絹糸のしらべ

一絃の琴、きもの、文学etc…日本人のDNAが目を覚ます・・・

のせぎょう、って知ってますか

2007年02月06日 12時13分21秒 | ボランティア
こんこんさまにさしあげそうろう

PHP研究所

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金曜日の読み聞かせでこの本を読もうと思っていましたが
もう冬はおしまい!みたく春めいたお天気なので
ちょっとこの内容はぴんとこないかも…

この本の作者の森はな先生がまだご存命のころ
先生の講座で、この本を読んでいただきました。
そのころもうずいぶんとお年でしたが、
「こ~んこ~んさ~まに~、さ~しあ~げそ~ろ~」という
『のせぎょう』の呼び声?(先生が子供のころそんな習わしがあったそうで)が
いまも記憶にはっきりと残っています。

題名のとおりこの本の主人公はきつねの親子です。
寒い寒い時期、野山にきつねの餌になるものも全くなくなる頃
村人達は、きつねに鶏を盗まれたり悪さをされないために
きつねの好物になるようなものを野原においていたそうな…
そのときに「こんこんさまに~」と呼びかけながら持っていったようで
それを『のせぎょう』というのです。
この風習はおもに関西以西にあったようですが、
いまではどうなんでしょうね?
いまもやっているところはあるのでしょうか。
動物たちと共存するためのまさに知恵だったのかもしれませんね。

熊が民家を襲った、とかいろいろ動物の事件がありますが
住む山も開発され、餌がなくなっても『のせぎょう』もなくて
昔は良かった。。。なんて、動物たちもぼやいてるかもね~~


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