初めて見る柑橘があったので、買ってみました。
名前は「ゆめほっぺ」。
山口県で開発された品種のようです。
調べてみると、ゆめほっぺというのはブランド名で、品種は「せとみ」で、2004年に品種登録されたものだそうです(ううむ。品種も書いておいて欲しいなあ、もう・・・)。
食べてみると、外側にくっついている白いフワフワは、味・食感にはほとんど影響なしです。
果肉のツブツブ・パリパリした食感が、私はすごく好み。
そして、甘さが濃厚!
いわゆる果汁がしたたるタイプではないのですが、噛みごたえのある果肉を噛んでいると、口に濃厚な風味が広がります。
(このあたりから、「ほっぺ」という名前がついたのかな)
酸味もあるので、甘い温州みかんのような薄甘さではなく、濃厚なタンカンに近い印象です。
じょうのうが極薄で果肉の味のみが前面に出てくるので、タンカンよりもっと濃厚かもしれません(タンカンはじょうのうがやや分厚い)。
タンカン系の濃厚な甘味と、パリパリ系の食感が好きな方にはオススメです。
皮がやや厚めなのも、安心感があって私はいいと思います。
最近は極薄の皮の柑橘が流行っていますが、恐らくある程度厚い方が栽培しやすいでしょうし、買った後も保存がききそうに見えます。
ちょっと不満が残るのは、まずは名前かな。
「せとみ」(2004年品種登録)というのは、「せとか」(2001年品種登録)や「はるみ」(1999年品種登録)と紛らわしい・・・・。
せとみの品種登録時には、せとかやはるみは既に登録されていたはずなのに、意図して似たような名前にしたのだろうか。
また買いたい美味しい柑橘なのですが、覚えらないかも・・・・。
ゆめほっぺ、というブランド名を別途立ち上げたのも、うーむ、という感じ。
どちらの名前にも、山口県らしさもないし。
むしろ、覚えやすい名前で一本化した方がよかったんじゃないかなあ・・。
愛媛県が女の子の名前で攻めているような気がするので、山口県は、えーと、幕末志士の名前で攻めたらどうだろうか?
「晋作」とか。 (?)
甘い柑橘に勇ましい名前ではダメかな。(批判しちゃってますが、自分にもセンスありません、すみません・・・)
剥いたときに、白いフワフワがみかんに残るのも、第一印象的にはいまひとつでした。
(食べてしまえば、気にならないのですけれど)
甘平は、薄い皮を剥くと、アラバスターのような半透明な果肉が現れて感動ものでしたが、せとみは、それとはだいぶ違う感じで、剥いた瞬間、ちょっともっさり冴えない感じ。
でも味は、高級柑橘「せとか」に負けないです。
「せとか」の、ちょっとhairyな妹分、という風に覚えよう。
晋作おもしろすぎー!
えへへ。ありがとうございます~。
私は、「ももえ」を真っ先に思いつきましたが。
山口だから、百恵、なのですね!
私ったら鈍すぎです・・・。