日ことば|挙動・八面玲瓏... »
最新の画像もっと見る

江戸しぐさ」カテゴリの最新記事