床下断熱リフォームの用事で実家に行ったとき、駅の改札を出てふと顔を上げると、カルディの看板が。
なんと。
駅ビルにカルディが!
何年前からあったのでしょう。ずっと下を向いて歩き過ぎていたせいで、知らないままでした。
この時期、例のアレがあるかも、と期待して行ってみたら、ありましたよ~。
パネトーネ☆
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大小ふたつあり、 大きい方(1kg):コルシーニ Corsini 小さい方(500g):キオストロ・ディ・サロンノ Chiostro di Saronno の2種類です。
小さい方は、以前コストコで買ったもの(クラシコ、チョコ)と同じメーカーのように見えます。
このときはイータリーのムッツィ・トンマーゾの1kgのがほぼ丸々残っている状態だったので迷いましたが、 実家でも少し消費を手伝ってもらえばいいや、ということで、大きい方、コルシーニのパネトーネを買ってみることにしました。 お値段は、税込み2580円、イータリーの半額ちょいくらいです。 かなりのお手頃価格だと思います。
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素敵なタグがついていました。
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あと、カタログみたいなものも。 このメーカー Corsini Biscotti社は、トスカーナ地方のビスケット、お菓子、パン屋さんだそうです。 三代前(祖父)が、その父親(曽祖父)のやっていた家族経営の小さなパン屋さんを受け継ぎ、企業にしてきたとか。 トスカーナ名物カントゥッチーニ(いわゆるビスコッティ)ほか、今では140種類もの製品を作っている企業だそうです。
パネトーネも、クラシコ、3種チョコ、マロングラッセ、アンズ、バター抜き100%トスカーナオリーブオイル、の5種、作っているようです。
さて、カルディにあったのはクラシコ。
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包み紙の中は、簡易な箱で固定されていました。 これは、底も上もあいていて、箱とは呼べないようなものですが、パネトーネをつぶれにくくする効果は十分です。
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横からみると、それなりに高さが保たれています。
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切ってみると、ふっくら感がよく分かります。 色は、とても綺麗な黄色。 フルーツも多めにちりばめられています。
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コルシーニとムッツィを並べてみました。 紙の型の高さは一緒だと思うのですが、その上のふくらみが、コルシーニがだいぶ高いです。 やはり簡易とはいえ紙箱で守られているだけのことはあります。 コルシーニがより黄色く、ムッツィは少しくすんだ色合いですね。
つぶれ具合は、味には基本的には関係ないはずですが、ハレのお菓子であるパネトーネなので、やっぱりつぶれていない方が嬉しい気がします。
食べてみると、とてもしっとりで好印象☆ 生地部分がとてもしなやかでやわらかく、真綿のよう。いわゆるパネトーネらしい、独特の感触があります。 薄ーく柔らかに裂けるような感触があります。 (ムッツィはそうでもなかった)
油脂もそれなりに感じる、リッチな風味。 ちょっと不思議だったのは、後味がうっすら粉っぽいところ。 何のせいかしら。 基本的にはしっとりしているのですが。 粉っぽさはいやな味ではないし、生地のおいしさはムッツィより上かな、と思いました。
店頭で買えて、しかもお手頃価格、味も美味しい、これはお買い得なパネトーネではないかと思います。 カルディ、さすが。
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原材料:(イタリア語の方からの訳。違ってたらごめんなさい) 小麦粉(タイプ0)、バター、サルタナ、オレンジとチェドロの皮砂糖漬け、砂糖、平飼い卵の生鮮卵、天然酵母、脱脂乳、ブドウ糖果糖液糖、蜂蜜、乳化剤、塩、天然香料
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小麦粉は、パンなどに使う、タイプ0を使っているようです。
それで、生地が薄く裂けるような感じなのか・・・。
ケーキなどに使う粉、タイプ00のパネトーネも多いと思うのですが、タイプ00だと、スポンジケーキのようなフワフワ感が強い気がします。