皆さんは「もんじゅ」をご存じでしょうか?
実は僕もよく知らなかったのですが、これは福井県敦賀市にある、日本原子力研究開発機構(旧動燃)の高速増殖炉で、プルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料を使用して、消費量以上の燃料を生み出すといわれている夢のような原子力発電施設です。
これまで事故と試験ばかり繰り返しており、国費を2兆4千億以上も使いながら、商業用電力の発電実績は無く、商業用燃料の生産実績も、ほとんどありません。現在も毎日 5,500万円の維持費がかかっているそうです。
昨年、炉内に中継装置と呼ばれる筒のようなものが落下。その吊り上げ費用に18億円も使ったということです。あまりに金額が大きすぎてどうもピンときませんが。
そう、この原子力施設は1967年頃に設計が始まって以降、未だ実験施設でしかありません。
そもそも冷却に使用するナトリウムが問題のようです。(水と反応し、爆発します。)
消費量以上の燃料を生み出すといわれており、地球温暖化にも高い効果を発揮しそうですが、これもまた、
「うまくいけば」 とか、「事故を起こさなければ」の話の類のようです。
もしも、もしもですよ、逆にこの「もんじゅ」が福島第一原発のような事故を起こしたら、関西から中部、関東の大都市圏がことごとく高レベル放射能に汚染されるとも言われています。
なかなかマスコミが取り上げないのも気になりますね。
mm
まさき設計
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B8%B8%E9%99%BD
電気は必要だけど、この際、書類は手書き、計算はそろばん、文書は郵送、ぐらいの覚悟で原発止めて節電した方がいいような気がしてきました。・・・無理か(^^;)
誰かも書いていましたが、我々は「三丁目の夕日」の頃までの逆戻りなら、生活していける自信があるような気がします。
もっと自然に対してやさしく過ごしていきたいものです。