採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

ニンニク2015:島ニンニク試し堀り、吊す場所作成

2015-05-18 | +ニンニク

畑のニンニク、全体的に不調です。
春の長雨で、軟腐病(?)でいくつも死んでしまいました。
その後、ようやく雨が止んで好天が続くようになってからは、今度は瞬く間にサビ病が蔓延。
遠目から見ると、全体に茶色いです。ぐすん。
本来ならばまだ青々としていて、たっぷり光合成して欲しいのに・・。
 

ニンニク試し堀り

特にこの辺り、(画面左上1/4あたり)が茶色く、もはや枯れかかっています。
ここらは、島ニンニクとその珠芽を植えたエリアです。 

ニンニク試し堀り

地上部はこんな感じ。
もう枯れて溶ける寸前?
あちゃー、と思って掘ってみると・・ 

ニンニク試し堀り

おお?
なんか、ニンニクっぽくなっています。

ニンニク試し堀り

それでは!、と、似たような枯れ具合のものを選んで掘ってみました。

ニンニク試し堀り

そうしたら、こんな、葱くらいのものもいくつか・・・。あららん。
はやかったかな、やっぱ。 

ニンニク試し堀り

試し堀りの全体はこんな感じ。
ニンニクっぽいものもあれば、ネギのようなものもあり。

ニンニク試し堀り

折角なので、未熟なものの中味をチェック!
切り開いてみます。

ニンニク試し堀り

中は、こんな感じ。
全ての皮が、まだ分厚くみずみずしいです。そしてニンニクの鱗片はまだ目立たなくて、どこ?という感じ。

一部の皮が傷んでいるものもありました。そういうものは、おそらくどんなに待ってもちゃんと成長はせずに腐る方向だったかも。

ニンニク試し堀り

中央の花茎も柔らかく、先端の珠芽も成熟していません。

(珠芽の成熟が、ニンニク鱗片成熟の目安になる気がしてきました) 

ニンニク試し堀り

鱗片の皮と、鱗片。
鱗片の皮も鱗片自体も同じようなみずみずしさなので、タマネギみたいです。 

ニンニク試し堀り

そういえば、本格収穫までに、干す場所を用意しないといけません(忘れてました)。
昨年はワイヤーラックの棚板を使いましたが、いまいち使いにくかったため、今年は方針変更。
端材2本に長い釘(ネジ)を打ち、パイプハンガーに斜めに固定して、こんな風にしてみました。
細い金属棒を釘にひっかけて5本乗せられるようになっています。
はてさて、使い勝手はどうかな。



■参考情報
ニンニクさび病 (参考サイト(1) (2) (3)
ニンニクさび病菌(糸状菌(かび))が原因で発生する空気及び水媒伝染性の病害である。
さび病菌は絶対寄生菌で、生きた野菜の細胞に限って生活することができる
春の発生は主にニンニク上で越冬した夏胞子あるいは潜在菌糸から発病が始まる。 以後は収穫期までニンニク上で伝染が繰り返される。
ニンニク被害残さ上の夏胞子は夏季の気温条件下で生存できず、越夏できない。
ニンニクの収穫期が近づくと生葉上に冬胞子も形成される。 冬胞子はニンニク被害残さ上で越夏・越冬するが、伝染源としての役割は小さい。
→ニンニクの茎葉を畑においておいても、伝染源の心配は少ないということ。 

ニンニク収穫後はネギ等の上で菌が生育し、それが秋の植え付け後にニンニク上に再度感染する。 

低温多湿、窒素過多の環境で多発しやすい。
今年は4月に雨が多くて寒くて、さび病発生にぴったりの環境だったのかも。

スギナ茶(スギナを干して、1リットルの水にひとつかみを入れて煮だしたもの)を葉面散布すると効果的との話も。
あと、酢(または木酢や竹酢など)を散布して葉のphを下げることで、発生をある程度防げるとか。 

来年は早春にスギナをいっぱい摘んでスギナ茶を作り、さらにそこに酢をちょっと混ぜ、数日おき(←これが大変そう)に散布してみるかな・・? 

コメント (2)
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