絹糸のしらべ

一絃の琴、きもの、文学etc…日本人のDNAが目を覚ます・・・

真実の「ベルカント唱法」とはなんぞや

2018年10月21日 01時38分42秒 | Weblog
現代の日本では、いろんな歌唱指導があると思います。
声楽的な?歌い方の指導、、、つまりマイクなしの歌。
ミュージカル対応?の歌い方の指導、、、 つまりマイクを通しての歌。
また、声楽にもいろいろな指導方法があり、
先生に寄って真逆なことを言われて混乱することがあるんじゃないかと予測する。

明治以来、クラシックは、どんな風に日本に入ってきたのだろう?
ドイツからきたもの、イタリアからきたもの、
海外の歌曲が入ってきたとき、
まず、ドイツが来たに違いない、などと
空想する。
その後イタリア歌曲とかフランスとかが入ってきたのか、、、?
素人なので、てんでわからない。

今まで、ポピュラーの先生の言う通りにしていたが、イマイチ指導に一貫性がないように感じたのはなぜだったんだろう、と思う。
それって先生の中にもある種の迷いがあるか、または、自分も未だ模索しているんじゃなかろうか、などと考えてしまう。
また、個々人によって、指導の細かい方法に違いが生じてくるから、一貫性の欠如を感じたのか、、、

歌唱指導も今や混沌としているのかもしれない。
一つしか知らないときは、それが正しいと信じるのはたやすいが、
たくさん知ったあとで、どれが正しいかを見極めるのは難しい。

いわゆるボイストレーニングなどで、
声楽科のような指導はしないだろう、とは思う。
また、声楽科に通えば、マイク越しの歌は学ばないから、いざマイクを使うときには、違う発声の仕方をしないと爆音で聞きづらい歌になるのでは?とか思う。
テレビ越しでも、
マイクを使って歌うミュージカルの歌手の歌唱が
オペラ歌手の歌唱と異なる発声をしているのは
聞いていてわかる。
喉の開き方が違う。
深まり、というのか、響きというのか、
それが浅くて、
身体全体を響かせていない音に聞こえる。

身体全体を楽器に見立てて、
それをフル稼働して出してくる音は
聞いている人の感情をも動かすような力があるんじゃないかと予測する。
むかーし、
語り部?みたいな活動をしている女性の
ストーリーテリングを聞いたとき、
最初の一語で鳥肌が立った、
多分あれが歌になったら
すごいだろう、と夢想する。

未だそんな、すごいナマ歌を聞いたことがない。
自分のお腹に響いてくるような、
そんな歌を聴いてみたいなぁ、、、

11月に、いわゆるベルカント唱法を踏まえた?
オペラ歌手の人のコンサートがあるので、
とても楽しみだ、、、
また期待外れにならないよう、
真実のベルカント、やらを聞かせてもらいたいです。