採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

焼き林檎のせタルト

2008-10-29 | +お菓子(西洋)
りんごの季節になると1度は作るのが、薄切りリンゴの積み重ねオーブン焼き。
マーサスチュワートのお料理番組で数年前に見たものです。

りんごを切らずにまず皮を剥き、それを縦半割にして薄くスライス、適宜芯を除いたものを積み重ね、低温のオーブンでじっくり焼く、というものです。
味は、くし型切りを電子レンジでチンしたのと同じなのだけれど、薄切りを積み重ねた様子が何だか美しくて、つい作ってしまい、でも味はりんごよね、といつも思うのでした。

例年は、薄切りを、一枚ずつ、鍋の中に積み重ねていたのですが、今年はカジノのディーラーがトランプを並べるように、そろえて置いたりんごを斜めに倒すようにしてみました(分かるかな?)。

それを5個分(miyakoさん、紅玉ありがとうございました!)。
積み重ねる時はすきまがいっぱい出来ますが、加熱すると自然にしんなり密着するので大丈夫。

更に、「単なるりんごよね」という印象をなくすため、ちょっと頑張ってタルトに仕立てることに。

■■焼き林檎
■材料
りんご(ふじや幸寿など、煮くずれにくいものがよい)
テフロン加工の、オーブンでも使える鍋(壊れた電気釜の内釜を使っています)
■作り方
(1)りんごの皮をむき、縦半割、薄切り、芯をとる。
芯をとるのは、いつも薄切り後、クッキーの型抜きを使っています。
(2)適宜鍋に並べる。出来上がりは逆さまになるので、それを考慮して。
今回は、一度別の器に、上面が綺麗になるように並べ、それを逆さまにして鍋に入れてみました。
(3)オーブンペーパーに穴をあけて紙ぶたにし、落としぶた、重石(お皿など)をして140度くらいのオーブンで1時間~1時間半(同時に焼き芋などするとよいかも)。
吹きこぼれるので、天板にオーブンペーパーを敷くなど対策をとった方がよいです。

■■タルト
(1)タルト皮を空焼きする。
(2)ヘーゼルナッツクリームを詰めてまた焼く。
(3)出来上がった焼き林檎を上手にひっくり返してのせる。


いやにひっくり返す作業が多いタルトでした。
もっといい方法があるかも。


さて出来上がり。
案の定ひっくり返しは結構難しく・・・


2008/10/25作
2008/10/25作 林檎タルト
20cm(22cmだったかな?)のタルト型で、リンゴは5個分です


並びが少しでもマシなところを撮影・・・。

 

2008/10/25作
2008/10/25作 リンゴタルト断面


リンゴ部分がソフトなのでどうなることかと思いましたが、一応切っても形を保ってくれました。
たまたまあったヘーゼルナッツと林檎の相性もなかなか(アーモンドクリームでもいいと思う)。リンゴ部分が水分たっぷりなので、このクリームは必須です。
タルト皮は、お友達に教えて頂いて今回初挑戦のレシピです。伸ばすときかなりこね回してしまいましたが、そこそこサックリ仕上がりました(aiwhasさんありがとうございます!)。もっと作って練習しなくては。

ヘーゼルナッツクリームの中に、炒ったくるみを入れたらどうだろうか。
全体的に柔らか~な食感なので、少しアクセントになっていいかも。


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追記:
カットしてから冷凍しておき、11/3頃に両親にも食べてもらいました。
アップルパイみたいなもの、と説明したのが悪かったのか、食べながら考え込まれてしまいました。父のイメージするアップルパイとは違った模様。
アップルパイのりんごは色がついていなくて、もっと黄色いよね、と。
あと、ヘーゼルナッツクリームに比べてりんごの存在感が弱いするそうです。
(確かに、思ったよりリンゴの層が薄くなった)
母も、このタルトのりんごはサクサクしていないのね、と。
どうやら二人にはタルト・タタンの認知度は低い模様。

サクサクで、りんごに色がついていないタイプのアップルパイも作ってみるかな。
でもパートシュクレ以外のパイ皮って何だか苦手なのだけど・・・。


コメント (10)
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