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「こんな実が木になっててね、食べると甘酸っぱくて美味しいの。」 と聞いたら、子供のお絵かき、もしくはファンタジーの世界のことだと思いますよね。 ところが本当に実在するのです。 その名も「グルミチャマ」。
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グルミチャマって、何語? (パントマイム芸人の「が~まるちょば」が頭に浮かびました) お友達の楽子さんからの、沖縄みやげで頂きました。 (楽子さん、素敵なものをどっさり、ありがとうございました!)
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ほら、絵の通りの、シュールな外見でしょう?
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とってつけたようなヘタ。 このヘタはとてもとれやすく、触っただけで簡単にぽろりと外れてしまいます。 この特徴的な見た目を生かすためヘタをつけて出荷するには、おそらくハサミで軸を切って収穫しないといけないはずです。
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花落ち側。 ぴらぴらした細長いものが4枚ついています。 このぴらぴらも、指でひっぱると簡単にとれます。
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ぴらぴらをとったところ。 りんごや枇杷のように、花落ちの痕跡がくぼんでいます。
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切ってみました。 表面は濃い紫色で、とても柔らかい皮。 内側は枇杷のようなプラムのような薄いオレンジ色。 中には空洞があって、白いタネが1個~2個入っています。種の表面はちょっとぬるっとしています。 空洞の壁面は柔らかい組織です(枇杷の空洞壁面より全然気にならない)
これは果物だそうで、甘酸っぱい味です。 しいて言えばさくらんぼに似ています。 表皮はさくらんぼよりずっと柔らかく、傷みやすそうな印象です。 食感は、さくらんぼってぴっちり張りつめたような固さ(果汁はじけ感)がありますが、こちらはちょっと違います。 噛んでみると、「ふに」とスポンジのようなふんわり感がどことなく。 食べてみるとジューシーではあるのですが、すぐには果汁が滴ってこないような印象です。
味は甘酸っぱくて、とても美味。 どことなくマンゴスチンに通じるような香りがあります。
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調べてみると、これはブラジルから沖縄に持ち込まれた果樹のようです。
グルミチャマと呼ばれていますが、ブラジルでgrumichama(グルミチャマ、グルミシャーマ)と呼ばれているものではなく、cherry of the rio grande(チェリー・オブ・ザ・リオグランデ)の方に近いようです(こちらの情報より)。
画像検索してみると、grumichama は今回のものと違って扁平な形状で、可愛いヘタもなし(ブルーベリーっぽいかたち)。
cherry of the rio grande は、今回のもの同様、やや縦長で、ヘタがついています。こちらと同じっぽい感じ。
(検索していたら目についたのですが、これらの近縁で、スリナムチェリー/ピタンガと呼ばれる果物もあって、カボチャみたいな不思議な形!)
先日食べたジャボチカバよりさらに果皮が薄く傷みやすそうなので、なかなか遠くから輸送されて出回ることはなさそうな果物です。とっても珍しく、美味しいフルーツで、大興奮でした。
楽子さん、ありがとうございました!
名前も形もとても可愛い実ですね
ご紹介ありがとうございます
名前も可愛らしいです。
今我が家は狭い庭の一本のジューンベリーが豊作で毎日ヨーグルトに入れて食べています。^^
果物って大体美味しいですよね。
ヘタがくっついているところが、変わってますよね。
このヘタがなければ棗とか、バラ科果実にありそうな感じなのですが。
またよかったらコメント頂けると嬉しいです。
果物、美味しいですよね~。私も箱買いするタイプです。文旦などは(10㎏を)2箱買いました。(もっと買った年もありました)
グルミチャマは温度さえあれば簡単に育つ果樹です。
種捨てちゃいましたか?
乾かしてなければ、簡単に芽が出ますけど。
実の形をよく見たら、丸くないですね、
ということは、これはグルミチャマではなく、
チェリーオブリオグランデだと思われます。
味は似たようなものですが、チェリーオブリオグランデは耐寒性が強く、茨木でも海沿いならば育つ可能性があります。氷点下7度くらいまでは平気です。
うりこさんは屋久島で果樹園建設中とのこと、すばらしいですね!あこがれです!
暑い台湾でも育つみたいですし、桑の木も如何でしょう☆