ふじこーの「アレが気になる」

身の回りのちょっと気になる事や物など気ままに書き綴っていこうと思います。

ドナドナの「ドナ」って何

2005-01-18 | 雑記
テレビを見ていたら、「ドナ・ドナのドナって
何なんでしょうね~?子牛の名前なのかな?」などと
鈴木蘭々(久しぶりに見た)が話していた。

僕も以前同じことを考えた事があったので気になって
調べてみたら、大きく分けて3つの説が見つかる。

まず1つ目は、「ドナドナ」とは牛を追いたてる言葉の
ことで、特に意味は無いと言うもの。
日本での「どうどう」みたいなものかな?

2つ目は、ドナとは「水」や「川」、特に「ドン川」と
言う川の事だとするもの。

ただ、上の2つについては説得力のある根拠の記述は
見つからなかった。

3つ目は最も有力視されている説で、ドナドナとは
ユダヤ人強制連行所に連れて行かれる妻と子を牛に
たとえて歌ったものであり、「ドナ」と言う言葉は
イディッシュ語(ユダヤ人が昔使っていた言葉)で
「神よ」とか「主よ」を意味する言葉だとするもの。

作詞者のポーランド系ユダヤ人”イツハク・
カツェネルソン”は妻と二人の息子を強制収容所に
移送されており、 ナチスによって強制連行される
家族を見ながらユダヤの神に「主よ」、「主よ」と
必死に呼びかける様子を、子牛が売られていく場面に
なぞらえて作ったのだろうという話だった。

なんでも、原譜では「ドナ」が「DONAY」になっており
ヘブライ語で「わが主」を意味するアドナイ(ADONAI)
を短縮した言葉ではないかという事だ。
ただ、「ADONAI」を「DONAY」という短縮形にする事は
まず無いと言う意見もあり、絶対確かとは言えない。

それにしても、子牛が売られていく話だけでも十分
悲しいのに、裏にこんな悲惨な出来事が隠されていた
と思うともっと悲しくなってしまう。
本当に悲しい。

これからは、「ドナドナ」を聞く度に「シンドラーの
リスト」を思い浮かべて涙するかもしれない。


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