ふじこーの「アレが気になる」

身の回りのちょっと気になる事や物など気ままに書き綴っていこうと思います。

今後が楽しみ「富豪刑事」

2005-01-21 | 映画、TVドラマ
「富豪刑事」の第2話までを見た。

ストーリーはと言うと、
”大富豪の孫娘が新米刑事になり、金を湯水のごとく
使いつつ奇抜な推理で難事件を解決する”
という感じのコメディドラマだ。
バカバカしくて大袈裟でとても良い。

原作はなんと筒井康隆。
1978年の作品だそうだが、全然知らなかった。
ちなみに原作では息子が主人公だが、ドラマでは孫娘
に変わっている。まあ、色々あるからね。

配役だが、まず主人公の「神戸美和子」に深田恭子。
ボケっぷりが適役。悪くは無い。
1話では怪我の功名で事件を解決したような感じだった
けど、2話ではきちんと推理して解決。

また、美和子の祖父で大富豪の「神戸喜久右衛門」を
夏八木勲が演じている。
若い時はかなりあくどい事をやって財を成したらしく
その罪滅ぼしの意味もあってか、美和子が自分の金を
使うのを嬉しく思っている。
「このわしにこんな天使のような孫が出来るとは~。
うるうる。」と何かと言えば泣いているが、時折
見せるサディスティックな顔がなんとも言えず良い。
2話目では、ほんの少ししか出てこなかったので
もっと出番を増やして欲しいところだ。
それにしても夏八木勲がこんなコメディに出るとは
意外だった。最近は、渋くて落ち着いた暗い過去を
持つキャラばかりだったのに。

喜久右衛門の執事と言うか秘書(?)「鈴木松江」を
市毛良枝が演じているが、彼女もなんだかおかしい。
喜久右衛門の影響だろうかどこかねじが外れている。

原作者の筒井康隆も例のごとく出演している。
政財界の影のドン「瀬崎龍平」役だ。
彼は神戸喜久右衛門と過去に何かあったのか、恨みを
持っているようだ。
その内何らかの展開があると思われる。

他の出演者も濃い面子ばかり。
焼畑署(笑)の署長「神山郁三」に西岡徳馬。
上司の警部「鎌倉熊成」に山下真司。
同僚に升毅、寺島進、相島一之、鈴木一真などなど。
特に、寺島進はどうみてもヤクザにしか見えない。
1話目の冒頭で被疑者のアパートのドアを蹴破るシーン
があるが、借金の取り立て屋だとばかり思っていた。

見てるうちに、なんだかどこかで見たような感じが
するな~と思っていたのだが、どうやら脚本が
「TRICK」の人らしい。少し納得した。
瀬崎龍平が碁石で「恨」という字を作るところなんか
そのまんまだ。

エンディングで流れる主題歌も、ミッチーの歌う
「愛のメモリー」でこれまたぴったりはまっている。

3話目を見るのがとても楽しみだ。
今後の展開に期待したい。