ちょっと気になるコーヒータイム

風景とか建築とか、その他もろもろ・・
           Messages from Masaki Fukumoto

愛機

2009年10月29日 17時41分51秒 | これでもエッセイ?
 愛機とは人によって様々だと思いますが僕の場合、これです。

その名はフェンダージャパン製ストラトキャスター〔ST62-70TX〕。
ズシッと重いアルダーのボディと、ビシバシ歯切れのいいピックアップ「テキサススペシャル」、ローズウッドの指板が特徴です。
リヤでの明るい音から沈んだメロウな音まで出すことが出来ます。

 ギターのボディは時々女性にたとえられますが、ギターにもクラシック(ガット)ギター、フォークギター、エレキギターにアコースティックのエレキギターなど、沢山の種類がある中で、やはりこのストラトキャスターが一番妖しいプロポーションをしていると思います。

 丸みを帯びた優雅な曲線を見ていると、本当に手にしっくりと馴染むような、何かもっと上手く弾けそうな気がして来るのですね。
現実にはそう上手くはいかないのですが・・・・。

 これから先、老いても弾けるギター、皆さんもやってみませんか。
               mm

 まさき設計

そして文化の秋

2009年10月26日 03時12分58秒 | 文化活動など

 文化の秋、という訳で今年も文化協会の研修旅行に行って参りました。

 今年は佐賀城本丸御殿の「県立佐賀城本丸歴史館」で佐賀鍋島藩の歴史と偉功を学び、柳川市で「川下り」をし、福岡県大木町の「おおき循環センター」で環境を学ぶ、というものでした。

 佐賀城では鍋島藩の歴史と維新時の雄藩への道のり、反射炉による製鉄など様々な偉業を学んだのですが、ここの入場料は無料であり、説明もすべてボランティア、ということにも驚きました。

 柳川は、柳川城とその歴史、旧藩主立花家の別邸「御花」、城址周辺の「川下り」や詩人「北原白秋」など、実に見るべきもの、学ぶべきものが沢山あります。
 ウナギのセイロ蒸しで満腹になった後、「川下り」に興じる、などというのをやったのですが、魅力がぎっしりと詰まった柳川を知るにはとても時間が足りず、この町は個人的にもまた訪れたいと思っています。

 最後の「おおき循環センター」は、福岡県大木町にある生ごみ、し尿、浄化槽汚泥をメタン発酵させてガスを抽出し、エネルギーとして利用し、同時に発酵後に発生する消化液を有機肥料として農業利用する循環型の施設です。
 この施設は平成18年にわずか5億2千万円で完成したばかりですが、生ごみと汚水の処理で、以前に比較し年間約4,000万円ほどの経費の削減にも成功し、町として将来は「ゴミゼロ」を目指しているそうです。
「環境のまちづくり」に実に素晴らしいことが書いてあります。

 現在全国からの視察団がひっきりなしにやって来ているようですが、説明をされた町職員の方の、この町に対する一生懸命で熱い思いがひしひしと伝わってきて、少なからず感動してしまいました。

 うぅっ、うらやましい・・・・・・。

 という訳で今回も、実に真面目に充実した「研修旅行」となったのでした。

                mm
 まさき設計





 

住まい方 (差し替え)

2009年10月07日 22時26分57秒 | 建築的に
 上は英国コーンウォール地方のさして有名でもない、海岸近くにあるSt.Austellという田舎町です。地域の人口2万2千人ほどの街の中心部です。
決して秩序のある街区形態ではありませんが、美しくゆったりとしているように見えます。

 一方、下は我々には見慣れた、長崎県松浦市、同じく周辺人口2万2千人ほどの市の中心部にあたります。St.Austellと同じ縮尺で並べてみました。いかにも行き当たりばったりで出来てきた感じがします。

 こうやって見比べてみても分かるように、イギリスの街は美しくゆったりとしているのに対し、松浦市はそうは見えません。
何がどう違うのかと言うと、St.Austellでは街中の「緑」が比較的均等に配されているのに対し、松浦市は街と「緑」は分離されているように見えます。

 建築に携わる者としてこういった街を造ってきたつもりは毛頭無いのですが、言い訳にもなりますが個人的に何とか出来る範囲は狭いのです。

 国の人口密度で比較すると確かに日本のほうが4割近く高いので、街に余裕が無いと言えばそうなのかもしれませんが、実は都市の造り方というか、住環境に対する考え方が相当違うようです。
それはそのまま都市の人口密度に現れ、例えば首都の比較では、

        東京23区:13,500人/km2
        大ロンドン: 4,782人/km2 であり、

地方都市の比較でも日本の場合人口が都市部に集中するのに対し、イギリスの地方都市は中心部から住宅地がゆったりと広がります。
日本の場合特に平地が少ないという事情もありますが、イギリスでは何というか、いわゆる「知性」を感じざるを得ません。

 これは上の画像でもそうですが、St.Austellの道路には車用の信号があまり見あたらないことでも理解できます。交差点も信号が要らないように工夫され、見通しも大変広くゆったりとしています。また、町中を走る鉄道は、その両側が緑の森にくるまれています。
 松浦市では、我が家から市境までナント、18カ所もの信号が行く手を阻むのです。そのほとんどは左右からの車もいない交差点で・・・。ということはこれらの信号機は横断歩行者のためのもの??

 イギリスは世界をリードしてきただけあって「環境」に関する意識は大変高く、ナショナルトラスト運動発祥の地でもあります。

 向こうの方が「日本の街は美しいから大好き!」などと仰ってるのは、あくまで社交辞令であることを肝に銘じなくてはいけません。

 それにしても何とか後世に「美しい日本」を残したいものです。

                 mm
 まさき設計


 
 

        
        



メロンパン?

2009年10月05日 17時49分55秒 | これでもエッセイ?
 昨日、夕食の後で上階に上がっていくと、大きな「メロンパン」があった。

しばらくしてやって来たワンコはそそくさと乗り上がり、その所有権については有無を言わせない態度であった。
どうやら僕の知らぬ間に、昼間っからこの上で寝ていたらしい。
中には銀マットも入っており、あまりの気持ちよさに、たちまちこのような醜態となってしまった。

我が家のダメワンコがますますダメになっていく・・・・。
で、これが季節柄、なんとなく「満月」に見えなくもない・・・。

                     mm
 まさき設計