絹糸のしらべ

一絃の琴、きもの、文学etc…日本人のDNAが目を覚ます・・・

一弦琴の指

2006年11月13日 15時39分20秒 | 一絃琴
人のことをとやかく言っている場合ではないのですが
演奏を聴くとき、やはり気になるのが指です。
右手の琴への当て方は、皆さんいろいろなふうにされていて
同じ先生から学んでも違うようになってしまうのは
その人の癖ということになるのでしょうか。

右手の小指は駒(いわゆる琴柱)を抱え込むような感じで
しっかりと固定し、小指の側面全体は板に押し付けるかのように
しないと、しっかりと弦を打ち震わすことはできないのでは
ないかと思うのですが、小指が立ってしまっている人や
第一関節しか駒にかかっていない人やら、
うちの会の方も含め、いろいろなやり方をされています。
また、小指はかかっているけれども右手全体が雪崩のように
斜めになっている人やら、かたちはばっちりなのに
実際に芦管で打つときに、弦を引っ掛けて(つまびきのように)
しまっている人など…多種多様です。

芦管を持つ指の感覚は、親指・中指で人差し指を挟み込む、感覚です。
お茶も同じ?三本の指が働くイメージ。
人差し指で弾くと思うと、弦を引っ掛けてしまう、
つまり響く音にならないのでは?と思います。
また、芦管を振り下ろして弦を打つ、という動作を怠ると
一つ一つの音が「小さく」「余韻」のない音になってしまうので
小指の固定と同時に芦管を振るのを忘れないことは
結構難しく、いつも四苦八苦しています。

小指を固定しつつ、できるだけ駒に近い箇所を弾こうと思うと
現実には非常に指を折り曲げた、関節痛になるような
不自然な形にならざるを得ないのです。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。