ちょっと気になるコーヒータイム

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金山へ(2)

2017年03月20日 17時44分37秒 | そして遊ぶ

次第に頭上が明るくなり、稜線に出たどり着くと、通称「番所跡」に出る。

金山は登山に大変人気のある山で、5~6ヶ所ほどの登山ルートがある。

この番所跡には背振山へ続く稜線、登山ルートの案内板が立っていた。

ここから西側へ稜線を少し登ると金山山頂である。

頂上より南側、北山ダム湖を挟み、天山方面の遠望。

天気はいいのだが、残念ながらモヤっていてすっきりと見えない。

簡単な昼食をとり、下山開始。稜線を東へ下る。

この日は平地で15度を超える陽気だったのだが、驚いたことに日陰には雪が残っていた。

道の両脇は一面クマザサが茂っていて、気持ちのいい稜線である。

しばらく進むと、注意して進まないと見落としそうな下山ルートを発見。

画像で左側の立木の赤いテープが判るかな?

多少不安な気持ちで踏み入ると、赤いテープはほどよい間隔で見つけることが出来、ルートもはっきりしてきた。

登ったルートと似たような沢が現れるが、傾斜が緩く、気持ちのいい自然林の中を下りていった。

このあとしばらく降りると、杉の植林地帯が現れ、打った枝が敷き詰められた作業道を降りることになり辟易してしまったのだが、最後はアスファルトの林道へ出て、キャンプ場の上まで歩いてきた。

ほどよい疲労感に包まれ、概ね満足のいく山行きであった。

                mm

撮影:Nikon  p7000


金山へ(1)

2017年03月20日 17時06分26秒 | そして遊ぶ

久しぶりに深山へ分け入った。

ここは福岡県と佐賀県境にある「金山」、標高967mである。

まったくの久しぶりの山だったので、山中キャンプ場からの通称「へなちょこコース」をとった。

渓流を右手に見ながらしばらく上ると、アスファルト舗装された林道に出る。

そこから本格的な登山となる。

右手に沢を見ながら、久しぶりの登山の感覚に浸りつつ、一歩一歩登っていく。

山頂付近には鍋島藩の番所の跡があり、古くから使われていたこの道は、所々に人の手による石畳状のところもある。

さらに高度を上げていくと、いたるところに大きな岩があり、この山全体が岩山で出来ているように思えてきた。調べていないので判らないが、「金山」の名称に関係があるのかもしれない。

沢もこの辺りになると、ほぼ枯れ沢状態となる。

僅かに残る「水」。ほぼこの沢の「源流」である。

久しぶりの「山」なので、息が上がってきた頃、傾斜も緩やかになり、明るい自然林となってきた。

気持ちのいい登山道をさらに上っていくと、三瀬峠からの分岐に出る。

葉が落ちた樹林の間から、金山の山体が見えてきた。

頂上までもう一息である。

          つづく  mm

 

撮影:Nikon  P7000