明日への道標~みんなが幸せになるために

さあ、また書き始めよう。どうしても伝えたいことがあるから。

自殺行為

2007-07-24 | 雑記
これって自殺行為でないかい。

>プロ野球選手会がNPBを提訴へ

>労働組合・日本プロ野球選手会(宮本慎也会長=ヤクルト)は20日、
>東京都内で臨時大会を開き、FA権取得期間の短縮や、FA選手を獲得した
>球団に対する補償金の撤廃など、選手の保留制度の改善を求め、
>日本プロ野球組織(NPB)を提訴することを全会一致で決議した。
>年内にも法廷闘争に入る構えだ。
http://www.daily.co.jp/baseball/2007/07/21/0000475152.shtml

全く何を言ってるんだか。

確かに米国は日本よりFAを行使しやすい制度になっているのだが、
一方で全国放送の放映権料を各球団に分配するなど
球団間の財政格差を是正する制度とセットになっている訳で。

日本のように特定の球団だけがテレビ放映のメリットを
独占しているような国でFAをどんどん自由化して行ったら、
ますます某球団が選手を引き抜きまくるようになるぞ。

シーズン前から結果が解っているようなプロスポーツに
なったら、誰がそんなものを金を払って見に行くんだ?

仮に自分がFAのメリットを享受できても、
全体が衰退してしまったら元も子もないだろう。

球団と選手の契約ってのは、一見単なる商行為にも見えるけど、
一方で、面白いゲームを成立させるための「決めごと」、
すなわち、三振でアウトとか、スリーアウトでチェンジとかの
ルールと同じような側面もある。

じゃあ、金をたくさん払ったチームはフォーアウトまで
チェンジしなくていい、という野球があったら面白いか?
ということ。

選手会はちょっと頭を冷やして考えるべきだろう。


P.S.
巨人戦の視聴率がこのままどんどん低迷して、
地上波での中継がなくなってしまえば、
各球団の財務の差は相当程度均衡するから、
そうなればFAをちょっと緩めてもいいとは思うけどね。