京の年中行事
當る戌歳 吉例顔見世興行
東西合同大歌舞伎
中村橋之助改め 八代目 中村芝翫 襲名披露
中村国生改め 四代目中村橋之助
中村宗生改め 三代目中村福之助 襲名披露
中村宜生改め 四代目中村歌之助
と、タイトルだけでも長〜い歌舞伎。
まだ、南座が工事中なので、ロームシアター京都での開催です。
顔見世では贔屓すじからの贈り物、竹馬というものが展示されてます。
祝幕は佐藤可士和さん。
名前がデザインされてます。
第一、良弁杉由来(ろうべんすぎのゆらい)
ぞろぞろお坊さんが出ます。三十人くらい。藤十郎さん、演技はいいんだけど、最近、しゃべりがおぼつかない感じ。
第二、俄獅子(にわかじし)
時蔵さんの芸者がかっこいい。三兄弟の鳶頭もいい。側転で人を飛び越えたりする立ち回りも魅力的。
お弁当は菊水の洋風弁当。高いだけのことはある分厚いビフカツに伊勢海老など、おいしかった。
第三、人情噺文七元結(にんじょうばなしぶんしちもっとい)
扇雀さんが少しセリフをとちったんだけど、それも利用して芝翫さんとの夫婦喧嘩で笑わせます。劇中で襲名披露するのも面白い。
第四、大江山酒呑童子(おおえやましゅてんどうじ)
舞踊劇ですが、踏み鳴らす足音が心地よい。酒呑童子が酔っ払ってふらつきながら舞うのも、前にバタンと倒れるのもすごい。勘九郎さんがんばる。
それから、幕間に三田寛子さんがごひいきに挨拶してました。梨園の妻は大変だ。