明日への道標~みんなが幸せになるために

さあ、また書き始めよう。どうしても伝えたいことがあるから。

安全保障をもてあそぶな

2007-06-17 | 政治
>現職関与の報道を否定=総連本部土地売買問題-公安庁
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2007061700113

総連の件の一連の話から連想されるのは、
55年体制のころの、自民党と社会党の関係だ。

当時の両党は表面的には対立しながらも、
裏側では非公式に接点を持って、それなりの落とし所を
考えながら政治を動かしていたと言われている。

公安庁と総連の関係にも同様なものがあるのだろう。

しかし、
全くシナリオ無しでガチンコをやる方が良いのか?
対立しながらも接点を持って落とし所を探る方がいいのか?
これはどんな場合にでも一概には言い切れないと思う。

今の「透明性重視」の風潮では前者が良いということに
なるのだろうけど、事態のコントロールが
効かなくなるリスクは後者の方が格段に低いはずだ。

もし、自分が公安庁で責任のある立場にいたとすれば、
北朝鮮との関係については間違いなく後者を選択すると思う。
事は国民の生命に関わることなのだから。

そして、そのためには総連を潰してしまう訳には
いかないのだ。

そう考えれば、今回の公安庁の関係者の行動は、
多分、公安庁の総意なのだろうし、
それは極めて合理的なものだと考えられる。

問題なのは、そういう国家の安全保障の根幹的な問題を、
マスコミが興味本位であげつらい、また、政治が目先の
人気取りのために利用しようとする状況が存在することだ。

今回の件がこじれて、日本が北朝鮮と
ガチンコで対峙しなければならないような状況に
陥らないことを祈るのみだ。

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