回転寿司の真相シリーズ230皿目 第2部/マグロの赤身・ネギトロ編
ROUND13 ネギトロは命を縮めるので絶対食べるな
業務用インチキネギトロも成形肉も食衛法で堂々と認められている
インチキな業務用ネギトロは、法律的にどう位置付けされているのでしょうか? 食品衛生法(JAS法)は、「原料原産地表示」の中で油脂を塗したネギトロを、何と“公認”しています。項目の「調味した魚介類及び海藻類」に、「食用油脂を加えたまぐろの剥き身(ねぎとろ)」と堂々と書いてあります。これは国として、不健全なインチキ業務用ネギトロにお墨付きを与え認めていることです。消費者を騙していても、偽装ネギトロの作り方が、同法に「合法」として明記されていることに愕然とします。
こういうことが許されていることから、水産加工業者の多くが付け上がるのです。業務用ネギトロは、マグロのクズ身や端肉に留まらずどんどんと白身魚も混ぜ込み、さらには油脂や着色剤を加えていきます。回転寿司店も、分かっていながら仕入れます。インチキネギトロを知らない消費者が悪いのでしょうか? いや、けっしてそんなことはなく、国の行政は消費者より業者側の立場を取り、抜け道だらけの表示を認めているからです。
刺身や鮮魚の魚介類には、食品添加物の使用は認められていません。しかし握り寿司・ちらし寿司はシャリ(米飯)と“合体”させることによって「加工食品」に、マグロの刺身も烏賊(いか)などの盛合せにすると「加工食品」になる、おかしなルールが存在します。問題は「加工食品」扱いすることによって、“堂々”と植物油やラード・食品添加物とを混ぜて作ることができます。従って回転寿司などのネタ・シャリは、油脂や食品添加物だらけなことをご認識下さい。
激安ステーキ店・激安焼き肉店などの「成形肉」も、同様に「合挽肉・その他異種混合した食肉」の項目に記載されています。これも法律で、インチキな成形肉を認めています。成形肉は、1枚の健全な肉ではありません。廃牛の堅い肉、余った端肉に別牛の牛脂や油脂、多くの食品添加物を混ぜ込み結着させた(固めた)肉です。言わば“廃牛の肉・端肉の集合体”のようなもので、それらが激安店のステーキ肉・焼肉なのです。こんな業務用ネギトロや成形肉は、食べてはいけません。
食品のカラクリシリーズ(詳しい内容)
スーパーの刺身1点盛りと刺身盛り合わせとでは品質・健康面で全く別物
注射器のような100本の針を射ち込んで作る成形肉の霜降り肉
酷い実態は全ての回転寿司店を示すものではありませんが
多くの店で横行しているのも事実です。