採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

柑橘 たまみ

2016-03-08 | +フルーツ

2月中旬、我が家にいろいろな柑橘が揃っていました。
 

柑橘

一番巨大なものから時計回りに、晩白柚、ポンデローサレモン、甘夏、甘平、八朔、じゃばら、たまみ、麗紅、天香(あまか)、媛小春。
真ん中は金柑。
(かずさん、miyakoさん、ありがとうございました!) 

ミカンサイズでオレンジ色のものが、どうも覚えられません。
昔食べて好きになったのは、せとか、だったか、何だったか・・・。前の記事で「あまか」をご紹介しました。これひとまずは頭に入ったはず。 

柑橘たまみ



つぎはこちら、 たまみ です。
「か」で終わるものが多めですが、これは「み」終わり。割と覚えやすいです。うむ。

ヘタ付近が少しシワシワっとつぼんでいる形状です。
 

柑橘たまみ



皮は薄く、手で剥きやすいです。

じょうのうは食べてしまえるミカンタイプ。
味は、伊予柑に似て濃い甘みと適度な酸味。
そして何やら洋風な、いい香りが立ち上ります。 
わっ!?何の香り?と思うほど。 

よし、たまみは、伊予柑の年の離れた小さな妹で、お母さんが外国人と再婚して生まれたハーフの女の子、
ってことにしよう。
(すごく強引な例えですが、こうでもしないと覚えられない・・・)

なお、本当の交配親は、「清見」と「ウイルキング」です。
剥皮しにくくて食べにくい「清見」を種子親に、香りと甘味が強く剥皮が容易であるが果実が小さい「ウイルキング」を花粉親にして育成されたそうです。


・果実は平均 150g位
・果形は扁球形で果形指数 130位
・果頂部はやや凹んでいるが、果梗部は平ら
・果皮は橙色で、果面はやや滑らか
・果皮の着色開始は11月上旬で、完全着色は12 月上旬
・果皮の厚さは2mm内外で、薄く柔らかいので剥皮は容易
・浮き皮はほとんど発生せず、発生しても軽度
・果肉は橙色で柔らかく、 果汁量は多い
・じょうのう膜は薄く柔らかいので食べやすい
・す上がりの発生はほとんどない
・果汁の糖度は12%内外で高く、酸含量は1月中旬には 1.0%程度
オレンジ様の強い香気があり食味は良好


という特徴。


かずさんによると、このたまみは今のところ愛媛県では上島町(かみじまちょう 瀬戸内海に浮かぶ18の島からなるまち。レモンで有名な岩城島もこの町に含まれます)だけで育てられているそうです。
(上島町で栽培推奨品種として認定)
もしみつけたら、買い!ですよ☆



■参考情報
農研機構 品種紹介  たまみ 
たまみ リーフレット (PDF) 

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2 コメント

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かんきつ (ちひろ)
2016-03-11 11:37:31
今季の一番のお気に入りは「スイートスプリング」という、八朔とみかんを掛け合わせたものらしいのですが、これにハマってたくさん食べました☆
八朔の食感/苦みとみかんの甘みが合わさった感じかな?とにかく香りが素敵なんです~もちろんピール作りました。
12月~2月くらいが旬のようで、もう終りかけなのが寂しいです。
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河内晩柑 (●ちひろさま~Fujika)
2016-03-24 11:09:08
スイートスプリング、以前食べたことあります~。
みかんみたいに甘くてジューシーだけれど、八朔みたいに皮が厚い系の新品種って、比較的珍しいですよね。
ピールにはぴったり。
最近の甘い柑橘は手で皮が剥けるようになっていて、ピールにはならないものが多いですよね。

これからの季節は、河内晩柑でしょうか。こちらもいい香りで大好きです。ピールにもなるし☆
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