>働く親友の交遊話がつらい・・人生案内

女性心理研究中・・。

>以下抜粋

>働く親友の交遊話がつらい

４０代主婦。中学時代から仲良くしている女性の友達がいます。

　彼女は２年前に転職しました。以前に勤めていた会社は年配の社員ばかりで気の合う人がいなかったそうですが、今の職場ではたくさんの友達ができ、職場が楽しいようです。彼女は私に会うたび、職場の友達と飲みに行った話とか、イベントに出かけた話をします。

　私にはそんな風に遊びに行ける友達はいません。彼女とは対等だと思っていたのに、なんだか寂しい気がします。また、彼女が職場の友達のことを自慢しているみたいに聞こえ、腹が立ちます。

　私は今、求職中です。仕事が見つかっても、この年では友達なんてできないでしょう。

　彼女はかけがえのない古い友達で、一生付き合っていきたい。気の持ちようを教えてください。（大阪・Ｒ子）

◇
　彼女がうれしそうに話しているなら、笑顔で聞いてあげればよいのではないでしょうか。話の内容に腹が立っても、首のエクササイズのつもりで「ふぅーん、へぇー」と繰り返しうなずいていればよいのです。

　嫉妬(しっと)する必要なんてありません。職場の話もそのうち愚痴に変わります。そうなったら「前はあんなに楽しそうだったのにね」と慰めてあげればよい。我慢して聞くのも友情の証しではないでしょうか。

　彼女と「対等」になるには、あなたも新しい友達をつくるか、それが無理なら本などを読んでみてはいかがでしょう。職場の世俗的な話に対抗して、もっと洗練された物語を彼女に聞かせてやるのです。

　それこそ「人生は友達づきあいだけじゃないのよ」と教えてあげる。他にも楽しいことや大切なことがたくさんあることを、これを機にあなたも学び、ついでに一歩リードしてしまいましょう。

　友達は会わなくても友達です。むしろ頻繁に会わないほうが、積もる話もできて会うのが楽しみになると思います。対等の確認には距離も必要。少し離れて互いを見つめ直してください。

　（高橋　秀実・作　家）