食品のカラクリと暮らしの裏側

食品の安全・安心が総崩れ、また政治・社会の矛盾や理不尽さも増大
暮らしの裏側の酷さやまやかし、危険性・不健全さに迫る!

豊富な秋刀魚は獲られず命尽きて死ぬことを待つより魚粉に活用を/魚を大事にしない日本人R4-6

2013年06月06日 | 高級魚・ファストフィッシュ
Fishfftp

魚を大事にしない日本人シリーズ R4-6
ROUND4 秋刀魚は頭に良いのか&ファストフィッシュって何?
Part1 秋刀魚を食べよう・冷凍物も美味しい
豊富な秋刀魚は獲られず命尽きて死ぬことを待つより魚粉に活用を

F566175314 秋刀魚の味噌焼き

漁業の実態は、資源が豊かな秋刀魚を獲らずに枯渇している真鰯(いわし)や高級魚ばかりを獲っていることです。秋刀魚の資源は、日本近海で80万トン、太平洋を含めば400~800万トンもあると言われています。でも漁獲量は、年間たった20~30万トン程度です。中国や台湾に、獲られ放題です。残りは命尽きて死ぬだけ(寿命は1年程度)なのです。儲からないから獲らない理屈は分からなくはないものの、安い庶民的な秋刀魚でも経営が上手くいく根本的な漁業政策が求められます。

一方、“絶滅寸前”の真鰯を獲ることに血眼です。高価格販売できる鰯のことしか考えていない、水産関係者の思惑があるのです。かつて鰯は450万トン以上も漁獲量がありましたが、現在では1/100の数万トンしか獲れません。鰯の激減化は、気候変動はあっても乱獲・水産業者の儲け主体の要因が顕著化しています。

貴重な鰯や真鯖(さば)を養殖魚の餌にしたり、チリなどから魚粉を輸入しています。実に、無駄な使い方です。赤道を通過する魚粉には、発火しないように国際規格で抗酸化剤のエトキシキンを加えねばなりません。エトキシキンは、発ガン性が指摘されます。それよりも豊富な秋刀魚を魚粉にすれば、効率や消費者の安全のために良いのです。

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