僕は少しだけギターを弾く。
ある日、三根信宏さんや久山明男さんが弾く「百万本のバラ」を聞いていた。
そいうえばこの曲は加藤登紀子さんも歌っていたなぁ・・と思いながらググっていたら、日本人の歌手の方々も沢山歌っていらっしゃる。
歌詞も少しづつ違うのだが、概ねその意味は、
グルジア(現ジョージア)の貧しい画家「ニコ・ピロスマニ」が、ある時巡業でやってきたフランス人の女優「マルガリータ」に恋をし、家や家財全財産を売り払ってバラを買い、その女優に捧げた
という物語が基になっているのだが、恋をしたところまではいいとしても、実際にそれほど沢山のバラを送られても迷惑かもしれない。
ニコ・ピロスマニは今ではジョージアの国民的画家だそうだが、恋をした「女優マルガリータ」を描いたといわれている作品が
これだそうだ。
さらにこの曲には原曲があって、それがラトビアの歌謡曲「Dāvāja Māriņa = マーラが与えた人生」である。
表題画像はラトビアの国民的歌手「Aija Kukule = アイヤ・ククレ」が歌う「Dāvāja Māriņa 」である。
参照 → https://www.youtube.com/watch?v=pL70_15VqZE
勿論ラトビア語なので全く解らないのだが、これも日本語訳詞で歌っている歌手の方がいらっしゃる。
「小田陽子」さんという方なのだが、その歌詞の内容は「百万本のバラ」とはまったく異なっていて、大国に運命を翻弄されてきたラトビアの苦難を物語る内容である。
参照 → https://www.youtube.com/watch?v=4N2tIBlkCpA
ここまで辿ってあらためて聞いてみると、この曲の持つ深い感動的なメロディを、なんと今まで平ぺったく聞いていたか、と思い至ったのである。
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