
最近、
よく読んでいるのは、
坂本 司。
ほのぼのした
ストーリーの展開は、
ここのところ、
せわしく、
雑多な日常の
気分展開には
良薬!
本日の
トレーニングは、
エアロバイク30KMのみ。
本日の体脂肪率16%
一時期、
20%ちかくまでアップ、
どうにか、徐々に下降中!
今、芥川賞受賞記者会見で話題の田中慎弥著
第146回芥川賞受賞作「共喰い」
あらすじは、
昭和63年、17歳の遠馬は、怪しげな仕事をしている父と
その愛人・琴子さんの三人で川辺の町に暮らしていた。
別れた母も近くに住んでいた。
日常的に父の乱暴な性交場面を目の当たりにして、
嫌悪感を募らせながらも、
自分にも父の血が流れていることを感じている。
同じ学校の会田千種と覚えたばかりの性交にのめりこんでいくが、
父と同じ暴力的なセックスを試そうとしてケンカをしてしまう。
一方、台風が近づき、町が水にのまれる中、
父との子を身ごもったまま逃げるように愛人は家を出てしまった。
怒った父は、遠馬と仲直りをしようと森の中で遠馬を待つ千種のもとに忍び寄っていく....。
川辺の町で起こる、逃げ場のない血と性の臭いがたちこめる濃密な物語。
読み終わって一番感じるのは、
あの記者会見とは、真逆の純文学だということ。
あの記者会見でも、彼の誠実そうな姿は、
時々見え隠れしていたけれども。
今時、珍しいくらいに素直な文章で、
数十年前の作品かと思わせてしまう。
ストーリーとは裏腹な文章がなぜか、
不思議な世界を醸し出している。
最近の芥川賞作の読後感は、
なぜにこの作品が芥川賞と思うことが多いが、
久しぶりに、ちょっとばかり納得させられた作品。
大震災、放射能汚染に代表される未曾有の時代を、
どう生き延びていくか。常識と思われることが通用しなくなった時代に、
なにを信じて明日を迎えたらいいのか。
反常識と思われているものの中にこそ、そのヒントがある。
未知の時代を乗り超える、8つの力について、著書がヒントを。
なかでも、第3章 ボケの効用は読む価値あり。
・老いるからこそみえてくるものがある。
・年を取れば大胆になれる。怖いものがなくなる。
・もの忘れがあるからこそ、新しいことか゜頭に入る。
・「明日をも知れぬ思い」という思い。
・老いイコール悪では、ない。
早く、そんな境地にたどり着きたい!
本日のトレーニングは、 スイムトレーニング2km
「カジュアル・フライデー」に翻弄される製紙会社課長の
悲喜こもごもを描いたのが表題作。
「ガーデンウォーズ」では庭木とペットを巡る隣同士の死闘を、
「犬猫語完全翻訳機」「正直メール」では
奇矯な発明で世の中を混乱させるおもちゃ会社、
そして、「くたばれ、タイガース」では
タイガースファンがプロポーズに行くと、
彼女の父はジャイアンツファンだった……。
その他にも破壊力あるコメディが次々に飛び出す、超強力短篇集。
年末の押し迫った時期に、何も考えずに
気分展開したいときに読むには、最高の本!
7編の短編の中でも、
「ガーデンウォーズ」は、一番好きな短編。
スピード感のある展開・意外な結末、
どこかサラリーマンNEOと相通ずるものが。
本日のトレーニングは、
マリナタウン周回JOG5KM キロ7分
右足踵痛あり。
内容
こんなとき、大人ならどう考え、どう振る舞うのだろう。
「本物の大人」になりたいあなたに捧げる、この一冊。
大好きな人に手紙を書きたくなったとき。上司に意見をしなければならないとき。人を叱らなければならないとき。大切な人を失ってしまったとき。嫌でもケンカをしなければならないとき。とてつもない悲しみに包まれたとき。
人はそれぞれ事情をかかえ、平然と生きている
「いろいろ事情があるんだろうよ……」大人はそういう言い方をする。なぜか? 人間一人が、この世を生き抜いていこうとすると、他人には話せぬ(とても人には言えないという表現でもいいが)事情をかかえるものだ。他人のかかえる事情は、当人以外の人には想像がつかぬものがあると私は考えている。――<「妻と死別した日のこと」より>
この本は、
雑誌に連載されたエッセーを編集し、
最後に亡き 夏目 雅子との思い出を綴ったものだが、
あくまでも、エッセーは、彼の生き様の彼流の照れ隠しで、
本編は、亡き夏目雅子との思い出編にあるように思う。
本編飛ばして読んでも充分読む価値あり。
私としては、趣向も違うし、
本編には、あまり同調できなかった。
装丁にひかれて、手に取る。
内容は、友人の風変わりな離婚パーティで顔を合わせた5人の男と女。
動揺、苛立ち、虚しさ、自分を取り戻そうとするのだが、
揺れるこころが波紋をなげる。
それぞれが見つける新たな出発を描いた長編小説。
長編小説ということだが、12話からなる
連作短編集としても楽しめる。
学生時代への郷愁、そして現状を打破したい
30代のゆれる複雑な心情、
誰しも一度は、経験のある通過儀礼?
本日のトレーニングは、
愛宕浜海浜公園2往復ナイトJOG キロ6分
昨日のトレの影響なし。
シテイ前で、深夜になろうかというのに、
ランナー多い!