もひとつ、こちらもmiyakoさんから頂いた柿です。
miyakoさんのご実家にある木で、「御所柿」というそうです。
明らかに見慣れない形の柿です。
2008/11/26 ころりんとした御所柿
御所柿というのは初めて聞く名前です。
鳥取には花御所柿という晩生(収穫期11月中旬~12月上旬)のゴマの入らない甘柿があります(写真は、たとえばこちらをご覧下さい)。
(JAとっとりのHPによると・・・)
今から約210年ほど前の天明年間に、郡家町「花」の農民・野田五郎助という人が大和の国(現在の奈良県)から「御所柿」の枝を持ち帰って、渋柿に接木したのが始まりで、当時は「五郎助柿」とよばれていた。
1908年(明治41年)に米子で開催された山陰鉄道の開通記念博覧会で一等賞を得て有名になり、その後植えた土地の「花」+原種名「御所」で、「花御所柿」と命名された。
肉質がとても緻密で果汁が多く、糖度が20度以上でとても甘い品種です。ただし、熟していない時はまだ渋く、11月になって霜がおりるようになると葉が落ちはじめ、実も赤くなって甘くなります。収穫期が11月中旬から12月上旬と他の品種に比べ遅いので贈答用に使われる。
奈良の御所柿は、地名の御所(ごせ)から来ているので、読み方は「ごせがき」かもしれません。
「御所柿」で検索すると、岐阜にも天神御所柿というものがある(あった)そうです。
こちらの断面図を見るとやはりハート形なので、奈良の御所柿と近縁なのかもしれませんね。
以前花御所柿は買ったことがあります。
(ブログの記事にしなかったのが悔やまれるわ・・・)
こちらにあるように、ヘタが窪んでおり、ヘタを下に置くと、おしり側が綺麗な四角錐で盛り上がっています。切ってみると縦断面はハート形、横断面は丸みを帯びた四角形です。
ところがmiyako家の御所柿、花御所柿とは違う系統のようです。
上から見ると、まん丸。
2008/11/26 miyako家の御所柿
そしてどの柿とも違っていると思ったのが、横から見た形。
ヘタ付近が盛り上がって、ころんころんのまん丸です。
か、かわいい・・・・・☆
果肉にはゴマがないタイプです。
そして味は、非常に濃厚な甘さ!!
干し柿より甘いかも、と思うほどです。
これは絶品。
鳥取の花御所柿は、糖度20度を誇るそうだけれど、これはもっと行くのでは。
何しろおいしい柿でした。
miyakoさん、ありがとうございます!
なんと樹齢100年!
すごい~。きっと大きいのでしょうね。
剪定とかもされているのでしょうか。
この苗はひいおじいさまが植えられたのでしょうか?
こんな美味しい柿がお庭にあったりすると、ご先祖様って有り難いなーと純粋に思えますね。
この御所柿の木は盆柿や富有柿(2本)と隣り合わせているので、長年の間に本家とは違った柿になっているかもしれませんね。
樹齢も100年以上経っていますし・・・・
実家の父や兄は、家にある柿の中で一番この柿が好きです。木で完熟させると富有柿に負けないくらい甘いです。