岳遊のひとり言

日々の暮らしに農作業や好きな山登りのことなどを伝えていきたいです。

春というか初夏の様な空の下で

2009-03-19 21:04:26 | 日々の暮らし
資材購入で隣りの朝日町へ出掛けた際に撮った大蓮華。       
       
僕の家から車で5分ほど行くとこの様に朝日岳と白馬岳が並んで立つように見え、この様が仏様の台座の蓮の花のように見えることから大蓮華と呼ぶ。

昨日は25,5度まで気温が上がったそうで、今日もそれに負けず劣らずに暖かくなった。

チューリップの芽は7~8センチに伸びこのままだととてもゴールデンウィークまでなんか持ちそうにはない。

朝一番に風が強くならないうちにと有機肥料の第一段を撒き終えて車のスノータイヤを普通タイヤに履きかえる。 朝から暖かくこんな日は何をやってても楽しい。

忘れてたコスモスの種も蒔き再度畑へ出向く。 昨日から始めた畝間の通路の土上げだ。

       
この畝は昨年の秋に作った仮畝だ。 乾きの遅い田んぼの為こうやって一冬越すのだ。

一冬の間で雨などで流れ落ちた土を鍬で掬い畝の上にあげる。 そうやって全体が乾いたら本畝作りに取り掛かるのだ。

       
場所によってはご覧のように柔らかく、握ることも出来ない泥だ。 
畑に馴染んだ人が見ればこんなところで西瓜が出来るものかと呆れるだろう。

昨日今日夏日が続こうがそんなもんでは田の土は乾きはしない。 僕の村では大概がこんな環境だ。 

だから他の組合員と競っても仕様のないことで、遅れることをグッと堪えて、手を掛けては乾くのを待つという自分との闘いである。

待てなくなって手を出したら必ず後で痛い目に会うのは間違いないことなのだ。

そうは言っても周りの皆が畝作りを済ませ定植の声が聞こえるようになってくると正直焦る。

だからこそ尚更に今から自分をコントロールするように言い聞かせる。

「 仕事が辛かったらそこで打ち切って明日また始めればいい。 絶対ここまでと決めるのはよそう。 過去の悪かった時の実績を思い出そう。 いつ収穫するのではなく最善の植え時を待とう。」

これが今年自分に明確に打ち出したことである。  

ほんと正直言うと折れそうになるのだけれど、自然に合わせ且つその恵みも戴くという事が出来たらいいなぁと考えている。


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2 コメント

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みんなと一緒 (ポンチ姫)
2009-03-20 21:22:28
おかしな考えですよね、違って当たり前、わかっているんですけどね。あわてる乞食は、貰いが少ないっていいますよね
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こんには青空が出てきましたよ (姫さんへ)
2009-03-21 12:55:00
やはり違いがあって本当は当たり前のことなんですね。
それを人間と同じ個性と捉えれば良いわけで、運が悪いのだとか良くない田んぼなんだと思っちゃうとズーット後悔しちゃって後に引きずるんですね(苦笑。
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