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淀姫神社(伊万里) 神巡り旅6項

2014年11月25日 23時31分43秒 | 神めぐり旅

今年の秋、見損ねていた紅葉を求めて急いで車に乗り込みました。

ここは伊万里の「淀姫神社」です。

松浦市にもまったく同名の「淀姫神社」がありますが、同じ「淀姫(与止日女)」あるいは「豊玉姫命」を祀っています。

 

 面白いのは、ここの神社では淀姫と豊玉姫は同一人物で「大綿津見神(オオワダツミノカミ)」の娘であって、

山幸彦(ヤマサチヒコ)と結婚しますが、

松浦の淀姫は「神宮皇后(おきながたらしひめ)」の妹であり、大綿津見神の娘が「豊玉姫命」とあって別人と

されています。

與止日女命(与止日女命)についてはこのように、大きく二つの説があるようです。

しかし、いずれの淀姫も、川と海の違いはあれ、「潮満玉」と「潮干玉」を使って水を操るのは同じです。

 

この神社には、説明も無いのですが、今では様々な神事の作業に使用されているように見える、何やら良い雰囲気の

建物も残っています。

 

 

境内にはイチョウやモミジの紅葉が、実に見事に輝いていました。

 

 

さらに面白いのは、一の鳥居と思っていたその外側、少し離れたところにぽつんと立派な鳥居が立っていることです。

 この鳥居の前後には、道らしきものはありません。

神社との間には小さな川を挟んでいて、参道もちょっと脇に「よどひめばし」が架かっています。

少し離れて見ると、この鳥居の先に「淀姫神社」があるのがわかります。

 

わずか半日の「神巡り旅」ではありましたが、いやぁ~、申し訳ない、申し訳ない、神社と紅葉をいっぺんに見てしまいました。

          mm

 まさき設計

撮影 :  Nikon D5100 

          

 


芸術文化の秋

2014年11月04日 11時41分20秒 | 文化活動など

 芸術文化の秋ですね。

市内福島町で開催された「文化祭」のひとこま。

福島町内には江戸期の茶室「調風亭」がひっそりと残っており、帰りに見てきました。

 これは松浦藩の家老職だった熊沢家の茶室ですが、明治期に平戸からこの地に移築されたようです。

市の「有形文化財」に指定されているようですが、屋敷は荒れ果て、木戸は崩落寸前で、見るも無惨な

状態です。屋根こそ本来の屋根の上に真新しい瓦屋根を乗せてありますが、杉皮か檜皮の趣はみじんも

ありません。

 この地域には、鷹島の元寇船以外にも、色々な歴史があり、様々な資産も残っているのです。

ものの価値は、人によって異なることは理解していますが、見向きもされず非常に残念です。

mm

撮影:nikon P7000