神巡り旅ではありませんが、いつも通る伊万里の黒川から南波多へ抜ける県道沿いに、以前から気になる神社があったので寄ってみました。
名称は「八阪神社」(ヤサカジンジャ)で、伊万里市内に「八坂神社」というのがあって、こちらは石造物群で市の重文にも指定されており目を引くわけですが、こちらの黒川の神社はよく判りません。
(投稿後にわかったことですが、全国の八坂神社の主祭神は「須佐之男命」(スサノオノミコト)でした。やっぱりお偉い様だったのですね。)
石の柵といいますか、欄干というのでしょうか、境内をぐるりと取り囲んでいます。
何とも重厚で以前から前を通るたびに気になっていた訳です。
一の鳥居を過ぎ、左手のお地蔵様のお堂の前を過ぎると小さな石段があり、その上がった左手に手水舎があります。
この時水はあまりきれいではありませんでしたが、立派なつくりです。
そこを過ぎると一対の石灯篭があります。見上げると
「あらよっ!」と、曲芸を披露している狛犬がいらっしゃいました。
なかなか面白いと思っていたら、すぐその先で別の狛犬に睨まれました。
その先に二の鳥居があり、見上げた先が拝殿となります。
拝殿は建築的には見るべきものはありませんが、と書こうと思ったら、いやぁ凄いのを見つけました。
拝殿の天井は見事な天井絵で埋め尽くされていました。
絵柄から見て相当古いもので、大変貴重なものであろうと推察しました。
境内には何やら能舞台的な建物もありますが、少し傷みが出ているようです。
伊万里市大川野にある淀姫神社にも似た建物がありましたが、ここまでの規模を持つ神社はいったい旧社格は何なのか、由来は何なのか、祭神は何なのか、知りたくなってきます。
ここで僕は強く訴えたい。
九州の神社庁で、管内の神社を把握しているホームページを持っているところは、長崎県と鹿児島県の神社庁しかありません。
そこで各県の神社庁には、是非、管内の神社を紹介するホームページを作って頂きたい、のです。
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撮影:iPhone