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>「雌が先」説覆す…雄特有「侠気」遺伝子発見

2010年04月18日 06時22分42秒 | 社会
面白い説です・・。

>以下抜粋

>「雌が先」説覆す…雄特有「侠気」遺伝子発見

 「生物はもともと雌が基本で、雄は進化の過程で雌が変化して生まれた」とする従来の説を覆す証拠を、日米の共同研究チームが突き止め、米科学誌サイエンスで発表した。

 ごく初期の生物で、すでに雄と雌それぞれに特有の遺伝子が複数存在していた。

 野崎久義・東京大学准教授らは4年前、雌雄を区別できる最も原始的な生物である緑藻「ボルボックス」の雄株から、精子に似たたんぱく質を作る雄特有の遺伝子OTOKOGI(侠気(おとこぎ))を発見した。この時、雌株からは雄雌共通の遺伝子しか見つからなかったため、「雌が基本でそこに新しい機能が加わって雄になった」という従来の説が正しいと考えられた。

 しかし今回、雄雌両方の株の遺伝情報すべてを解読した結果、雌特有の遺伝子5個を発見、HIBOTAN(緋牡丹(ひぼたん))遺伝子群と命名した。さらに雄だけの遺伝子も新たに9個見つかった。

 「緋牡丹」の名は、野崎さんが大ファンだという女優・富司純子さん主演の映画名から。野崎さんは「高等動物は成長過程で雌雄が変化するクロダイのような種もいてわかりにくいが、性の起源までさかのぼると、雄雌は根本的に違う進化をたどったことがわかる」と話している。

(2010年4月18日00時07分 読売新聞)