先日、miyakoさんから、珍しい貝を頂きました。
(Miyakoさん、ありがとうございました!)
その名も「沖しじみ」。
通常のシジミは正式にはヤマトシジミといって、汽水域でとれます。
で、身をつつくのは、「ま、いっかな」と思うくらい、小さい貝ですよね。
ところがこのオキシジミは、海水産。
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(白いお皿は何かと言うと、塩水がちょっと足りなくて水位をあげるため用) 見た目は黒っぽくて、あのシジミによく似ています。 で、サイズが大違い。
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どーん! ハマグリほどもある、大きな貝です。 目を疑う大きさ!
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シジミはクリーム色というか地味な色の身だったと思いますが、オキシジミはオレンジ系。 外見はよく似通っていますが、種としてはだいぶ遠い間柄のようです。
ヤマトシジミ:軟体動物門二枚貝綱異歯亜綱マルスダレガイ目シジミ上科シジミ超科シジミ科シジミ亜科シジミ属ヤマトシジミ亜属 オキシジミ:軟体動物門二枚貝綱異歯亜綱マルスダレガイ目マルスダレガイ超科マルスダレガイ科オキシジミ亜科オキシジミ属
浅利がとれるよりも、やや泥っぽいところに生息しているそうで、ハマグリ名産地の桑名で、絶賛売出し中の貝なのだそうです。
今回は、酒蒸しで頂きましたが、ヤマトシジミとは違う風味です。 アサリともハマグリともムール貝とも違って、この貝独自の風味があって、美味しい貝でした。 アクをとらないと臭みが残る、と書いてあるところもありましたが、酒蒸しであくをとるのは貝がゴツゴツして困難。 さぼってしまいましたが、特に気になりませんでした。
ハマグリ産地の桑名では、白い身で上品なハマグリに比べて身が赤くていまひとつ、という人もいるそうなのですが(miyakoさんからの情報)、我々は、大変美味しく頂きました☆
調理のポイントは ・砂を吐かせ、貝殻は同士をこすりあわせるように、よく洗う。 ・生ではなく加熱調理がよい。加熱するととても沢山水分が出る(身は結構縮む) ・貝の身に塩分がかなりあるので薄味で ・殻が薄くぴったり閉じているので、生のうちは殻から実をとりだすのは結構難しい です。
酒蒸しはぴったりの調理法でした。 おいしいダシがたっぷり! 貝殻ですくって食べても、まだあります。なので翌日にキープ。 トマトなどを足して、翌日、二人分のパスタが作れました。
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Miyakoさん、御馳走さまでした!!
■参考情報
ぼうずこんにゃくの市場魚類図鑑 オキシジミ
桑名の沖シジミ通販
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