かなり年代物の、塩レモン的なものが冷蔵庫にありました。
だいぶ前、頂きもののスダチで作ったもの。
当時、スダチや青柚子、レモンなどいろいろな柑橘で作り、これが最後のひとびんです。
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に、2012年ですって・・・。
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でも、開けてみると、全然問題なし。 塩レモン的なさわやかな香り。 (すだちなので、レモンよりは香りは弱め) 長く漬け込むことで、固かった皮は煮込んだように柔らかくなり、柑橘の皮の香りが強くなり、苦味は薄れます。
シーフード系のトマト煮に使うと、とてもさっぱりして美味しくなります。 なので、使いやすいように、種をとって、ピュレ状にしておきます。
香りはとてもいいのだけれど、とても塩辛いです。 (よく覚えていないけれど、保存期間の途中で、もたせるために塩を足したかも。) トマト煮にちょっと入れるくらいでは減らなさそう。
何かと混ぜて、薬味のような感じに出来ないかな。
ふと思いついて、沢山ある青唐辛子と混ぜてみることにしました。
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青唐辛子と、塩レモン。
実験なので、少しだけ。
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スティックミキサーで粉砕してみると、思いのほか綺麗な緑色のペーストに。 舐めてみると、おお、これは・・・柑橘の香り+青唐辛子の辛さ・・・ 柚子胡椒ぽい感じ。
柚子胡椒は酸味はない場合が多いですが、これは酸味も結構あります。 そして、ほのかに中近東の気配。 (塩レモンの発酵風味がそれっぽくなる)
なかなか美味しいかも。 とりあえず柚子コショウ的な使い方を想定して、冷凍庫へ。
いっそもっと中近東風に、ということで、スパイスも入れてスクッグに似たものを作ることにしました。 スクッグは、2011年に初めて作って、ほぼ毎年のように作っています。検索したら2016年にも。 青唐辛子、コリアンダーリーフ、クミン、塩を混ぜて作る、中近東風薬味です。
今回は、コリアンダーリーフがないので、塩レモンペースト、青唐辛子、クミン、たまたまあったバジル少々。
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クミンシードを入れると、とても中近東風。 (最初キャラウェイシードをちょっと入れてみましたが、これじゃない感じで、クミンを追加) コリアンダーリーフ(パクチー)が欲しいところですが、これはこれでいいかな。 スクッグに近い雰囲気ですが、塩味が強く、柑橘の香りと酸味のパンチも効いています。
去年、韓国唐辛子で作ったスクッグもまだ沢山冷凍庫にあるのだけれど、これもまた小瓶に詰めて冷凍しました。
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スクッグは、実は私は、おでんに添えるのが好みです。
特にだしの沁みた大根によく合います。
昨冬は、あまりに暖冬でおでんは一度も出番なし。なのでスクッグも減らず・・・。
なんでもいいから添えてみて(トマト煮はいいけど、カレーは違うな・・・)、消費促進したい・・。
このあと、思いついて、鶏むね肉を、このスパイス入りの方と、あとヨーグルトと少々で漬けこんで焼いてみました。
消費したいあまり、ペーストを入れすぎて、やや塩辛くなりましたが、味としてはアリ。
この方向だと薬味的使い方よりも減るし、いいかも。