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採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

お魚大作戦

2019-12-24 | +肉・魚系保存食

先日、福井のお魚を沢山頂いてしまいました。
(Nさま、ありがとうございました!)

日頃丸のままのお魚を扱う機会は少ないです。
その日の予定は全部キャンセルして、お魚と格闘しました。

幸か不幸かダンナサマが留守。
夜ご飯の準備はさておき、加工に専念できました。


福井のお魚

ぴちぴちのお魚!
アマダイ、鯛、ウマヅラハギです。
これまでの人生でさばいた数を通算しても、それを超えると思われるお魚の量。
(イワシは除く)

今後のために、作業のコツを書いておきます。

・魚を仮置きするための保冷エリアを準備する。(トロ箱+保冷剤+新聞紙+ビニール袋とか)
・はやる心をおさえ、対象となるお魚のさばき方をyoutubeで予習。2回くらい見る。

・透明な大きいビニール袋の中に新聞紙を敷く。
・その中でウロコをとる。極力丁寧に、落ち着いてゆっくり。
アマダイは、側線上にとても固いウロコがしっかりひっついているので、がんばってむしりとる。
・お腹をあけて、エラと内臓をとる。保冷エリアへ戻す。
・ウマヅラハギは、背びれのとんがりと、口を切り落とし、皮を剥く。
(詳しくはYoutube参照。エラもへんなところについてるのです)
・1匹ずつそれぞれよく洗う。ここでウロコもよくチェック。お腹の奥は、包丁で傷つけてから歯ブラシで血合いをおとす。
・1匹ずつキッチンペーパーで外側を包み、お腹の中にも詰め、数匹ずつまとめてビニールに入れて一旦冷蔵庫へ。全部についてやる。
・ウロコや内臓をゴミ捨て。流しや包丁、ハサミなども綺麗にする。ちょっと休憩。
・1匹ずつ冷蔵庫から取出し、3枚おろし。タイとアマダイは皮つき、ウマヅラハギは5枚おろしにして薄皮もとる。
 中骨もとり、フィレはキッチンペーパーに包んでからラップに包み、冷蔵庫。
 (白身魚の場合は、この状態で2,3日は保存可能でお刺身にもできるようです)
 アラはボウルに入れてためておく(必要に応じて頭、中骨、その他、などパーツごとに)。きちんと拭いてあればここで汚い汁は出て来ない。
 このとき、胸ビレなど余分なヒレの先端は切り捨てておく。
 全部についてやる。
・フィレは、昆布〆にするならば、昆布に挟んで一晩なじませ、冷凍(皮つきで可)。
(今回は、昆布に挟んで24時間後に冷凍、というものと、24時間キッチンペーパーに包み、その後昆布に挟んですぐ冷凍、というのをやってみました。
理由は特になくて、なんとなくなりゆきで・・・)
 もしくはピチットに挟んで冷凍。(今回はぴったりラップというのもあり)
 (アマダイは、1匹だけ、ウロコお腹とりの状態で、丸ごとピチットに包んで冷凍してみました。後日アクアパッツァにしてみる予定)

・アラは、お友達のわらびさんに教えて頂いたレシピは、あら煮、カマ焼き、しんじょ、豆腐汁、鯛めし、鯛めしにあら汁を掛けて猫マンマ、ホイル蒸しなど。

今回は、私は全て保存を考え、また全部まとめて加工したかったので、煮てダシをとり、身はなるべくほじってみることにしました。

 

福井のお魚

沢山のアラ。
頭は、煮てしまうのでカブト割にせずまるごとです。(包丁も非力だったし手間を省きたかった)
ここに塩を振ってさっとお湯をかけました。
頭にはとくにちゃんとお湯をかけ、胸鰭付近に固くひっついたウロコをここで取るといいかも。
熱が加わるとウロコってとりやすくなりますよね。
(今回は配慮が足りず残ったまま・・)

さて、煮ます。 

福井のお魚

地獄のような光景に。
(生姜と昆布が入っています)
・・・よく考えたら、鍋をふたつに分けて煮ればよかったのかも。

西洋風にぐつぐつ煮た後で濾そうかな?とふと思ったこともあり、しっかり煮てしまったのだけれど、身をほじるならばさっと煮た段階で一旦取り出すとよかったかも。
(で、身をほじった後に骨だけ再度煮出してダシをとる)
 

福井のお魚

ほよほよに煮えてしまったアラから身をほじり、小骨をよりわけるのは結構大変でした。
プシュケーの気分。
(しかもウロコはもはや肉眼では見えず、ちょっと混入・・・)
なんとか身をほじり出して、全部で2皿分になりました。

 

福井のお魚

ほじった身は、スープに再投入。
これをパック詰めして、冷凍しました。

見た目はアレですが、すごく濃厚な魚のダシがでていて、臭みは全然なくて、美味しいです。
スープかけごはんで食べてみましたが、小骨、ウロコは許容範囲(1杯で4-5個)。
 

これを炊き込んだら、鯛めしになるはず。
生姜や昆布が入っちゃってますが、スープドポワソンとかにも展開できるのでは・・。


この日一日で、ものすごく経験値が上がった気がします。
やっぱ、大量に作業するっていうのは勉強になります。


知人から聞いた話ですが、ご主人のご実家から、2か月に一度くらい、冷凍のお魚(フィレになった状態)がどっさり届くのだそうです。
で、しょっちゅう魚のフライや唐揚げ、天ぷらを作るそう。
サイズは小さくてもいいので、お魚のフィレが冷凍されていたら、すごく便利ですよね。
(中高年の我が家では、揚げ物じゃなくて蒸し物とかがいいかも、だけど)
アラは茹でて(身はほじらずに)ダシだけとったらすごく楽。

今度、さばく練習がてら、またまとめ買いするのもいいなあ。

コメント (2)
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