北朝鮮が『安保理決議』を無視し水爆実験を強行です。対話を重視し、北朝鮮の挑発を止められない中国政府への不満が、米国や関係国のみならず、今回人工地震の被害を受けた北朝鮮と接する地域の住民の間でも放射能汚染を懸念し、政府に対して不満の声が出ています。大国のメンツが脅かされています。もはや、新たな禁油などの制裁を追加し、効果が現れない限り、収まりません。対話は遠のき、北朝鮮を締めあげるための経済制裁強化が当面の課題です。もう一方の権益を持つロシアのプーチン大統領が、「この地域における問題は、全当事者が前提条件を設けることなく直接対話して初めて解決されるだろう」という見方を示している中、メンツを潰されました。国際情勢が緊迫している中、アントニオ猪木氏が訪朝です。単独行動なので、北朝鮮に政治利用されかねませんが、対話の窓口は必要です。米国は経済制裁、直接交渉、軍事攻撃、政権転覆……。などいろいろなオプションを検討していますが、その中で、これまでは経済制裁を中心にして、中国に影響力の行使を期待し、依頼してきた。しかし、中国、ロシアが期待通りには動いてくれず、揚げ句、今回の水爆実験です。このまま、好き勝手に挑発を繰り返され米国のメンツが保てるのか?禁油などの新たな追加措置で北朝鮮の経済的破たんを決定づけるのか?米国単独で限定軍事攻撃が行われるのか?次の一手に注目です。
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アントニオ猪木参院議員(無所属)が7~11日の日程で北朝鮮訪問を予定していることが分かった。朝鮮労働党幹部ら要人と会談する方向で調整している。関係者が1日、明らかにした。北朝鮮の核・ミサイル開発問題について、対話で打開する道を探る意向とみられるが、北朝鮮が挑発行動を続ける中での渡航には批判も出そうだ。 6日に中国・北京に移動し、北朝鮮の建国記念日である9日に合わせ、7日に平壌に入る予定だ。朝鮮労働党の李洙ヨン副委員長との会談を模索している。最高人民会議の金永南常任委員長と面会する可能性もある。