おーい、ふくちゃん!

趣味のゴルフ、写真、庭いじり、の記録です。令和元年より、オールドレンズで町歩きの記録を心新たに楽しみます。

打ち出の小槌 一寸法師 芦屋川?? 散策

2017年02月25日 | 苦楽園散策

苦楽園周辺ではありませんが、Googleマップを眺めて見つけたお家レストラン。阪神打出駅から東に5分ほど歩いたところにあります。

一喜(いっき)https://tabelog.com/hyogo/A2803/A280302/28000011/dtlrvwlst/B113934600/?lid=unpickup_review

住宅街にある一軒家を改造したレストラン。ドアを開けると普通の玄関。そこで靴をスリッパに履き替えて通された部屋は、おそらくリビングだった部屋で、そこに四人がけのテーブルが5席ほど。奥には個室もあるようで、小さなパーティーも開けるそうです。

いただいたお料理は、日替わりランチ(ライスグラタン)とミックスフライランチ。昔ながらのと謳っては今したが、とても上品な味付けで、ホタテのフライはとても上がり具合がよくおいしかったです。最後に出てきたデザートにあったミニフレンチトーストはおいしかったなぁ。

日替わりランチのメニューの予定がお知らせされていましたが、どの献立もおいしそうで、また週末に来てしまいそうです。職場からも近いから、誰か誘って来てみようかなぁ…。

その後、打出周辺を散歩しましたが、とても落ち着いた街で、苦楽園と比べるとお店はそんなに多くはありませんが、所々に気の利いたお店があって、週末も楽しめそうな街でありました。

その散歩の中、打出駅近くには打出の小槌町という地名があり、近くに芦屋川や夙川が流れていることもあって、

「ここは一寸法師が下った川があるんだよ。」

とほら話を始めると、最初は疑い深い目で見ていた妻も、最後は「へー。」と感心したようにうなずいていました。でも、車の中でiPhoneで調べると、打出の小槌の由来が民話として残っていることがわかり、すぐに嘘だとばれてしまいました。

 

 

打出の小槌 
(うちでのこづち)

 とんとむかし、あしやの海に竜神がすんでおった。 
 竜神は、大そう大事にしている小槌という宝物を持っておった。
 その小づちをふると、ねがいごとが、すべてかなうという宝物であった。
 しかし、この小槌には一つこまったことがあった。
 小槌をつかっているときに、かねの音がきこえてくると、それまでうちだしたものが、きえてなくなるというのである。
 竜神は、そんなめんどうなものを持っているのがいやになった。
 そこで、いろいろと考えたすえ、都にいき、朝廷にさし上げることにした。竜神は、人の姿になって、朝廷にいき、あつかい方をおしえて、海に帰っていった。

 めずらしい小槌という宝物をもらって、朝廷は大喜びした。
 だが、よくよく考えると、この小槌は、使いにくい。第一に、かねの音が聞こえるとなんでもきえるというのは、まことに困る。都は、寺や神社が多く、一日中、かねの音などなりひびいておる。
 それに一度失敗すると、小槌は役に立たないというではないか。
「これは、困ったものをもらったものじゃ。」
 そう、朝廷の人はつぶやいたそうな。
 ちょうど、その時、あしやの長者が、手がらをたて、都にきておった。
 小槌は、長者にほうびとしてわたされた。なんでもねがいごとがかなうという小槌をもらった長者は、喜びいさんで、国元あしやへ帰っていった。

 長者が、大そうめずらしい宝物を持ち帰った話は、その日のうちに打出の村に知れわたった。
 しまいには、打出村だけでなく、あしやの村人にも、小槌の話はつたわり、人々は長者の家をおとづれ、小槌を見たがった。
 長者は、りっぱな、大きな屋敷にすんでいて、もともと大金持ちであった。だから、とくにほしいものもなく、もらった小槌を床の間のかざりにして、毎日ながめておった。
 村人も、また小槌を見るだけでまんぞくしておったが、
「長者さまや。見せていただいた小槌は、りっぱじゃが、これをふってみせてくださらんことには、話にもなりますまいが。」
と、いいだした。
 長者も、そうたのまれると、なんとのう、小槌を、ふってみたくなった。
 そこで、村人にいうた。
「この小槌は、むずかしい小槌で、ふってみてもええが、かねの音が聞こえると、何もかもがきえてしまい、二度と小槌もつかえなくなってしまうそうじゃ。
 それだけのかくごがいるのじゃ」
 そういって、長者は小槌をふることにした。

 その日、大人も子どもも、村じゅうの人が大ぜい、長者の家にあつまってきた。
 どの人も、どの人も、むねをわくわくさせて、小槌がふられるのを待った。
 とくいまんめんで、長者は、床の間の小槌をとり、人びとの前にさし出し、小槌に深く例をした。
 見ていた人たちも、あわてて地面にすわり頭を下げた。
「今から、この小づちをふる。何がほしいかいうてみよ。」
 長者の声はあたりにひびきわたった。
「黄金(こがね)のこばん。」
 村人は、こえを合わせたかのように、そういうた。
「ようし、では、みんなに、黄金のこばんがあたるように、おねがいしてみよう。」
 長者は、小鎚を、高くふり上げた。
「ここにおりますものたちに、黄金のこばんをあたえてくだされ。」

 その声とともに、小槌は大きくふりおろされた。
 出るわ出るわ。あっというまに、黄金のこばんは山のように積まれだした。
 たくさんたくさんでてくる黄金のこばんは
「ちゃりん ちゃりん ちゃりん」と、にぎやかな音をたてはじめた。

 そのとき、どこかの寺のかねが、あたりになりひびいた。
 あっと、おどろき、寺のかねの音に気がついた長者は、小槌をふる手をあわててとめたが、すでにおそく、またもや、ちゃりんちゃりんと音をたてて、黄金のこばんは、きえていった。
 人びとは、ぼうぜんと、それをみていた。かねの音がきこえると、ねがいごとがきえていく、わすれたわけではなかったが、と、気がついたのがおそかった。

 さいごの一枚がきえたとき、
 長者も村人も、小鎚を見て、
「いい夢を、みさせてもらった。」
と、いったそうな。

 この小鎚は「打出の小槌」とよばれ、打出小槌町という町名として、今に残されている。
 めでたい、えんぎのよい町名は、これからも長く残るだろう。

三好美佐子著
「あしやの民話」より

 

なんとも、お金が増えそうな郵便局

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ダイエット 途中経過 ビフォーアフター ジム通い一ヶ月経過

2017年02月21日 | 日記

自分のスイングを録画してチェックしてみると、あまりの醜さにぞっとして何度目かのダイエットに取り組むことにした結果のフィットネスクラブ。入会から1ヶ月が過ぎた。体重はあまり変化はないのだけれど、おなかが少しすっとしたような気がして、同じ服装で練習場に行ってみた。すると…。

 

心なしかおなかがすっきりしているような気がする。恥ずかしいけれど、醜い体だけれど披露しておこう。吐き気を催す醜いおなか…(>_<)お食事中の皆さん、申し訳ありません。それにしてもひどいなぁ…

ビフォー

アフター

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子午線と子午線の上の神社 明石天文科学館 淡路島国海伝説伊弉諾神社 ついでに黒岩水仙郷

2017年02月14日 | 旅行

オーロラの伝道中垣哲也氏による番組が明石天文科学館プラネタリウムで行われるというので、行ってみた。オーロラを一度は見てみたいと思っていたけれど、実際は遠くて寒くて、時間がかかって…。中垣氏はこれまで何度もアラスカに足を運び写真に収めてこられたそうだ。機材も抜群に進化し、暗闇でもノイズまみれにならないデジタル一眼の登場で、とても美しい映像を見せていただくことができた。中垣氏が言うには、プラネタリウムで投影された写真は、実際に見るオーロラの光をとても良く再現しているとのこと。少しだけ夢が叶った気分で、ちょっぴりイビキをかいて寝てしまった(>_<)

明石天文科学館は、ご存じの通り子午線上にある。日本の標準時を定める天文台である。ここのプラネタリウムは、日本で最も古いもので、以前にも紹介したことがある。近くで良く見せていただいたけれど、大変よく手入れされていてとても55年前(1960年~)のものとはとても思えない。

 

その帰り、明石駅近くの魚の棚に行く。

翌日、前から連れて行けというので、淡路島の伊弉諾神社に出かけた。

神社フリークの妻は何度も尋ねたという神社。私自身も淡路島で三年間暮らしたことがあるので、何度か訪れたことはある。国生み伝説はあくまでも伝説と思ってはいるけれど、妻に話を聞かされていると、なんとも現代の科学でも説明できないような事が、大昔に存在していたかも知れないと思うと、不思議な気分になる。

興味のある方は、じっくり読んでみてください。

これは神社内にある夫婦楠。たいそう立派な楠であります。

季節も天気も良いから、折角なのでちょっと足を伸ばして水仙郷まで行く。2月初旬でまだ水仙も咲いている。特に北斜面は今が見頃かも知れません。

頂上まで行くと、かがやく海の向こうに沼島が見える。

(撮影は、SHARP AQOSU mini SH-M03)

梅と水仙 メジロも出迎えてくれた水仙郷でありました。

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神戸 夜景 100万ドル ホテルオークラ神戸からの夜景

2017年02月05日 | 日記

これぞ神戸という景色だと思うのですが、駐車場が下の階から埋まっていて、やれやれという思いで屋上までたどり着くと、目の前に広がった景色に目を奪われました。夕暮れの神戸はとても美しく、空のグラデーションとライティングに飾られた建造物のコントラストがみごとでした。この景色を見た私が、「前川清」を思い浮かべたのは、内緒です(^^;)

食事をして駐車場に戻ると、今度は漆黒の闇夜に浮かぶポートタワー。向こうにはモザイクの観覧車。しばしその景色に見とれて、古い記憶が塗り替えられました。

 景色ついでに、こちらも… これは、御影クラッセからみた夕景。ドクターストレッチ御影クラッセ店に通う日の夕方の景色です。ドクターストレッチ、おすすめです。

(撮影は、SHARP AQOSU mini SH-M03 一昔前のデジカメよりよく撮れます。うーーーーん。)

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