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食品のカラクリと暮らしの裏側

食品の安全・安心が総崩れ、また政治・社会の矛盾や理不尽さも増大
暮らしの裏側の酷さやまやかし、危険性・不健全さに迫る!

太平洋を渡る危険な魚粉で育てられた国内産の養殖魚/魚を大事にしない日本人R4-7

2013年06月13日 | 〇高級魚・ファストフィッシュ
Fishfftp

魚がを大事にしない日本人シリーズ R4-7
ROUND4 秋刀魚は頭に良いのか&ファストフィッシュって何?
Part1 秋刀魚はを食べよう・冷凍物も美味しい
太平洋を渡る危険な魚粉で育てられた国内産の養殖魚

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フードマイレージや魚の枯渇に鑑み国産養殖魚への展開が図られていますが、餌にする「魚粉の危険」も考えなければなりません。養殖魚には、4つの問題点があります。

(1)生け簀のような狭い場所で大量の養殖魚を飼うため、病気予防から抗生物質や寄生虫の駆除剤、ワクチンなどで薬漬けにされていることです。

(2)今回、強調する魚粉や魚油は、大量の青魚・小魚を集めたもので、個々の魚に含有するダイオキシンを搾り取り“濃縮”したようなものです。

(3)その魚粉は、チリやペルーから輸入されます。船舶で赤道を越える場合は、国際規則で魚粉の発火防止のためにエトキシキンなどの抗酸化剤を加えなければなりません。日本では、エトキシキンは農薬として禁止されている発ガン性があるものです。その魚粉を使用すれば養殖魚に蓄積され、養殖魚を人間が食べれば安全性に問題があります。

(4)養殖魚には大量に餌を与える必要があり、養殖魬(はまち)や鯛(たい)・鮃(ひらめ)などの高級魚1匹を育てるのに、7~8倍の量の秋刀魚・鯵(あじ)・鰯(いわし)などの魚が使われる食の悪しき矛盾が見られます。

国内産の養殖魚、魬・鯛などの白身魚は、こうした経緯の上に成り立っていることを認識頂ければと存じます。

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豊富な秋刀魚は獲られず命尽きて死ぬことを待つより魚粉に活用を/魚を大事にしない日本人R4-6

2013年06月06日 | 〇高級魚・ファストフィッシュ
Fishfftp

魚を大事にしない日本人シリーズ R4-6
ROUND4 秋刀魚は頭に良いのか&ファストフィッシュって何?
Part1 秋刀魚を食べよう・冷凍物も美味しい
豊富な秋刀魚は獲られず命尽きて死ぬことを待つより魚粉に活用を

F566175314 秋刀魚の味噌焼き

漁業の実態は、資源が豊かな秋刀魚を獲らずに枯渇している真鰯(いわし)や高級魚ばかりを獲っていることです。秋刀魚の資源は、日本近海で80万トン、太平洋を含めば400~800万トンもあると言われています。でも漁獲量は、年間たった20~30万トン程度です。中国や台湾に、獲られ放題です。残りは命尽きて死ぬだけ(寿命は1年程度)なのです。儲からないから獲らない理屈は分からなくはないものの、安い庶民的な秋刀魚でも経営が上手くいく根本的な漁業政策が求められます。

一方、“絶滅寸前”の真鰯を獲ることに血眼です。高価格販売できる鰯のことしか考えていない、水産関係者の思惑があるのです。かつて鰯は450万トン以上も漁獲量がありましたが、現在では1/100の数万トンしか獲れません。鰯の激減化は、気候変動はあっても乱獲・水産業者の儲け主体の要因が顕著化しています。

貴重な鰯や真鯖(さば)を養殖魚の餌にしたり、チリなどから魚粉を輸入しています。実に、無駄な使い方です。赤道を通過する魚粉には、発火しないように国際規格で抗酸化剤のエトキシキンを加えねばなりません。エトキシキンは、発ガン性が指摘されます。それよりも豊富な秋刀魚を魚粉にすれば、効率や消費者の安全のために良いのです。

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普通の秋刀魚の10倍もする高鮮度秋刀魚に意味があるのか?/魚を大事にしない日本人R4-5

2013年05月23日 | 〇高級魚・ファストフィッシュ
Fishfftp

魚を大事にしない日本人シリーズ R4-5
ROUND4 秋刀魚は頭に良いのか&ファストフィッシュって何?
Part1 秋刀魚を食べよう・冷凍物も美味しい
普通の秋刀魚の10倍もする高鮮度秋刀魚に意味があるのか?

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秋刀魚が懸念されることは、前号の鮮度保持剤の使用の他に、ごく安価な秋刀魚を数倍から10倍の価格にする秋刀魚の“ブランド化”の動きです。元々、秋刀魚は鮮度がよいにもかかわらず、それをさらに促進させて消費者に高く売る「高鮮度秋刀魚」への差別化対策です。水揚げから24H以内に、スーパーの店頭や魚自慢の飲食店に届ける作戦です。

鮮度管理は、海水に紫外線を照て殺菌したもので、殺菌海水・無菌海水と呼ばれるものを使います。とは言え、内緒で変な薬剤や添加物が入っていないことを願うばかりです。水産業者の「高価値販売」(高利益)が目的で、完全に消費者の立場が置き去りになっていることです。よく考えれば、10倍もする高鮮度秋刀魚が必要なのでしょうか?

そもそも秋刀魚は“庶民の魚”と言われ、安価で新鮮に食べられるからこそ、存在価値があるのです。普通の秋刀魚を10回食べたほうが栄養が摂れ、身体と頭のために良いと思います。こんな高鮮度秋刀魚を食べる人間は、青魚を食べていないアホな奴です。普段から青魚を食べている方は、DHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)によって頭の働きがよいので、10倍もする“バカな秋刀魚”は食べないでしょう(笑)。

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新鮮な秋刀魚になぜ鮮度保持剤が使われるのか?/魚を大事にしない日本人R4-4

2013年05月16日 | 〇高級魚・ファストフィッシュ
Fishfftp

魚を大事にしない日本人シリーズ R4-4
ROUND4 秋刀魚は頭に良いのか&ファストフィッシュって何?
Part1 秋刀魚を食べよう・冷凍物も美味しい
新鮮な秋刀魚になぜ鮮度保持剤が使われるのか?

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秋刀魚を、沢山食べようと申し上げました。しかし気掛かりなことが存在します。そもそも新鮮な秋刀魚にも関わらず、一部で鮮度保持剤が使われている恐れがあります。鮮度保持剤として使われるのは、二酸化塩素いわゆる漂白剤のことです。鳥インフルエンザ対策の消毒液、おしぼりの消臭・除菌、野菜の洗浄、小麦粉の漂白に使われている食品添加物であっても、二酸化塩素は危険な猛毒です。

食品に残さないことが前提で使われており、生鮮食品(鮮魚)には使用が禁止されています。かなり薄めているとは言え、秋刀魚に直接添加されているとなると大問題です。なぜ使うのかは、秋刀魚は鮮度が命だけにかなり足が早いからです。水産業者やスーパーなどは、短時間に売り切らなければ廃棄しなくてはならず、廃棄損を気にする一部のスーパーがこうした薬を求めるからです。

消費者が知らないことをいいことに、酷い対応です。水産庁の調査では、さんま漁業協会から漁船の魚倉の殺菌や消臭に使用したとの回答(見え透いた言い逃れ)がありました。役人は間抜けで、実際にスーパーなど店頭の抜き打ち調査で証拠やルートをつかむべきです。残念ながら、検査の強化や水産業者の自粛しかないのが実情です。

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頭のために鮪の刺身3切れや秋刀魚1匹食べてDHA・EPAを摂ろう/魚を大事にしない日本人R4-3

2013年05月09日 | 〇高級魚・ファストフィッシュ
Fishfftp

魚を大事にしない日本人シリーズ R4-3
ROUND4 秋刀魚は頭に良いのか&ファストフィッシュって何?
Part1 秋刀魚を食べよう・冷凍物も美味しい
頭のために鮪の刺身3切れや秋刀魚1匹食べてDHA・EPAを摂ろう

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魚にはご存じのように、DHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)が主な成分の脂肪酸が豊富に含まれています。DHAは、脳・網膜・心臓・精巣へ運ばれ、なかでも脳に多く溜められて脳の機能を活発にします。またEPAは魚介類だけに含まれる栄養素で、直接、脳の機能を高めないものの血管や血流を正常に保つことから、悪玉コレステロールを抑え中性脂肪を減らします。

頭を働かせるためには頭への栄養素が必要であり、そのためにはDHA・EPAが必要~その栄養素が多く入っている魚が有用という理屈です。魚を食べると頭がよくなるのではなく、魚は頭のためによいのであって、頭を良くするにはよく勉強したり深く物事を考えなければ賢くなりません(笑)。

脳や身体のためにどのくらい摂ったらいいのか? DHA・EPAの量は毎日各1~1.5gだそうです。この量を摂るには、毎日、魚や魚を使った和食を食べれば良いのです。総じて、何といっても青魚です。もちろん図表のように、するめ烏賊や鮪(まぐろ)は抜群で、鮪の刺身なら3~4切れ・50g程度、鯖(さば)は半身、秋刀魚なら1尾です。白身魚(真鯛除く)は、全般的に少ないようです。特に青魚は、頭だけでなく生活習慣病の予防にも大切です。

▽魚に含まれるDHA・EPA・総脂肪酸量 (100g当り)/図表
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※魚パワーの超薬効/鈴木平光著より

▽魚に含まれるDHA・EPA (100g当り)/図表
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※五訂増補日本食品標準成分表より

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秋刀魚や青魚など魚を沢山食べると頭が良くなるのでしょうか?/魚を大事にしない日本人R4-2

2013年04月23日 | 〇高級魚・ファストフィッシュ
Fishfftp

魚を大事にしない日本人シリーズ R4-2
ROUND4 秋刀魚は頭に良いのか&ファストフィッシュって何?
Part1 秋刀魚を食べよう・冷凍物も美味しい
秋刀魚や青魚など魚を沢山食べると頭が良くなるのでしょうか?

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魚を沢山食べると、頭が良くなるのでしょうか?すぐ答を期待されているようなので、さっそく結論を申し上げます。「正解」は、魚は頭を良くするのではなく、頭のために良いのです。貴重なタンパク源であり、脳の働きを活性化するDHA(ドコサヘキサエン酸)、血管の病気予防をするEPA(エイコサペンタエン酸)がたっぷり含まれています。

魚を食べて頭がよくなるのなら、投稿者も少しは賢くなったはずです。またアジア・アフリカなどの内陸で、ほとんど魚を食べる習慣のない国家・民族はみんなバカだと言うことになり、国際紛争(戦争)がおきかねません。魚を食べただけで頭が良くなるのなら、飽くなき人間の性(さが)によって、とうの昔に魚は食べ尽くされ絶滅していたでしょう。

頭の働き(動き)を良くするために、刺身・寿司ネタより安くて健康的な庶民の魚(高級化して過去の表現・苦)・秋刀魚などの青魚を食べましょう。青魚は、非常に優秀な魚です。もっと青魚を食べれば、若い方はこれから数十年から半世紀にも渡る健康が保たれます。そうすればフードマイレージが増えず、特定魚が枯渇しないで済みます。地球環境のためにも、効果抜群です。肉主体の食生活では、将来、三大疾病(三大死因)の脳卒中・急性心筋梗塞になる恐れがあります。

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健康に良い青魚を食べよう!安くて庶民の魚と言ったのは過去の話/魚を大事にしない日本人R4-1

2013年04月18日 | 〇高級魚・ファストフィッシュ
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魚を大事にしない日本人シリーズ R4-1
ROUND4 秋刀魚は頭に良いのか&ファストフィッシュって何?
Part1 秋刀魚を食べよう・冷凍物も美味しい
健康に良い青魚を食べよう!安くて庶民の魚と言ったのは過去の話

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ここからは、「ROUND4/秋刀魚は頭に良いのか&ファストフィッシュって何?」の連載です。秋刀魚などの青魚は、本当に頭に良いのでしょうか?そして聞き慣れないと思いますが、ファストフィッシュとは何でしょうか?白身魚のハンバーガーならファストフード店で売っていますが、それとは違うものなのでしょうか!?このROUNDでは、それらの疑問を丁寧にご説明致します。

前半は、健康に良い青魚を食べよう!です。安くて庶民の魚と言ったのは過去の話で、青魚も高級化しています。秋刀魚・鯖(さば)・鯵(あじ)などの青魚の内容から始めます。前ROUNDでは、特定魚ばかりを食べると枯渇・絶滅に繋がるので、青魚を食べようと申し上げました。その青魚も減っています。このROUNDでは、ご自分の健康のためにも青魚・秋刀魚などを食べようとする趣旨です。

後半は、ファストフィッシュと称する“魚の加工食品化”が進められており、ファストフィッシュの懸念をお話します。魚離れが言われ、水産庁・水産業者・大手スーパーがタッグを組み、そんな魚ばかりを食べさせようとしています。こんな安易な方法では、却って、子供達の一生に渡り魚離れが進んでしまいます。日本人が魚離れしているのではなく、本当は主婦の“魚調理離れ”なのです。ファストフィッシュと絡む、そうしたご説明もして参ります。

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日本の魚を求める諸外国と安い外国魚を食べたがる日本人の負の交換トレード/魚を大事にしない日本人R3-16

2013年04月16日 | 〇高級魚・ファストフィッシュ
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魚を大事にしない日本人シリーズ R3-16
ROUND3 好きな魚や高級魚ばかり食べていると枯渇する
Part2 水産物フードマイレージの異常さ
日本の魚を求める諸外国と安い外国魚を食べたがる日本人の負の交換トレード

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中国やヨーロッパの多くの人は、健康のために日本近海の良質な魚を求めています。一方、日本人は近海の魚には眼もくれずに、脂が多く乗り過ぎている魚・安いだけで不健全な外国の養殖魚を食べたがります。世界(国際)的な「魚のトレード」が、熱気を帯びているのです。

(1)鮪(まぐろ)は、中国の富裕層が日本の天然鮪を強く求めます。しかし日本人は、脂が乗りダイオキシン・メチル水銀たっぷりの地中海で養殖されたトロ鮪を食べたがります。

(2)ヨーロッパ人は鮭(さけ)で有名なノルウェーが近くにあっても、健康に良く脂が少ない北海道の天然シロザケを求めます。しかし日本人は、ノルウェーやチリから脂が乗り・餌を通じて赤く着色した養殖鮭を輸入してまで食べたがります。

(3)中国は日本近海で獲れた質の良い真鯖(さば)・真鯵(あじ)を喜んで輸入し、日本人は国内魚には眼もくれずに脂が多いノルウェー産の鯖を食べます。

(4)素晴らしい魚が近海にいるのに、態々(わざわざ)究極の“負のトレード”を行っています。それは中国で養殖された抗生物質・抗菌剤などが過剰に多い魚を、日本人が激安居酒屋や回転寿司ネタとして大量に食べていることです。

(5)その他にも、日本産の食肉・野菜・果物の安全性と美味しさに、中国・台湾やヨーロッパから絶賛されています。しかし日本人は、中国から農薬過剰の野菜を、米国から質の悪い牛肉を大量に輸入します。日本人は経済的に苦しいといえ、自分の身体や健康を守らないことに疑問を感じます。さらには食品業者も消費者も、食べ物の安全に対して安易過ぎます。

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成田漁港?は漁船が入港しなくても大量の鮪の水揚げ量を誇る巨大漁港/魚を大事にしない日本人R3-15

2013年04月15日 | 〇高級魚・ファストフィッシュ
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魚を大事にしない日本人シリーズ R3-15
ROUND3 好きな魚や高級魚ばかり食べていると枯渇する
Part2 水産物フードマイレージの異常さ
成田漁港?は漁船が入港しなくても大量の鮪の水揚げ量を誇る巨大漁港

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“成田漁港”は、鮪(まぐろ)が年間7.2万トン(2003年)も水揚げ?される日本有数の港です。その量は、国内漁港の14位(2009年)前後にランクされるほどです。でも成田漁港って聞いたことないな…?成田って、確か千葉県の内陸部ですよね(笑)。態(わざ)とらしい言葉でしたが、“成田漁港”=「成田空港」には世界中から食品・水産物が空輸され、とりわけ鮪の水揚げ量=“陸揚げ量”は日本一と言われています。

空港も“港”の1つですから、漁船の代わりに貨物機が続々と“入港”(正確には貿易)します。地中海周辺国や米国など世界中から、養殖鮪・冷凍鮪が送られてくるのです。今や「成田漁港」の名称が、当たり前にように使われています。フードマイレージの輸送手段は大型貨物船をイメージしますが、航空機も相当駆使されます。

日本三大漁港といえば、銚子港(2009年水揚げ量)22.3万トン、焼津港17.6万トン、釧路港12.8万トンが有名です。しかし水揚げ量や順位は、毎年、目まぐるしく変動します。1・2位は前述通りでも、実際には3位八戸港13.9万トン、4位松浦港13.6万トンであり、釧路港は5位です。航空燃料を費やさず国内漁業の発展のためにも、鮪は控えめに近場の魚を食べましょうよ!

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2万kmの石油を使ってまで寿司・刺身を食べる必要があるのか/魚を大事にしない日本人R3-14

2013年04月12日 | 〇高級魚・ファストフィッシュ
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魚を大事にしない日本人シリーズ R3-14
ROUND3 好きな魚や高級魚ばかり食べていると枯渇する
Part2 水産物フードマイレージの異常さ
2万kmの石油を使ってまで寿司・刺身を食べる必要があるのか

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鯖(さば)はノルウェーから、蛸(たこ)はモーリタニア、数の子はカナダ、鮭(さけ)はチリから、など地球の反対側から長い距離を掛け2万kmも運んで来る水産物が圧倒的に多いのです。前号のNHKの番組趣旨や投稿者が言いたかったのは、いくら自分でお金を出すからといっても、好きな魚や好きな刺身・寿司ネタばかりを食べてはいけないことです。

今や地球規模の物流とはいえ、鯖や蛸を食べるのに、何で2万km分の大量の石油を使う必要があるのでしょうか。地球の反対側のアメリカ・カナダ・大西洋海域から1~2万kmを掛けて輸送して来るため、最悪のフードマイレージになり、地球温暖化の一因とさえ言われています。それだけではなく特定魚ばかりを獲るため、現地の海域・水域の環境破壊、特定魚の枯渇に繋がっているのです。

背景には、国内漁業の不振、儲かる魚しか獲らない、儲かる魚しか仕入れない水産業者の思惑、消費者も好きな魚一辺倒食いの悪循環が見られます。このアンバランスを放置しておくと、魚の枯渇・環境破壊・地球温暖化へまっしぐらです。鮪(まぐろ)・高級白身魚は少な目に、日本近海の青魚など満遍無く食べましょう。バランスよく食べれば、健康にも財布にも地球にも優しいのです。

▽世界各国からの水産物の輸送距離/図表 (前出)
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NHK/TVより (元の資料は財務省の貿易統計)

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鯖や蛸が地球の反対側から2万kmも泳いで来る?/魚を大事にしない日本人R3-13

2013年04月11日 | 〇高級魚・ファストフィッシュ
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魚を大事にしない日本人シリーズ R3-13
ROUND3 好きな魚や高級魚ばかり食べていると枯渇する
Part2 水産物フードマイレージの異常さ
鯖や蛸が地球の反対側から2万kmも泳いで来る?

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鯖(さば)や蛸(たこ)が地球の反対側から2万kmも泳いで来る訳はなくても、恰(あたか)もそう思わせるぐらいに日本には多くの魚が長い距離を掛けて入って来ます。NHKのエコ番組で、輸入魚が世界各地からどのくらいの距離を経て食卓に上がるのかをテーマに放送していましたので、その数値をご紹介致します。

図表は魚種ごとに絞り、一番多く輸入される国からの距離です。実際には、同じ魚の種類でもその国だけでなく、多くの国から輸入されます。番組ではエコを強調する関係から、文字通り日本まで運ばれる距離~“一番遠い国” (海路による輸送距離)をピックアップしています。スーパー・魚屋、あるいは回転寿司店・居酒屋にせよ、皆様が食べる魚は相当長い距離を要して来るのです。喜べませんが、鯖(さば)が第1位でした。

▽世界各国からの水産物の輸送距離/図表
Fr2z14
NHK/TVより (元の資料は財務省の貿易統計)

(1)アメリカ・カナダからの輸送は、大西洋側から東回りの海路で運ばれるので直線距離の2倍を要すると思われます。ノルウェー・モーリタニアも同様です。ベトナム(直線距離4,000km)からの経路は、どこを中継してくるのかは不明です。
(2)鮭(さけ)はノルウェーをイメージさせますが、輸入量が1番多い国はチリです。
(3)因みに、真鯛/愛媛県、鰯/千葉県、帆立貝/北海道~は国内産が一番多いため、フードマイレージ上の距離はゼロと捉えます。

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水産物の平均輸送距離は米国・東海岸からと同じ約11,000km/魚を大事にしない日本人R3-12

2013年04月10日 | 〇高級魚・ファストフィッシュ
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魚を大事にしない日本人シリーズ R3-12
ROUND3 好きな魚や高級魚ばかり食べていると枯渇する
Part2 水産物フードマイレージの異常さ
水産物の平均輸送距離は米国・東海岸からと同じ約11,000km

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日本のフードマイレージ9,002億t・kmのうち、約75%がトウモロコシ等の穀物と大豆の油糧種子が占めます。残り25%のうちの半分が、野菜果物・水産物・畜産物です。野菜果物が約500億t・km、水産物は畜産物とほぼ同じ程度の350億t・kmです。穀物等の値が大き過ぎて、どうしても水産物・その他が少なく見えます。

しかし水産物は全食料のフードマイレージの1/30といえども、相当な数値に変わりありません。水産物の350億t・kmを日本の輸入量321万トン(2003年)で割ると、平均輸送距離は約11,000kmです。直線距離なら、アメリカ東海岸辺りでしょうか。飽くまで換算値と見るなら、毎年、ニューヨークから水産物だけで321万トンも搬送していることと同じです。1日1万トンを空輸あるいは船舶輸送している換算です。

水産物は近隣の中国や東南アジアからの輸入が多くても、一方でかなりの量がアメリカ・カナダ・EU・チリなどから、鮭鱒(さけます)・鱈(たら)・鮃(ひらめ)・海胆(うに)・魚粉などが地球を半周して来るのでフードマイレージは高くなってしまいます。次号からの2回は、どんな魚がどれだけの距離を掛けて輸送されてくるかご案内します。スーパーや回転寿司店は、いかに“インターナショナル”かが分かります。

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フードマイレージの異常さが地球温暖化・地球環境悪化の一因に/魚を大事にしない日本人R3-11

2013年04月09日 | 〇高級魚・ファストフィッシュ
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魚を大事にしない日本人シリーズ R3-11
ROUND3 好きな魚や高級魚ばかり食べていると枯渇する
Part2 水産物フードマイレージの異常さ
フードマイレージの異常さが地球温暖化・地球環境悪化の一因に 

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食料全体の日本のフードマイレージの話を続けます。日本のフードマイレージ9002億t・kmは、食料が運ばれて来る欧米から遠く離れているとはいえ、悲しいぐらいの異常値です。ただ各国の人口や産業形態にも大きく左右されるため、日本は韓国の3倍近くあっても1人単位で見ると、日本が7,000t・kmに対して韓国が6,500t・km、同じと見ることができます。一方、アメリカは、1,000t・km程度です。

日本は距離が近い中国からの食料輸入が多くても、食料自給率が低い上にアメリカから大豆・穀物の大半を輸入するため、フードマイレージが膨らんでしまいます。フードマイレージの多さ、イコール石油消費量に繋がり、かつ地球への負担を大きくするものと考えて下さい。そこで日本は、フードマイレージ全般を見直そうという背景があり、その最良策が「地産地消」(国産国消)や食料自給率のアップです。

地産地消は、食の安心・安全以外にも考えるべきものなのです。とはいえ産業構造や国家間の問題が複雑に絡み合っているため、掛け声や安易な方策だけでは、フードマイレージ・食料自給率・国際的地産地消の“環境アップトリオ”は、そう簡単に解決はできません。でも長い時間が掛かっても、改善すべきと考えます。

▽世界各国のフードマイレージ ワースト5/図表 (前出)
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2003年 農林水産政策研究所より
※データは古いですが、現存するフードマイレージはこれのみです。

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フードマイレージを知ってみれば何と異常な9002億t・km/魚を大事にしない日本人R3-10

2013年04月08日 | 〇高級魚・ファストフィッシュ
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魚を大事にしない日本人シリーズ R3-10
ROUND3 好きな魚や高級魚ばかり食べていると枯渇する
Part2 水産物フードマイレージの異常さ
フードマイレージを知ってみれば何と異常な9002億t・km

▽世界各国のフードマイレージ ワースト5/図表
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2003年 農林水産政策研究所より
※データは古いですが、現存するフードマイレージはこれのみです。

今まで、現在おかれている日本の水産物の現状や輸入背景をご案内して参りました。ここからは、「フードマイレージ」の説明です。フードマイレージの言葉を初めてお聞きになった方もいらっしゃるかと思いますが、航空会社のマイレージとは違いますよ(笑)。食料を運ぶ際に、輸送量(t=トン)に輸送距離(km)を掛け合わせたものです。

例えば10t の食料を5,000km輸送すれば、フードマイレージは10t×5,000km、50,000t・km(トン・キロメートル)です。空輸や海上輸送、大陸では鉄道・トラック輸送など条件やガソリン使用量は違っても、凡そ、その食料輸送のモノサシになる訳です。旅客機の“マイレージポイント”とは異なり、少ない程良いのです。

しかし日本のフードマイレージは、何と9002億t・kmもの驚くべき数値です。国内の食料自給率は約40%(カロリーベース)なので、結局、海外からあらゆる食料を輸入しなければなりません。そのため、日本のフードマイレージは、一際(ひときわ)高いのです。また数値が大きいほど、食料の輸送が環境に及ぼす負担(CO2排出量)、地球温暖化など地球への影響が大きいことを意味します。海外との比較・水産物のフードマイレージは、今後説明致します。

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世界の魚を独占せずにこれからはフィッシュ・シェアリング/魚を大事にしない日本人R3-9

2013年04月05日 | 〇高級魚・ファストフィッシュ
世界の魚を独占せずにこれからはフィッシュ・シェアリング/魚を大事にしない日本人R3-9
#海のエコラベル #高級魚 #絶滅 #枯渇 #フィッシュシェアリング
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魚を大事にしない日本人シリーズ R3-9
ROUND3 好きな魚や高級魚ばかり食べていると枯渇する
Part1 枯渇・絶滅しそうな魚は食べるのを少なめにしよう
世界の魚を独占せずにこれからはフィッシュ・シェアリング

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過去には、世界の中で魚を食べる習慣がない国、あまり魚を食べない国が多かったことは事実です。そのため日本人は、世界中の海で我が物顔に魚を獲り漁ってきました。しかし魚が“美味で健康的”であることが世界中に知れ渡り、多くの人が魚を食べ始めた以上、日本は世界の魚を独占することは許されません。魚を世界で分け合って食べる、“フィッシュ・シェアリング”の時代なのです。

世界中の人が無秩序に食べ始めたら、ほとんどの魚が枯渇・絶滅してしまうでしょう。鮪(まぐろ)だけでなく、多数の魚の漁獲規制をするべきです。残念なことでも、当たり前のことと考えます。もう1つ、上手に魚を育てながら食べる~一時的(数年)に漁獲禁止して増えるのを待つことではないでしょうか。国内でも一定魚種に休漁を施し、枯渇寸前の魚を増やした例がかなりあります。

世界的な漁業の在り方・取り決めをして、大事な魚を守らねばなりません。乱獲で絶滅させてしまったら、元も子もないでしょう。そうした意識の下で鮪や特定魚の食事をセーブし、もう少し日本の地魚・青魚を食べれば、皆様が健康的になり、かつ日本の漁業が復活します。もう少し、考えましょう。皆様のような賢い消費者が、1人でも多く増えることを望みます。

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