食品のカラクリと暮らしの裏側

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電車運転士に忍び寄る運転中の熱中症「水が飲みづらい」~乗客クレームが原因/少数派

2019年08月06日 | 環境・気象・暦
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電車運転士に忍び寄る運転中の熱中症「水が飲みづらい」~乗客クレームが原因

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山手線E235系/運転席のイメージ・熱中症との関連はありません

■運転士が停車中に水を飲んだだけでクレームをつける非常識な乗客
毎日のように熱中症対策・水分補給が叫ばれ、皆様も注意されていると思います。そんな中、対策の落とし穴というべき、JRなどの運転士が運転中に熱中症になり、病院へ搬送される、途中駅で運転士の交代、運転中に高熱・しびれ・おびただしい汗などの症状を訴える運転士が増えています。原因は2つあり、運転席は冷房が利いていても直射日光が当たり、かなり暑いこと。もう1つが問題で、運転手が水を飲んでいると乗客からクレームが来ることで、ついつい我慢をしてしまうことです。かなり前から運転席がガラス張りになっている車両が多く、乗客席から丸見えであることが影響しています。

JR東日本の場合、運転中に水を飲むことは禁じられていますが、駅で停車中の時は可能です。この時期、私達は頻繫に水を飲めと言われているのに、なぜか運転士や公務員の業務に関しては、飲水にさえ苦情を言う人間が多いのです。市役所の業務でミネラルウォーターでも文句をつけ、まして色のついた飲料水を飲んでいるとクレームが増大するようです。民間の会社内でも色が付いた飲料水は評判が悪く、そうした背景から透明な飲料水が開発され売れているそうです。どうも日本人は役人に厳しいのですが、役人といっても一人間なので水分補給を認めるのは当然です。これも弱者に向けられる批判の1つ、人権問題にも値します。これだけではありませんが、率直なところ悲しい日本になったと感じます。

■運転士へ鉄道会社の熱中症対策の強化・乗客も寛容な気持ちで
話を戻し、運転士は3時間連続の運転もあり、暑いからと水を飲めばトイレの不安が出てきます。輸送指令室に連絡を取れば、停車中に駅や車内のトイレはOKです。でも停車時間が短いので、事実上は無理です。そう言えば、昔は新幹線の運転士や国内便パイロットが乗客席のトイレに来ていたが、最近は見掛けなくなりました。現在の新幹線は、運転士は1人乗務なのでトイレに行けません。熱中症や生理現象を我慢すれば、事故など乗客に危険を及ぼします。新幹線は自動運転の要素が多いですが、やはり複数運転士が必要と考えます。

熱中症に関し、運転士は乗客と同じ立場と考え、乗客の寛大な態度が必要です。これだけ猛暑、暑さの被害を受けているのに、水も飲めない社会の在り方はおかしいと思います。鉄道会社はクレームがあるとすぐ謝ってしまうが、運転士を守るためと毅然とした態度を取るべきです。また運転士が気を遣わずに水を飲めるように、乗客への理解啓蒙をするべきです。もっと言えば、運転中に熱中症にならない・トイレに行かずに済むなど、もう少しきめ細かい運転時間の編成や冷房強化、緊急対策の促進を願いたい。鉄道会社も乗客も、運転士を熱中症から守る広い心を持つことが求められます。

Ntopkeiji

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