採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

実家の床下断熱リフォーム:(2)業者探し

2021-12-06 | +実家・那須

床下断熱工事の業者探しについて書いてみます。
これを読んでいる方で、床下断熱、やりたいと思っているような方いらっしゃるでしょうか。
何かの参考になれば・・・。

(今回写真ありません・・・)

普段からおつきあいのある工務店があると相談できるのでしょうが、実家の場合はそのような業者はなし。
なので、探すのに一苦労しました。

まずは、新聞折り込みチラシに入っていた「リフォーム相談フェア」のようなところに行ってみました。
(母がチラシをとっておいてくれました)
対応してくれたのは、工務店?ハウスメーカー?の若い営業さんなのかな、その人には特に知識等はなく、名前と希望条件などを書いてきた程度。
で、こちらは、リビング+ダイニングだけの範囲だけの工事にしたくて、ウレタン吹きつけはあまり考えていない、と話したのに、最終的にあがってきた見積もりが、一階フロア全体のウレタン吹きつけ。
お話になりませんでした。

やはり自分で探さねば、ということで、最初に調べたのが、「フクフォームeco」の素材を調べていたときにみつけた、アリダン施工協会というところ。シロアリ対策および断熱工事の両方をやる業者さんの協議会のようなものらしいのです。床下作業のプロ(シロアリ業者)が、床下断熱もやりましょう、というスタンス。
ですが、この協会は有名無実の組織のようで、問い合わせフォームに入力しても返事は返ってきません。
ここに書いてあった神奈川県担当の業者(2社)に連絡しても、片方(アジア(株))は「うちは断熱はやりません」。(だったらアリダン施工協会に入れとかないでほしいなあ)
もう片方(CIC住環)は、(忘れてしまいましたが確か)いまは新規の依頼はうけられない状況、とのこと。

そしたらメーカーは、ということで、「フクフォームeco」のメーカーフクビに、どこか業者を紹介してくれないかと電話で聞いてみたところ、「施工してくれる業者がありそうか、調べて連絡します」という回答のあとは、連絡なし。
要するに、あてがないってことかな?
せっかくだから製品の特徴などを聞いてみたのですが、自社製品のアピールにさえ、あまりやる気のなさそうな会社でした。

シロアリ業者が床下断熱をやってくれる可能性は高そうなので、自分で業者を探してみることにしました。
たまたまみつけたのが関東しろあり対策協会のサイト。
この協会がどんな組織なのかよく分かりませんが、悪徳業者はあまり紛れ込んでいないはず。
実家近くの川崎市、横浜市あたりの業者で、ホームページがあるところに絞り、電話をかけて問い合わせてみました。
シロアリ業者さんは、小さめの会社も多いようです。
電話対応してくれる人が、作業経験もあって、知っていることはだいたい答えてくれる場合があります。
(大きい会社だと、電話係と作業担当は全然別で、詳しい話は聞けない)
小さめで、断熱をやってくれそうで、話が通じる会社が2社ありました。

A社:
・断熱の施工経験あり。事務所の床下にスタイロのいいやつをしいた(が、あまり効果なかった)
・床下作業は、思っているよりも単価が高いですよ、と忠告。
・本当にあったかくしたいなら、床暖房がおすすめ。最近は電気の薄いシートのようなものがある。
・廃材処理は、DIYでも可。

B社:
・断熱の施工経験はないが、アクリア(グラスウール)の講習に行ったことがあるので、やってもよい。
・使う素材は、応相談。
・廃材処理は、DIYでも可。

このあたりで、ポリエステルフォームの素材、パーフェクトバリアがいいかも、と思うようになりました。
メーカーのエンデバーハウスに問い合わせたところ、サンプルをすぐ送って頂けて、しかも営業の方(?)から
直に電話・メールも頂けました(フクビとは大違い)。その後何度も、施工方法等についても質問させて頂き、大変助かりました。(黒崎さん、ありがとうございました)
そして、施工業者も一社紹介頂けることに。

C社:
・新築以外のリフォーム・リノベ全般お任せ、という、比較的大きな会社。


結局、A社は、いろいろ教えて頂いたし、担当者もいい方ではあったのですが、床下断熱にあまり乗り気ではなさそう(効果に懐疑的みたい。むしろ床暖房をおすすめされた)。
なので、今回は、B社、C社に見積もりに来て頂くことにしました。

見積もり時は、どちらも一階の床下全部を観察してくれて、
B社は後日報告書に、C社はその場でデジカメをTVにつないで解説して頂けました。

見積もり内容は

B社
グラスウールはがし(リビング、ダイニング、和室)
グラスウールをはがしたところについて防カビ処理
断熱材施工(使う資材は応相談)
材料費施主支給
廃材処理DIY(もしこの業者に頼むと一立米あたり2万5千円! 自分で持って行くとつくばの処理場で1kg300円)

C社
グラスウールはがし(リビング、ダイニング、和室)
グラスウールをはがしたところについて防カビ処理
断熱材施工(リビング、ダイニング、おまけで和室)
材料費込み(計8cm厚さ)
廃材処理込み


B社の見積額に素材費用、廃材処理費を足しても、C社の方が2倍くらいの金額でした。
C社に頼めば、お任せでこちらは何もしなくても安心な感じではありましたが、
多少のDIYをやりたいし、安いし、あとこちらのリクエストをいくらかは聞いてもらえそうなB社に依頼することにしました。


B社は、個人企業なのか、作業の際は可愛い奥様を連れて二人で作業していました。
誠実に作業してくれたと思います。


特に個人企業の場合は、見積もりのとき、何時間の作業量を見込んでいるのかは聞いておいた方がいいと思います。
あと、特別な資材を使う場合は、業者さんに一度試験施工してもらった方がいい気がします。
今回、断熱材施工は、ずいぶん短めの施工時間を見積もっていたようで、実家の作業後、2件も客先の予定を入れていたとのことで、ええ?と思ってしまいました。


B社:富士ライフ
C社:キャッツ

 

■実家の床下断熱リフォームシリーズ
(1)ポリエステル系断熱材パーフェクトバリア
(2)業者探し
(3)装備・道具
(4)グラスウールはがし
(5)断熱材施工

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

足尾温泉かじか荘

2021-12-01 | +国内

11月中旬、足尾方面に一泊旅行に行ってきました。
足尾は私は2回目。
ダンナサマはもっと沢山行っていますが、今回は初めてというEさんをお連れしての小旅行です。

泊まったのは、前と同じ、足尾温泉のかじか荘。
温泉のお湯、およびお風呂がとてもよくて、お料理もとても上質なところです。

以前は外国人だとちょっとぎょっとするような年季の入った建物だったようですが、近年建て替えられて、とてもこざっぱり。
今回はコロナの緊急事態宣言がようやくあけたような時期で、感染防止対策をしつつの営業。
宿のあちこちが念入りに拭き掃除されているのか、なんだかとりわけピカピカに見えました。

感染防止のため、お布団はチェックイン時からチェックアウトまで敷いてある状態で、ホテルみたいでほっこりできました。
(ホテルって、いつでもベッドで休憩出来て好きです。旅館は朝食後にはおふとん片づけられちゃうのが不満)


お料理がとても素敵なので、記録しておきます。

国民宿舎かじか荘

お品書き。
料理長の菅谷昭司氏は、フランス料理界の先達のひとり、関塚喜平氏(「天皇のお料理番」秋山徳蔵の弟子)の弟子かつ娘婿にあたる方だそうです。
(足尾歴史館でみた情報)

国民宿舎かじか荘

五種盛は、菊花南蛮、きのこ信丈、鱒スモーク、焼き栗、紅葉寄せ。

何の魚かは分かりませんが、菊花南蛮が、丁度良い酸っぱさで美味しかった☆

国民宿舎かじか荘

お刺身。

反対側から見たとき、「あ、大変、丼がこけてる」と思ってしまった器でした。

国民宿舎かじか荘

豆乳鍋。
湯葉も入っています。

国民宿舎かじか荘

ビーフシチュー。
ストウブの小さな器に入って出てきました。
100年ちょっと前、足尾銅山掛水倶楽部で振る舞われていたビーフシチューの再現レシピなのだそうです。
以前泊まったときは、このシチューが塩辛すぎとの印象でしたが、今回はちょうどいいくらいでした。

薄いフランスパンが2枚ついてきましたが、ごはんと一緒に食べたいかなーとも。
でも、順番的に、この位置づけなので、ここで食べきってしまわないといけません。


国民宿舎かじか荘

イワナのから揚げ。

揚げたて熱々をサーブしてもらえて、とてもよかったです。
(旅館の焼き魚って、冷えて固いものがあったりしますよね)
天つゆ?もついてきましたが、私はそのままサクサク頂くのが好きです。
頭からしっぽまで全部食べられました。

国民宿舎かじか荘

エビつみれとアオサのお吸い物、ごはん、お漬物。

お吸い物が味が濃すぎなくて美味しかった☆
(ここにシチューを持ってきてしまうと、お吸い物の行き場所がなくなっちゃうしな・・。)



朝ごはんはこんな感じ。

国民宿舎かじか荘

お鍋の中は、比較的具沢山のお味噌汁でした。
味が濃すぎるものが少なくて、美味しい朝食でした。

国民宿舎かじか荘

温泉卵が美味しかったな~。
温泉卵と納豆、それぞれそのまま頂いたのですが、納豆と温泉卵のゆるいところを混ぜて、ごはんにかけて、卵黄をトッピングしてもよかったな。


翌日、古河足尾歴史館に行きました。
いろいろな資料がギッシリで、小さいながらもとても見ごたえのある博物館です。
田中正三やその他鉱山に関する書籍もいろいろ揃っていて、何度でも楽しめそうなところ。
でも今回のピカ一は、屋外のトロッコエリア。

3人(というか、ダンナサマとE先生)でトロッコがおいてあるところをウロウロしていたら、トロッコ担当の方の一人が話しかけてくれて、
「とっても変わった構造のトロッコがあるんですけど、見ます?」
というところから始まり、倉庫の中の整備中のものまで見せていろいろと解説して下さいました。

その方は、昭和19年生まれで、もともと車が好きだった上、大学のときに自動車部に出会ってはまり、整備技能コンテストで日本一をとったこともあるのだそうです。
(卒業後のことは聞きませんでしたが、自動車関係のお仕事だったのかな?
今はリタイヤされて、この博物館のトロッコ部門にいらっしゃるのかな、と想像しています。)

で、いま売ってる車はツマラナイ、とのこと。
エンジンやその他機構が自分でいじれるガソリントロッコが断然面白いそうです。
(蒸気機関のトロッコも置いてありましたが、これは心臓となるパーツ(蒸気機関)が「〇億円」レベルでかかるそうで、今のところノータッチだとか)

ヨーロッパ系の設計と、アメリカ系の設計は、思想が全く違うとか。
アメリカ的な設計思想は、ある意味合理的で、それはそれで納得できる、とのことでした。

動かなかったものを修理して動くようにするなんて、「カーSOS」みたい!
(私自身は車のことは全くわからないし、ボンネットも開けてみないくらいですが、この番組は好きなのです。)

以前ミシン屋さんに行った時も思いましたが、メカを直すお仕事は、なんか楽しそう!
「トロッコ乗車体験」が終わった他の整備士の方々も、倉庫に戻ってきて、みんなでいま修理中の機械を嬉しそうにナデナデしているのです。
(なでなで、ではなくて、何らかの作業だとは思いますが)
羨ましいくらいです。

エンジンとかの機械が好きな方は、是非「古河足尾歴史館」へ!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする