クアラルンプールで、リトルインディアに行ってみました。
適当にぶらぶらしていたところ(迷ってたともいう)、たまたまインド菓子のお店を発見!
|
それがこちら。 Adyar Ananda Bhavanというお店です。 ベジタリアンレストランで、ショーケースでインド菓子も沢山売っているのです。
|
|
めくるめくインド菓子の世界にすっかり舞い上がって、大変に迷いつつもいくつか購入。
|
|
こちらは2回目に行ったとき。 (旅行中には当然食べきれず、持って帰りました)
食べてみても、インド菓子の謎は深まるばかり。 かじってみても、素材、製法、分類など全然わからないのです。
|
全体に、風味が弱めだからかなあ。ナッツ系のお菓子のはずが、ナッツの味があまりしなかったり、ミルクの味も薄かったり。
製法なのか、鮮度管理の問題かなあ。
以前Onoさんからインド土産に頂いたお菓子や、東京のインド大使館桜バザーで買ったものの方が美味しかったような気がちょっとします。
でも、もう一度クアラルンプールに行く機会があったら、また行くと思います。
訳が分からないものほど、食べてみたくなりますよね(え、違う?)。
お菓子のショーウィンドウを見て、何が何だかさっぱり分からない、というのは大変にもどかしいものです。
「どれも激甘でカロリー過多」と片付けることもできますが、体を張ってでも、自分好みのものをみつけたい・・・。
ショーウィンドウの写真を見直して、復習してみることにします。
Wikipediaに、List of Indian sweets and desserts という項目もあったので参考にしつつ。
インド菓子に詳しい方がいらっしゃったら、ぜひ訂正などお願いします。
|
1 上段両端はkathily(barfiとも)。kathilyは「切片」という意味で形状からくる名前。barfiはミルクなどを使った白いお菓子という意味。右のkajuはカシューナッツ、左のbadamはアーモンド。ほろっとした食感です。
上段中央と下段3つは、菱形のkathilyとは違ってマジパンを思わせるようなねっとりしたお菓子だと思います。上段のkaju roll cakeを買ってみましたが、思ったより風味が弱い・・。
|
|
2 右側はbadam halwa。アーモンドとミルク、サフランを煮詰めたものでしょうか。
黄色いひし形は、kathilyのサフラン色付けバージョン。
|
|
3 上段の緑色のものは名前不明。花のつぼみを模したものかな。マジパンぽいねっとり感があり、ローズウォーターか何かの香りがして好みでした。 その真下の茶色い丸いものは何だろう。
|
|
4 茶色い丸いものの左はaab kesar dri fruit chikkiとあります。 chikkiは、ナッツやゴマなどを飴で固めたカリカリした糖菓のようだけれど、冷蔵ショーケースに入れてあるということはもう少し柔らかい系統のものかもしれない。
|
|
5 右がカシューナッツハルワ。サフランの黄色かな。ぷりん、とういろうみたいに見えるので、小麦粉とシロップを練って、そこにナッツを混ぜ込んであるのかなあ。 左のミルクハルワmilk halwaは牛乳と何かを煮詰めたもの? (ハルワは、インドではむっちりもしくはとろん、とした系統のもののようです。中近東だとショリショリしたお菓子になります)
|
|
6 茶色いのがミルクケーキ。ミルクハルワを更に煮詰めるとこうなるのだろうか。 白くて丸いのがmalai peda。malaiというのは牛乳を煮詰めて作ったクロテッドクリーム状のもの。お店によっては簡略化して粉乳を使っているかも。 同じpedaという名前で、別の店では小さく扁平なお団子状のものも見かけました。丸く型抜きする方が簡略化かな。
|
|
7 左の黄色くて丸いのはkesarサフラン入りのpeda。 右のパイみたいなのは名前がうまく写ってません。小麦粉生地で何かを包んで揚げそのあとシロップに浸したのではないかな。
|
|
8 右のkalakandは、ミルクとパニール(カッテージチーズ)のお菓子。 中央キャロットハルワは、自分でも時々作ります。人参とその倍量のミルクを煮詰めて作ります。ニンジンはかなり粗くおろすもののようです。 左はspl mysore pak。マイソールパックとは南インドで人気のお菓子で、ギー、ひよこ豆の粉、高濃度のシロップを使って作った、ファッジのような食感のお菓子。(ショリっとしている)splは、spetialスペシャルなのかしら。
|
|
9 右のオレンジ色でまん丸なのがmothi laddu。調べてみると、moti choor ladooとも。一番上から2番目の写真に少し大きく写っていますが、ヤマモモのようなつぶつぶ感があります。何かと不思議でしたが、レシピによると、水で溶いた食用色素とひよこ豆の粉を、穴あきお玉で雫状にしながら揚げ、その揚げ玉をシロップで固めたものでした(より大きな揚げ玉だとboondi ladooになる)。食べてみたら結構甘さは控えめで、そのせいかちょっとカビが・・。でも結構好みかも。 下段のチョコレートバルフィは、ココア入りの層と白い層が2層になっているもの。次は買わなくていいかな・・。
|
aaa
|
10 右の丸い揚げパンはbadusha。具などはないプレーンな小麦粉生地のドーナツをシロップに浸したようなものでした。
|
|
11 angoor jamoonは、ぶどうangoorサイズの小粒のグラブジャムーン。
白くて丸いのはrava laddu。セモリナ粉のことを南インドではrava、北ではsoojiというようです。レシピを見ると、ここで買ったのよりもおいしそう。
|
|
12 jangiriは、ウラド豆の粉(black gram flour)を揚げてシロップに漬けたもの。おそらく着色してあります。とても甘そうで見た目もけばけばしくて買いませんでしたが、次はチャレンジしてみるべきかな。
|
aaa
|
13 surya kalaは、小麦粉生地で濃縮ミルクとナッツの粉を混ぜた餡を包んで揚げ、シロップに漬けたもの。 その左ボンベイハルワbombay halwaは、コーンスターチでつくったわらび餅的なもの。これは作れるし買わなくてもいいな。わらび餅にもカシューナッツやカルダモンパウダーを入れてしまえばいいのだわ。 maa ladduは、炒ったひき割りひよこ豆を粉にして、ギーや砂糖等を混ぜて丸めたもの。似たものに生ひよこ豆の粉を炒って同様に丸めるbesan ladduというのがあるのだけれど、どう違うのかは不明。
|
|
14 kala jamoonとgulub jamoon。違いは、カラ(黒)ジャムーンの方が色が濃いところのようです。
|
|
15 cham cham、spl bengali、rasa berryは、どれもカッテージチーズを濃いシロップで茹でたもの(スポンジ状になる)がベースではないかと思います。cham chamは何か挟んであるみたい。bengaliは買ってみましたが、バタークリーム(もしくはショートニング系か?)で飾ってあるのかな。
|
|
16 spl bengaliはものすごく甘くて、次は買わなくていいかな、と思いました。
|
|
17 champakaliは、cham chamの色違いかなあ。champakaliで検索すると全然違う揚げ菓子が出てくるのです。 malai sandwichは、パンにクロテッドクリーム的なものを挟んであるのかな? 下段のカップ入りは、もう何が何やらって感じですが、右からrasmalaiは白いチーズスポンジをクリームに入れたもの、badam milkは粉砕したアーモンドを牛乳で煮たアーモンドミルク、basundiはミルクとコンデンスミルクを煮詰めてナッツを入れたもの、rasgullaはチーズスポンジのシロップ漬け。
|
リトルインディアの近くに、LULU Hypermarketという大きなスーパーマーケットがあります。
ここにも各国の食材がてんこもり。
|
18 インド菓子もありました。 菱形のバルフィ、ころんと丸い団子状のpeda。 黄色い方はサフランを使っているせいか、お値段だいぶ高め。 白いバルフィと黄色いペダを買ってみましたが、甘さ以外の風味が弱く、期待したほどではなかった・・・。
|
|
19 もう一軒、リトルインディアの南側にインド料理とお菓子のお店が(Jai hindかも)。 割とむさくるしいたたずまいのお店で、お菓子の見た目(切り方)もラフな感じ。でもひっきりなしにお客さんが来ていました。写真は外からの1枚だけ。 いくつか買ってみたけれど、他よりすごく上、というほどではなかったかな・・。
|
クアラルンプールは大きな町ですし、ほかにもインド菓子のお店があるようです。
次の機会があれば、ほかのお店も行ってみたいものです。
見たことも、むろん食べたこともありませんが、一度はいただいてみたいものです。
Fujikaさんはお幸せですね。
taekoさんがご近所だったら一緒に味見お願いしたのになあ・・。