ソフトバンク、ソーラー充電携帯投入 10分充電、1分通話

 ソフトバンクモバイルは5月19日、2009年夏モデルとして、太陽光発電で充電できる携帯電話「SOLAR HYBRID SoftBank 936SH」(シャープ製)を発表した。
5月19日13時14分配信 ITmediaニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090519-00000046-zdn_n-sci


前回、太陽電池搭載のプリウスについて書きましたが、今回は携帯です。
ソーラーパネル付き外付け充電器(充電器に電池内蔵タイプ)っていう
のはあるのですが、本体に太陽電池を搭載しているのは日本初でしょうか?
(どこにも書いていませんが。。。)メーカーはSharpです。

ソフトバンク Solar Hybrid 936SH
http://mb.softbank.jp/mb/product/3G/936sh/

10分の充電で、待ち受けが2時間、1分の通話が可能。
これをどう見るか。1分の通話というのは短い気がしますが、待ち受け時間は
まあまあ長い。メールの送受信はどうなのでしょうか?
この充電条件は、こちら↓

通話中電源が切れた直後に指定の充電条件 (快晴の日の正午、屋外、太陽に直角にソーラーパネルを向ける) とした場合。本体電池残量が約75%を超えると充電できません。なお、数値については開発中の値であり、発売時には変更になる可能性があります。

電源が切れた状態でも10分で回復できるのだったらそれなりに実用になるか
と思います。水性能を備えているとのことで、急な雨でも大丈夫(?)
さすがに太陽光で(外で)充電するとなると、防水機能は必須ですね。
海外に行った時などは対応アダプターを持ち歩かなくてすむので便利かも。

ただ、この商品ページでは太陽電池の出力、仕様が分かりませんので本当に
使えるかは判断ができません。発売時に変更の可能性あり。というのも気に
なります。

ソーラー充電器携帯ストラップ★ソーラーチャージeco2


↑こちらは現在販売されている外付けのソーラー充電器。
リチウムポリマー電池(3.7V 480mAh)を内蔵。6~10時間の充電で
75分通話可能。太陽電池は発電電流 48mA 100000Lx(ルクス)と記載が
あります。(なぜ単位がルクス?)電池が3.7Vなので、出力は4V 50mA
0.2W 程度でしょうか。電圧3.7Vでは直接携帯に充電できないので約5V
に昇圧しているようです。

ソフトバンクの携帯では 太陽電池等の仕様が分かりませんが、この外付
けタイプよりは出力が大きいと思います。10分の充電で通話が出来るよう
に回復するのであれば、少なくとも電圧は5V以上でしょう。
私の予想では、5V 100mA,0.5W程度。これだとUSBと同程度の充電ができ
ます。でも大きさ的に0.5Wは厳しいか?
直接携帯のバッテリーに充電するので外付けより効率も良いはず。

と、ここまで書いて、auからもソーラー携帯が発売になるとのニュースが
入りました。

KDDI au Solar phone SH002
http://www.au.kddi.com/seihin/ichiran/kishu/sh002/index.html

ソフトバンクと同じくシャープ製。充電時間、通話時間も同じなので、
太陽電池に関しては同じ仕様だと思われます。
ソフトバンクが8月発売なのに対し、auが6月ということで、こちらの
方が早くなるようです。

どの位実用になるか。実際は発売されてからでないと分かりません。
が、このように太陽電池を搭載した機器はこれからどんどん増えると
思います。ノートパソコンや音楽プレイヤーなどには便利になりそう。
今後どのように発展するか、注目です。


関連ページ
【トヨタ プリウス 新型発表】意外!? ソーラーパネルは充電できず
http://blog.goo.ne.jp/fun_energy/e/98423ba7051e22b54b4a0a4c8cf12537


2009/5/26 更新 
NHKの「日本の、これから」環境と景気に関するアンケートに答えて
見ました。なかなか難しい設問が多いのですが、自分の考えをまとめ
るのに役立った気がします。皆様もぜひどうぞ。
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
Unknown (つかつかつーかー)
2011-11-06 17:47:34
こんにちは。お初にお目にかかります。

>>なぜ単位がルクス?
「単位面積当たりの明るさ」を表現する場合、ルクス単位を使うのがもっとも適切だからです。
カンデラやルーメンだと、光源からの距離によって明るさが変わってしまい、適切に表現できません。
この太陽電池は100000lxの光が当たると48mAの電流を発生させる、と記載されています。
光源が太陽であっても天井の蛍光灯であってもデスクライトであっても関係なく100000lxの光が当たると48mAの電流を発生させる、ということです。

内蔵電池は、480mAh, 3.7Vとのことで、1.776Whの容量があります。
普通の携帯電話なら、電池容量の半分(1.5Wh)くらいは充電できそうですね。

最近流行のスマートフォンは、表面が全て画面であるため、太陽電池を載せられるのは裏面の電池蓋のあたりくらいでしょうか。
ということから考えると、電話機本体に太陽電池をつけるよりも、携帯電話用外付け充電器に太陽電池を取り付ける方が主流になりそうだと思います。
 
 
 
Re:Unknown (mizu)
2011-11-07 15:30:37
つかつかつーかーさま

ご訪問&解説ありがとうございます。
この記事は2年以上前(2009年5月)に書いたもので、最近の事情とは異なっています。
電話機本体への太陽電池搭載は普及してませんね(^^;)
外付けタイプが主流になりそうだと私も思います。

最近は外付けタイプも多数出て来ていますね。
お勧めのものなどありましたら教えて下さい。
 
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