1880年のアパートと夏準備

　５月末にてマルセイユ食堂本店がお引越しっす。はぁ・・フランスで７度目の引越しなりはぁ・・まぁこんだけ引越ししてるんで荷造りも手馴れたもんですが。
　今住んでるアパートはなんやかんや気に入って結局約３年も住んでしまった・・。こんなことは初めての経験で。。しかも旧港のすぐ傍で、、毎晩誰かしら友人たちが遊びに来て、ブザーが鳴らないから道の外から＜おーい！開けて！＞と叫ばれたりして、、ギターを弾いて歌ったり、飲んだくれたり、、なんとも楽しい思い出ばっかり！！一体何人もの人がこのマルセイユ食堂を訪ねてくれたのかなでもこれが私の理想の我が家なのです。いつも人で溢れるお家。いいですよね。

　今度の引越し先は、旧港からもそう遠くなく、、とても素晴らしい教会のすぐ傍。。なんと1880年に建てられた古いアパートにお引越しです。去年から、友人と二人で＜不動産巡りごっこ＞をして、、それはそれは素敵なアパートを色々目にして、値段を聞いては驚いて・・これは買えないよねぇ・・と引いたり、とにかくこの個性豊かな暮らしのフランス人宅を拝見するのがとても楽しかった！！
　そして、私が恋に落ちてしまったアパートが、、この1880年の物件。訪ねた瞬間に、、このアパートからは＜幸福の香り＞がしたのです。彼是３０年以上ここに住まれてるマダムが、、階段の上がり下りがきつくなって、、手放したくないけど、手放さなければならない老体になり・・売り出したという。窓からは、とても素敵な教会の姿が広がり・・天井には昔ながらの素敵な彫刻が施され、、暖炉の存在も気に入ってしまい・・。訪れたときに私の口から、、思ってもみないことが・・

　　　　　　　　＜旦那を連れてもう一度訪れてもいいですか？＞

　気に入ってしまったのである。とっても。

　そして・・・まぁ、フランスの書類関係のややこしい事といったら・・もう・・思い出しただけでも、もう二度とやりたくねぇ・・そんなこんなで、、銀行との契約も無事終わり、、来週に無事、公証人を交わしての正式なサインとなり、、鍵を受け取れる・・という段階にいたった訳どす。。あぁ・・面倒くさかった。結婚する時もそうでしたが、、私たち夫婦は＜contorat de mariage ＞（結婚後の財産をどうするかなどの契約ですね）を交わしてるので、このアパートの権利はどうするか？なども、公証人と話したり、、フランスって面倒くさい手続きが多いどす。

　とても小さなアパートですが、、また人がたくさん集まるような温かな食堂のような家を作っていけたらいいなぁ・・。てまぁ、私はまだ南仏支店なんですが、、引越し準備もまた大変ですわい。地下に小さなカーブもあるので、、オイラはワインをそこに寝かせられるのがとても嬉しいなり。

　私の今住む南仏地方は、、海沿いにテラスでばっちり夏準備開始です！！私も新しい水着をゲットして、泳ぐ気満々あぁ、早く泳ぎたい！！今後は仕事・・引越し・・工事・・とまた忙しいんだろうなぁ。。ひぃ。でもまぁ、プロジェクトXその２もうすぐ完了なり。後はその３がどう動くか？？

　
　＜あの雲の向こうにラピュタが・・・・＞

　30過ぎてもラピュタ信者。

　地球は回る・・君を乗せて・・いつかきっと出逢う・・僕らを乗せて・・

　でも確かに出逢うべき人たちと出逢ってる気がする今日この頃。南仏単身赴任は、まさにそうだったのかもしれないメチャ大変ですが、、本当に素晴らしい人たちに出逢えたのです。。私が人生で会ってみたい人二人とも出会えてる！というのは・・・すごい。。＜縁＞ってすごいな。。
　もう少ししたらマルセイユに帰ります。

さぁ出掛けようー！一切れのパン、ランプ、ナイフ、カバンに詰め込んでー！ラピュタ信者はクリッククリック