採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

スパイシートマトケチャップ

2020-09-01 | +野菜系保存食

お友達のミヤジマさんのおうちにキョウコさんと一緒にお邪魔して、手作りランチをご馳走になった上に、お庭の野菜をどっさり頂いて帰ってきました。
菜園はご主人様の管理。
プロ顔負けの美しい野菜を育てていらっしゃいます。


生野菜に加え、ニンニクの黒酢漬けを分けて頂いてきました。

ニンニク黒酢漬け

こんな感じ。
漬けてある立派なニンニクは、もちろん自家菜園のもの。無臭ニンニクだったか、福地系だったか、伺ったはずですが忘れてしまいました。
黒酢もとってもいいものを買ってきて漬けたとのこと。

ニンニク黒酢漬け

鱗片を包む薄皮ごと、生ニンニクを漬けたとのことですが、何年ものだったか、熟成が進んで、皮はないのかと思うくらいに柔らかに、中身もとろりん、となっていました。
ニンニクの強い刺激はすっかりなくなり、酸味もちょうどよくて、ビーツピクルスのよう。

このはとろり感を生かして、トマトケチャップ的なものが作れそうだわ、と思って、ずうずうしくも、たっぷり譲って頂いてきたのでした。


レシピはいろいろありますが、今回は家にあるもので次のような感じ。
りんご、玉ねぎ、セロリなどを入れるレシピもあるようです。

■■スパイシートマトケチャップ
■材料
トマト缶詰 3缶
ニンニク黒酢漬け 2カップ分くらい
玉ねぎ 1個
スパイス(オレガノ、パプリカパウダー、赤シシトウ粉、コリアンダーパウダー、セロリシード、シナモン、ナツメグ)・・・今回ちょっと迷走気味
塩レモン
酢、砂糖


トマト缶、ニンニク黒酢漬け、玉ねぎを、スティックミキサーで粉砕し、ザルで濾します。

自家製ケチャップ

しっかり濾すと、残りかすはこんな感じ。
結構カスが残りますね。
液体は、とってもしゃばしゃばのゆるさ。

自家製ケチャップ

とっても滑らかな液体が出来上がりました(なめらか系ソースを作るのは自分では珍しいことです)。
ここに、スパイスを適当に投入し、しばらく煮立てます。


この後、煮詰めていくのですが、この時期、コンロの前に立ちっぱなしは大変。
なのでドライトマトの要領で、外の晴天を利用します。

自家製ケチャップ

鍋ごと外へ。
これでしばらくおいて、水分を飛ばします。

この方法は、以前、何かの本で、ベリー系のジャムの作り方を見ていてみつけたもの。
「ベリーのような(傷みやすそうな)ものを常温放置なんて!」と最初は驚愕しましたが、ドライフルーツだって天日に干して作る訳ですし、火にかけるよりも低い温度で水分を飛ばすのは、風味も維持されていいかも・・。

ただ、湯剥きした生トマトを放置すると数時間で発酵することもあるので(経験あり。作業の合間、ちょっとおいておいただけなのに・・・)、ひと煮立ちさせてから干してみました。


自家製ケチャップ

折をみて、時々混ぜ返します。
明らかに、表面が煮詰まって、濃厚な層を形成しています。
下の方が水っぽいので、よく混ぜます。

自家製ケチャップ

一日干すと、かなり濃厚になって、最初とは大違い。
最初は水面が平らでしたが、ぽったり盛り上がるようになりました。

これを再度加熱し、スパイスや酢なども追加して軽く煮詰めていきます。
ケチャップって、嫌いじゃないけれど、最近買っていないので、どんな味にしたらいいかよく分からず、アレコレ入れてしまいました。
(味見して、セロリの風味が欲しい気がしたけれどなかったので、セロリシードを少し入れてみたり)

適当なところで妥協して、瓶詰。

自家製ケチャップ

全部で6個できました。

自家製ケチャップ

もったり濃いソースが出来ました。
味は、ケチャップよりはフルーティさが少なくて(りんごがなかった)、少し辛さがあって(赤シシトウ粉)、ピザソース的に使えそうかな、と思います。

ケチャップは、使うときにカレー粉を振るのも美味しいです(ドイツのやり方だそう)。
これも、なんだったら食べるときにカレー粉を振れば、やや迷走した味付けをごまかせるかも。

 

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