ちょっと気になるコーヒータイム

風景とか建築とか、その他もろもろ・・
           Messages from Masaki Fukumoto

「百万本のバラ」について

2023年07月09日 22時59分26秒 | これでもエッセイ?

僕は少しだけギターを弾く。

ある日、三根信宏さんや久山明男さんが弾く「百万本のバラ」を聞いていた。

そいうえばこの曲は加藤登紀子さんも歌っていたなぁ・・と思いながらググっていたら、日本人の歌手の方々も沢山歌っていらっしゃる。

歌詞も少しづつ違うのだが、概ねその意味は、

 

グルジア(現ジョージア)の貧しい画家「ニコ・ピロスマニ」が、ある時巡業でやってきたフランス人の女優「マルガリータ」に恋をし、家や家財全財産を売り払ってバラを買い、その女優に捧げた

 

という物語が基になっているのだが、恋をしたところまではいいとしても、実際にそれほど沢山のバラを送られても迷惑かもしれない。

ニコ・ピロスマニは今ではジョージアの国民的画家だそうだが、恋をした「女優マルガリータ」を描いたといわれている作品が

これだそうだ。

さらにこの曲には原曲があって、それがラトビアの歌謡曲「Dāvāja Māriņa = マーラが与えた人生」である。

表題画像はラトビアの国民的歌手「Aija Kukule = アイヤ・ククレ」が歌う「Dāvāja Māriņa 」である。

参照 → https://www.youtube.com/watch?v=pL70_15VqZE

勿論ラトビア語なので全く解らないのだが、これも日本語訳詞で歌っている歌手の方がいらっしゃる。

「小田陽子」さんという方なのだが、その歌詞の内容は「百万本のバラ」とはまったく異なっていて、大国に運命を翻弄されてきたラトビアの苦難を物語る内容である。

参照 → https://www.youtube.com/watch?v=4N2tIBlkCpA

ここまで辿ってあらためて聞いてみると、この曲の持つ深い感動的なメロディを、なんと今まで平ぺったく聞いていたか、と思い至ったのである。

                    mm

 

※youtubeは勝手に案内させて頂いてます。問題があればご指摘ください。

 

 

 

 

 

 

 


近頃のラジオ

2022年01月25日 15時33分02秒 | これでもエッセイ?

大きいほうが「SONY   ICF-M780N」、小さいほうが「HanRongDa  HRD-310」です。

780Nは世界のソニーが誇る、国内でも受信感度、音質とも大変評価が高いラジオです。

一方HDR-310は名前からして中華製ですね、この二つを扱ってみた自分なりの(素人の)感想です。

■780Nはシンセチューニングで受信能力は抜群です。FM・AMとも5局登録が可能、ラジオ日経は聞きません。音質は大きな(10cm)スピーカー使用で、ノイズ域の高域がカットされており一見いい音風に聞こえますが、中域のみのこもった音で好きになれません。ただしヘッドフォンの音はそこそこです。

■310はDSP選局、FM・AM・SWでそれぞれ20局が登録できます。受信能力もなかなか優秀だと思いますが、短波受信はまぁオマケのようなものでしょう。音の方は5cmのちっちゃなスピーカーなのでいわゆるポケットラジオの音ですが、ナチュラルでいい音してます。

 

この2台を比較する場合最も気になるのが、780NのFMがモノラル受信しか出来ないことです。これはヘッドフォンでもステレオでは聞けません。一方310のほうはステレオ受信ができるとありますが、電波が弱いのか、ラジオの分離能力が弱いのか、ヘッドフォンで聞いても左右の音の分離がよく判りません。ただし明らかにモノラルではありません。

タイマー機能は両機種とも備わっており、しかも価格は310は780Nの約5分の1。中華製恐るべし!

いい音で聞くためならチューナーでアンプ通しで聞くとか、ネットラジオで聞くとかすればいいのですが、世代的にラジオ放送はやっぱりポータブルラジオで聞きたいんだな。

                  mm


秋空にまんじゅうを喰らう

2021年10月25日 17時06分00秒 | これでもエッセイ?

佐賀県の端っこに「北山饅頭」というお店があって、どうしても食べてみたい、と思って行ってみたら店休日。

仕方が無いので次の週末に連絡を入れてみたら、「すみません、地区の用事で・・」と、またお休み。

もう頭の中は「饅頭、まんじゅう・・」となっているので近くにほかの「饅頭屋さん」はないかと探してみたら、「岸川まんじゅう」というのが多久の山間部にあるらしい、というのがわかりました。

小さい集落の入口に

という立派な構えのお店がありました。

で買ってきた饅頭が上の写真です。

割合に大柄な饅頭でなかなか食べ応えがあります。昔ながらの素朴な味で飽きません。小腹が空いた時など最高です。

それでも饅頭熱はなかなか冷めず、「北山饅頭」もどうしても食べてみたい、としつこいようですが次の週に再度行ってきました。

おお、こっちもなかなか風情がある店構え。

で、買ってきた饅頭が

少し食べた後なので数が少ない?

こっちの饅頭は一口サイズで、とっても美味しくて上品でお洒落な感じ。

いつものツーリングコースにあるので、またいつか寄りたいと思っています。

という訳でグーグルマップはいろんなお店を見つけることが出来るので、次々と誘惑されているのであった。

           mm

まさき設計


蕎麦

2021年10月11日 11時42分42秒 | これでもエッセイ?

蕎麦です。

そう、普通の蕎麦ですが、若い頃はあまり食べなかったように思います。

歳を重ねるとともに、カロリーの高いものは次第に遠のき、いつの間にか蕎麦など食べたくなってきたりするわけです。

ここは佐賀県のとある山中の小さな集落に佇む蕎麦店です。

僕と同じ世代のご主人が週末だけ開いておられるお店です。

店内はこんな感じです。

この日の昼食は私たちを入れて三組でしたが、程よい距離感があり、なかなかいい感じのお店でした。

肝心の蕎麦ですが、しっかりしたコシがあり、大変美味しく頂きました。

          mm

まさき設計

撮影: iphon

 


看板・・

2018年12月05日 17時17分03秒 | これでもエッセイ?

志佐川のほとりを散歩していたら、看板・・・と言うか正確には看板だったものが目に止まりました。

人知れず長年?の風雪に耐えてきた看板には、すでに何と書いてあったか知るすべもありませんが、

何とも迫力があり、作ろうとして出来る物でもありません。

ただ、じっと見ていると何となく上のほうには「カッパの顔」が見えますし、左上のほうにはアフリカと

ヨーロッパとイギリスと何と地中海までもが描かれて?いる・・・ように見える人はいませんか?

               mm

 


しのび寄る秋

2018年10月23日 01時16分37秒 | これでもエッセイ?

時々登っている「不老山」にも、秋がしのび寄っていた。

などと恰好をつけなくても、すでに10月半ば、葉も色づいて当然だろう。

ふと目について写した桜の木だが、こういったものに目がとまるようになると、気を付けなければならない。

というのは、井上揚水さんと吉田拓郎さん、坂崎さんの3人一緒のラジオをユーチューブで聞いていたら、陽水さんが「タモリさんが言ってたんだけど」と前置きをして次のような話をしていた。

「花鳥風月」というのがあって、「木がいい枝してるな・・とか、今日の風は・・」などと言うとかなり男性としてエンディングを迎えてて、「いやぁ参ったなぁ、今日の月は・・」などと言うと、ほぼ終わっている、ということらしい。

願わくばもうしばらくは「現役」でありたいものだ。

            mm

 

撮影:NIKON D5100 サイズ縮小

 


2018.9.25 の名月

2018年09月26日 00時23分19秒 | これでもエッセイ?

今年の仲秋の名月から1日後の「名月」。

昨日はいい月を観ることが出来ず、今日になりました。

久し振りにゆっくりと月を見るような気がしています。

「日本の秋」は・・ いいものですね。

ウサギの餅つきの影絵や、ススキの穂を連想してしまいます。

それと、月見団子・・。

 

「満月」の月よりも、東西のどちらかが欠けている時の月のほうがクレーターの凹凸が目立って、絵としてはいい感じのような気がします。

画像は1/2.3型CMOSの撮像素子なので、こんなもの・・・。

画像の中央部少し西寄りに「コペルニクス」、そのず~っと南の方に大きな「ティコ」クレーターが見え、特徴的な「光条」も見えます。

コントラストを若干上げ、1/2にトリミングしてあります。

                mm

撮影:CANON SX50HS


原子力やめませんか?

2017年10月11日 17時09分02秒 | これでもエッセイ?

国策によって原子力政策が推進され「交付金」に潤った街も、ひとたび「事故」が起きると、言葉では言い表すことができないほど悲惨な現実が待っています。

これはGoogleマップで見た「双葉町」の一画ですが、この先この街に人が戻ることは不可能です。

人々はようやく手に入れた家も、隣近所住み慣れた街も、そして愛する故郷の風景も、何もかも失ってしまったのです。

そしてこんな「ゴーストタウン」が双葉町や浪江町、大熊町や富岡町など、広大な範囲で延々と広がっています。

パソコンが目の前にあるなら、是非Googleマップでこの悲惨な状況がどれほど広い範囲で広がっているか、あらためて見て欲しい。

突然降って湧いた「衆議院選挙」の前だから言うわけではありませんが、何とかして「原子力」、やめませんか?

エネルギーの消費を我慢して「昭和」の頃まで後戻りし、今より多少「不便」でもいいじゃないですか・・。

               mm

 

 

 

 


すーぱーむーん!

2016年11月15日 00時25分31秒 | これでもエッセイ?

今日はいい天気ではなかったのでまったく期待してなかったのですが、夜、明かりを消したらハイサイド窓からの光に、観葉植物の葉っぱの影が・・・。

「おや」とドアを開けて空を見上げると、何と一点の雲もなく、漆黒の夜空に満月が!!

 

日は昇り 日は沈み 振り向けば

何もかも移ろい去って

青丹よし 平城山の 空に~~ 満月!!  (さだまさし「まほろば」より)

 

        mm

撮影:Canon  SX50HS

 


印象派から新印象主義へ

2016年08月26日 00時08分39秒 | これでもエッセイ?

 美術展覧会に出向くのは、福岡市美術館で開催された「モネ展」の後期展に続き、今年二回目となる、佐世保の「島瀬美術館」(正式には島瀬美術センターというが、「館」のほうがいい!)で開催されている、「印象派から新印象主義へ」(クールベ、ルノワールからマティスへ)を観てきました。

「女性を描く」と副題が付いていますが、ほとんどが19世紀後半から20世紀前半に製作された人物画の作品です。

ルノワールの「肖像画の習作」は以外に小さな作品でしたが、いやぁ、感動しました・・。

作品はフランス国内の多数の美術館、日本国内のいくつかの美術館などから集められ、国内初出展のものも数多くありました。

ま、はじめて聞く画家の名前もありましたが、聞いたことのある画家だけでも、

ギュスターヴ・クールベ
オーギュスト・ルノワール
アンリ・マティス
マリー・ローランサン などなど・・ 

当然、国内の他の美術館との巡回展ですが、何よりも佐世保市でこのような素晴らしい展覧会が開催されたことが素晴らしい!

島瀬美術館の皆さん、今後とも頑張って下さい!(拍手)

          mm

 


戦争の痕跡

2016年08月03日 17時55分52秒 | これでもエッセイ?

 同じ場所を時代と供に見ていくと面白いものが見えてきます。

これは終戦直後、昭和22年の松浦市・星鹿城山の航空写真です。

ここには戦時中、高射砲の基地が置かれていました。すでに高射砲はありませんが、丸い基礎、周囲の建物などはまだ見えています。

僕たちが小学生の頃、と言うと昭和40年前後ですが、この城山にたびたび遠足で行っていました。

当時は石とコンクリートで出来た、放射状の丸い構造物を記憶していますが、それが高射砲の基礎だとは考えもつきませんでしたし、先生方も教えてはくれませんでした。

これがその昭和40年の航空写真です。

そして中心部の拡大画像です。

 小さな広場の、向かってすぐ上には四角い展望台があり、もう少し上に高射砲の丸い基礎の部分が見えます。

また、広場の右下方向には、数棟の赤レンガを貼った小さな建物の廃墟がありましたが、戦時中のものだったのでしょうか。

これらの廃墟はかなり後まで建っていたように記憶しています。

同じく昭和50年の中心部の画像です。

そして昭和60年。アンテナが立ち始めています。基礎があったところはわずかに痕跡が残ります。

同じく平成9年。もう、まったくと言っていいほど、基礎の痕跡は残っていません。

そして平成26年の画像です。

中心部です。

テレビや携帯電話などのアンテナ基地と化しており、そうとう様変わりしています。

四角い展望台は廃屋となり、右奥上部に新しい展望台が建っています。ここに戦時中の遺構があったことは、まったくと言っていいほど判りません。

確認はしていませんが、小さな広場の右下方向にはアンテナが建っていて、すでに赤レンガの廃墟は無くなっているかもしれません。

           mm

画像:国土地理院、Googlemap


年も明けてしまって・・

2016年01月22日 16時34分11秒 | これでもエッセイ?

 遅ればせながら、本年もよろしくお願いいたします。

昨年から多忙な日々が続いており、ブログが止まったまま・・・。

猿、サル、申、さる、去る、沙流・・・の年。

ちなみに干支の申と猿はまったくもって関係が無いらしい・・・。

猿を用いているのは、人々に干支の申を解りやすく伝えるためとか・・。

どこかに書いてあったのだが、なるほど、申は示(しめすへん)を付けると「神」になり、

なんとなく見直したくなるような・・。

mm

 まさき設計

 

 

 


シャーロット姫の名前はエレイン・・

2015年11月13日 15時59分54秒 | これでもエッセイ?

 で、以前書いた「The Lady of Shalott」のお話ですが、「アーサー王伝説」の第6章に出てきます。

物語は「ランスロットを愛したエレイン」というもので、はじめてシャーロット姫の「名前」が出てきました。

この物語によると、キャメロット城、円卓の騎士ランスロットは「The Lady of Shalott」に出てくるのと同じで、川の中島の城は「アストラット」、そこにすむ姫の名前が「エレイン」であることがわかります。

この「ランスロットを愛したエレイン」では残念ながら「シャーロット」という名称は出てきません。この二つを繋いで考えると、「シャーロット」=「アストラット」となります。

ま、興味が無い方には何のことだかわからない、どうでもいいことですね。

mm

 まさき設計

 


おぉっと、、コウモリだ!

2015年11月09日 23時22分57秒 | これでもエッセイ?

ちょっと前のことですが、家の中にコウモリが入っていました。

突然、それも夜に、家の中にいるはずも無いコウモリを見つけた時は、さすがに驚きました。

こんなに近くで見たことは無いので、カメラで写して拡大して見てみました。

まさしく絵に描いたような(そりゃあ本物だもの)角が生えたような耳!

翼のような「飛膜」の中程に小指のような形で出ているのは手の親指。

画像はちょうど左の親指を天井の隙間に引っ掛けて、壁に張り付いている状態です。

足はしっかりと親指と別に4本の指があります。

そして尻尾の先まで「飛膜」が繋がっています。

しばらく観察した後、急遽作った虫取り網のようなもので捕らえて、めでたく夜の闇に逃がしてあげました。

コウモリは人に良くないバイ菌を持っていることがあるらしいので、直接触らないようにしたのですが、ネットでは直に手に持っている画像を沢山見かけます。

残念ながら顔の画像は無いのですが、ちっちゃいキバをむき出し、鼻が前を向いている、本当にもうあのデビル・・ではなかった、ちょっと愛嬌のあるコウモリの顔でした。

                  mm

 まさき設計

 撮影:CANON : SX50


伊万里湾に浮かぶ小島

2015年06月20日 00時30分16秒 | これでもエッセイ?

 このところ仕事で、伊万里湾あたりでフェリーに乗る機会が多いのですが、これは松浦市星鹿町の離島、青島のすぐ目の前に浮かぶ小島「羽島」です。このすぐ前をフェリーが通るのです。

直径約20メートル程度の本当に小さな小島で、名前も無いのか調べたら、ちゃんとありました。

我々が子供の頃は、「茶だし島」(いわゆる急須ですな)という愛称で聞いていました。

こんな岩だけの小島ですが、立派な?松の木も生えています。昔は、てっぺんにもう少し木が茂っていたような気がするのですが、ちがったでしょうか?

釣りはしないのでわかりませんが、人気があり、瀬渡しもあるようです。

しかし、こんな小島に取り残されたら悲惨でしょうな・・・。

つい、別のブログに書いた「もしも海で漂流したら」を思い出しました。

発電所の煙突が、まるでこの羽島から出ているかのような画になっています。

mm

 まさき設計

 

 撮影:Canon A1400