次第に頭上が明るくなり、稜線に出たどり着くと、通称「番所跡」に出る。
金山は登山に大変人気のある山で、5~6ヶ所ほどの登山ルートがある。
この番所跡には背振山へ続く稜線、登山ルートの案内板が立っていた。
ここから西側へ稜線を少し登ると金山山頂である。
頂上より南側、北山ダム湖を挟み、天山方面の遠望。
天気はいいのだが、残念ながらモヤっていてすっきりと見えない。
簡単な昼食をとり、下山開始。稜線を東へ下る。
この日は平地で15度を超える陽気だったのだが、驚いたことに日陰には雪が残っていた。
道の両脇は一面クマザサが茂っていて、気持ちのいい稜線である。
しばらく進むと、注意して進まないと見落としそうな下山ルートを発見。
画像で左側の立木の赤いテープが判るかな?
多少不安な気持ちで踏み入ると、赤いテープはほどよい間隔で見つけることが出来、ルートもはっきりしてきた。
登ったルートと似たような沢が現れるが、傾斜が緩く、気持ちのいい自然林の中を下りていった。
このあとしばらく降りると、杉の植林地帯が現れ、打った枝が敷き詰められた作業道を降りることになり辟易してしまったのだが、最後はアスファルトの林道へ出て、キャンプ場の上まで歩いてきた。
ほどよい疲労感に包まれ、概ね満足のいく山行きであった。
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撮影:Nikon p7000