35年前、淡路島の新任の先生として赴任してはじめての夏。友人たちといっしょに「若人の広場」に行ってみた。是非行きたいというので、どんなところかも知らず車で行ってみると、すでに廃墟。草ボウボウ、足元のタイルは剥がれ、崩れそうな雰囲気。
後でわかったけれど、若くして無くなった戦没者を祀るモニュメントと資料館があるところ。その後、廃墟ブームで有名になったようだけど、今は、再び整備されてとてもきれいになっていた。
その廃墟の頃、山の頂上付近にあるその広場はとても広く、そこから徳島が大鳴門橋がみえ、福良港から、三原平野につながる田んぼが一面に見えた。ちょうど田植えの時期で田には水がはっていて、その水面に青空が映っていた。山々が入り組んだ島々に見え、それは美しい景色だったことを忘れられない。
その後、何度か見に行こうとしたけれど、田植えの時期と重ならず、いつもちょっと時期が早くあの景色を見ることができなかった。
今度こそと思い出かけたけれど、今は玉ねぎの収穫の最盛期。このあと稲作になるのです。玉ねぎ販売所のおばさんに聞くと、淡路島のこのあたりの田植えは6月20日頃。7月の初旬に行くと、きっとあの景色に出会えると思うので、もう一度行ってみようと思う。
この3枚は、Nikon D700 で撮った写真。なぜか、iphoneで撮った写真の方が見栄えがするのはなぜだろう…。
ちょっと修正してみた。なかなかだぞ、やっぱり。