理科室の前の学年園に来年の春に向けて種を植えました。
学年園は、その学年の子供たちがずっと同じ花壇を使います。1年生から6年生になるまで同じ花壇を使います。連作障害になりにくいし、一つの花壇だけ土が減ってしまうこともないし、その方が良いでしょう。
来年の春に必要な物は、チューリップ、菜の花、キャベツ、ジャガイモ、野草。野草って言うのが、今年の4月は、ほったらかしになった学年園に、好き放題に雑草が生えていてどうしようかと思いましたが、まあこの中にオオイヌノフグリやホトケノザ、オドリコソウなどあって、ちょうど良かったりしました。うちの小学校は建て替えしたばかりの新しい校舎と、妙に整理された校庭のため、好き勝手に雑草が生えているところがないので、いわゆる校庭の雑草が生えているおらず観察するのに困ることが多かったようです。だから、ほったらかしにされた学年園に春の野草の観察に来る3年生などもいたほどです。困ったもんです。
それで、今年は花壇を春らしくきれいな色の花でいっぱいにしようと考え、どの花壇にも、チュウリップやら菜の花やら、レンゲを植えようと考えました。レンゲの種をまいた日の昼休み、掃除にやってきた子供たちに、
「レンゲ植えたんだよ。」
と話すと、
「福ちゃん、レンゲって何?」
と。驚いたのなんのって。レンゲを知らない子どもがいるとは・・・・。確かにここは街の中だけど、公園の片隅に普通は咲いているもだと思い込んでおりました。そういやトノサマガエルさえ見たことがない子供たちですからね。
その驚いたことを放課後花壇の世話に来た若い先生に話すと、これまた、
「レンゲってもしかして・・・違いますよね。」
その先生、ぼくがふざけてラーメンやで用意されるレンゲの事を言っているのだと思っていたようで、
「えっ、草ですか?ぼくは草のことはあまり詳しくないので・・・。」
詳しくなくともレンゲぐらいは知っとるやろ、普通!!!と、これまた驚いた瞬間でありました。ちなみにレンゲはこれです。