岳遊のひとり言

日々の暮らしに農作業や好きな山登りのことなどを伝えていきたいです。

製造年月日偽装を読んで

2007-10-12 20:17:15 | 新聞、テレビから
某有名菓子の○福が製造年月日を偽装してた疑いで立ち入り調査と報道されていた。
またか と思うほどこの手の事件がいかに日常茶飯事のごとく頻繁に発覚し報道されているかということだ。

僕ら農産物を生で扱う者とは違い加工業者はモラルを失ったらどんなことでも出来る。
製造日なんてもちろん、内容についてもいかようにでもなるのだ。 だけど製造者、生産者として道徳心が幾らかでも残っていれば心苦しくて尋常では居れない、人の口に入ると思えばその商品が残っている間は心配でならないのが普通ではなかろうか。

僕は今朝も野菜を直売所に出してきた。 午後には今一度覗いてしなびれた(鮮度の落ちたもの)ものは下げることにしている。
それは買う人の立場にたって考えるからで、スイカにしても当然である。
僕のつくるスイカは加工品ではない、生ものであり中身を目で確認することが出来ないのである。
そのため交配をし、日付を一個一個に記し収穫時期には毎日何個と試し割をし、経験上それでも問題があると疑われる形状のものは容赦なく撥ねていくのだが・・
それでもですよ、中身を確認できないで物を売るって事は僕にとっては怖いことなんです。 家族や兄弟なんかはそこまで神経質にならなくても と言ってくれますよ、組合の先輩もこれまでの経験で分かるじゃないかと言います。

ですけど僕はやっぱり心配なんですね、絶対とは言えないし、絶対って物はないんですから。 買ってもらった西瓜が送り先に届いて何時頃食べてもらえるんだろうとか考えるとやはり収穫日なんか気になりますしね。

なんかグダグダと僕のぐちを羅列しましたが、名もあり社会的地位もある方々が何故に平気でこういったことを行なう、あるいは続けてこられたのか田舎人の僕には理解が出来ないということです。
こういう事が起きる度に言われますよね チェック体制がウンヌンとか報告がどうのとか。
だけど無くなりませんよね、やはり最後は人の良心、道徳心じゃないのでしょうか、歯止めを掛けれるとすれば。